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PiTaPaベーシックカード完全ガイド!作り方・年会費・家族カードを解説

PiTaPaベーシックカードのすべてがわかる!
入会から使い方まで徹底ガイド

関西圏の移動やショッピングを一枚でスマートにしてくれる「PiTaPa」。
その中でも、クレジット機能がなくシンプルに使える
「PiTaPaベーシックカード」に焦点を当てて、
申し込み方法から便利な使い方、
知っておきたい注意点まで、
わかりやすくご紹介します。

  • ページ更新日:10月15日




PiTaPaベーシックカードとは?
クレジット機能なしのシンプルな一枚

関東のSuica・PASMOのように、
関西圏で広く普及している交通系ICカードが「PiTaPa」です。

PiTaPaには、使った分だけ後から口座引き落としになる
ポストペイ」機能と、
事前に現金でチャージしておく従来の方法があります。

数あるPiTaPaカードの中でも「ベーシックカード」は、
交通乗車やショッピングといった
PiTaPaの基本機能だけを備えた、
最もシンプルなカード
です。

原則としてカードは登録した本人しか使えませんが、
家族向けに「家族カード」を発行することも可能です。

利用代金は本会員の口座からまとめて引き落とされるため、
家計管理がしやすい点も魅力です。

PiTaPaベーシックカードの作り方!
申し込み資格と家族会員の条件

PiTaPaベーシックカードを持つための、
具体的な条件を見ていきましょう。

本会員の入会条件

本会員として申し込めるのは、
高校生を除く満18歳以上の方」です。

未成年の方が申し込む場合は、
親権者の同意が必須となります。

家族会員の入会条件と注意点

本会員と生計を同一にする配偶者・両親や、
小学生以上の子どもは、
家族会員としてカードを持つことができます。

家族会員のカードは年齢によって区分が分かれています。

年齢区分
・ジュニア会員:中学生・高校生など(満18歳になる年度の3月31日まで)
・キッズ会員:小学生

PiTaPaベーシックカードに紐づくジュニア・キッズカードは、
交通利用が基本ですが、
事前に利用申込登録をすればショッピングでも利用可能になります

登録をしていない場合は交通利用のみに限定されるので、
お子さんがショッピングで利用する可能性がある場合は、
忘れずに手続きを済ませておきましょう。

これから小学校に入学するお子さん向けのキッズカードは、
入学する年の3月1日から申し込みが可能です。

カード区分の切り替えは自動で行われ、
卒業年や満18歳になる年の2月1日以降に、
新しい区分のカードが届く仕組みになっています。

家族会員の申し込みは、
本会員の入会時に1名まで同時に手続きできます。

2人目以降の家族会員を追加したい場合は、
PiTaPaコールセンターから申込書を取り寄せて、
郵送で手続きを進める必要があります。




PiTaPaベーシックカードの費用は?
年会費と維持管理料を解説

PiTaPaカードの費用に関するイメージ
カードを持つ上で気になる、
お金について詳しく解説します。

年会費は無料!ただし維持管理料に注意

PiTaPaベーシックカードは、
入会金・年会費ともに無料です。

ただし、注意点が一つあります。
1年間に一度も交通利用またはショッピング利用がなかった場合
会員1名につき1,100円(税込)の維持管理料が発生します。

年に一度でも使えば費用はかからないので、
定期的に利用する方にとっては実質無料と言えます。

ご利用代金通知書の発送料金を節約する方法

PiTaPaベーシックカードでは、
毎月の利用代金が記載された「ご利用代金通知書」が
自宅に郵送されます。

この通知書の発送料として、
1通あたり165円(税込)が必要です。

しかし、この費用は簡単に節約できます!
PiTaPa会員専用の無料オンラインサービス
PiTaPa倶楽部」に登録し、
「ご利用代金通知書」の郵送を停止する設定にすれば、
発送料は一切かからなくなります

