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PASMOのデポジットとは?手数料の仕組み・返金手続きを徹底解説

PASMOのデポジット500円は返金される!
仕組みと賢い利用法を解説

PASMO(パスモ)を購入する時に、
「デポジット」として500円が必要になることをご存知ですか?

「なぜ500円多く払うの?」
「このお金は戻ってこないの?」と、
疑問に思うかもしれません。

でも、ご安心ください!
この500円は、
カードを返却すればきちんと手元に戻ってくる「預り金」です。

PASMOのデポジットの仕組みから、
手数料無料で残高と一緒に返金してもらう方法まで、
わかりやすく解説します!

  • ページ更新日:10月9日




PASMOカードの
購入方法と2つの種類

PASMOカードは、
対応する鉄道・バス事業者の窓口や、
駅の自動券売機で購入できます。

自動券売機では、
1,000円・2,000円・3,000円・4,000円・5,000円・10,000円の中から、
好きな金額を選んで購入が可能です。

カードの販売状況とモバイルPASMO
一時期、世界的な半導体不足の影響で
「無記名PASMO」の販売が中止されていましたが、
現在は購入できるようになっています。

ただ、駅によっては一時的に在庫がない場合もあるため、
すぐに利用したい場合は、
デポジット不要の「モバイルPASMO」
「Apple PayのPASMO」も便利でおすすめです。

無記名PASMOと記名PASMOの違い

PASMOには「無記名PASMO」「記名PASMO」の2種類があります。

無記名PASMOは誰でも利用できるカードですが、
紛失した際に再発行ができません。

一方、記名PASMOは購入時に氏名・生年月日・性別などを登録するカードで、
本人しか利用できませんが、
紛失時に再発行できるという大きなメリットがあります。

また、定期券として利用する場合は、
必ず記名PASMOを選択することになります。

定期券の購入・継続も券売機で

通勤定期券や通学定期券(年度をまたがない継続)であれば、
駅の自動券売機で購入・継続手続きが可能です。

ただし、新規の通学定期券や、
割引が適用される特殊な定期券の購入には証明書が必要なため、
窓口での手続きとなります。

また、年度をまたぐ通学定期券の継続購入は、
自動券売機ではできない
ので注意が必要です。

PASMOのデポジットとは?
500円が必要な理由

PASMOデポジットに関するイメージ
PASMOを新規で購入する際には、
チャージ金額とは別にデポジット(預り金)として、
一律500円
が徴収されます。

例えば、2,000円でPASMOを購入した場合、
500円がデポジット、
残