PiTaPa倶楽部ではいつでも利用明細を確認できるため、
紙の通知書が不要な方は、
登録しておくことを強くおすすめします。

支払い方法と利用明細の確認手順

PiTaPaの利用代金は、
入会時に指定した金融機関の口座から引き落とされます。

毎月1日から末日までの利用分が集計され、
翌月の10日(金融機関休業日の場合は翌営業日)に
引き落としが行われます。

もし残高不足で引き落としができなかった場合は、
同月の20日から末日の間で再度引き落としが試みられます。

詳しい利用明細は、
前述の「PiTaPa倶楽部」でいつでも確認可能です。

交通機関の利用区間や日付、
ショッピングの内容などを詳細にチェックできます。

本会員は、自身の利用分だけでなく、
家族会員全員の明細もまとめて確認できるので非常に便利です!

支払い方法は一回払いのみで、
分割払いやクレジットカードでの支払いはできません。




利用可能額はいくら?
交通・ショッピングの上限をチェック

PiTaPaベーシックカードには、
使いすぎを防ぐための利用上限額が設定されています。

交通利用(ポストペイ)
・1ヶ月の上限額:15万円(会員1名ごと)

ショッピング利用(ポストペイ)
・1ヶ月の上限額:5万円(会員1名ごと)
・1日の上限額:3万円(カード1枚ごと)

IC定期券を搭載している場合は、
別途1ヶ月あたり20万円が上限となります。

これらの上限額はPiTaPa倶楽部で変更することも可能です。

厳しい上限設定に感じるかもしれませんが、
万が一紛失してしまった場合などに、
被害を最小限に抑えてくれる安心の仕組みとも言えます。

もしもの時も安心!
紛失・盗難時の対応方法

万が一カードをなくしたり、
盗難に遭ってしまった場合は、
すぐに下記の窓口へ連絡しましょう。

PiTaPaコールセンター 紛失・盗難デスク
・電話番号:0570-014-999
・受付時間:24時間・年中無休

連絡した時点ですぐにカードの利用が停止され、
第三者による不正利用を防ぐことができます。

一度停止したカードは、
後から見つかっても再び利用することはできません。

カードの再発行には1,100円(税込)の再発行手数料が必要で、
手続き完了までには2週間以上かかる場合があります。
(※カードの種類により手数料が異なる場合があります)

なお、カードにチャージしていた残高は、
新しいカードには引き継がれませんが、
後日、指定した口座へ返金されるので安心してください。




チャージは必要?
ポストペイとオートチャージの仕組み

PiTaPaの支払い方法には、
「ポストペイ」と「チャージ」の2種類があります。

ポストペイ(後払い)
PiTaPaエリアの交通機関やショッピング加盟店で利用でき、
使った分だけ後から口座引き落としになる便利な方法です。

チャージ(前払い)
JR西日本など、
一部のポストペイ非対応エリア・店舗で利用する際に必要です。
事前にカードへ現金を入金しておくことで利用可能になります。

チャージは駅の券売機などで1,000円単位で行えるほか、
残高が一定額を下回ると自動でチャージされる
オートチャージ」機能も設定できます。

オートチャージを設定しておけば、
残高不足を心配することなくスムーズに利用できるのでおすすめです!

まとめ

PiTaPaベーシックカードの基本的な知識から、
具体的な使い方までご紹介しました。

ポストペイサービスによる後払いの手軽さに加え、
利用明細をオンラインでスマートに管理できる点が大きな魅力です。

全国相互利用サービス対応エリアも拡大しており、
ますます便利になっています。

関西圏での生活をより快適にする一枚として、
PiTaPaベーシックカードを検討してみてはいかがでしょうか。

参考リンク集

公式サイト・サービス 詳細
PiTaPa 公式サイト PiTaPaカードに関する最新情報やサービス詳細が確認できます。
PiTaPa倶楽部
PiTaPaアプリについて
利用明細の確認や各種設定変更ができる会員専用サービスです。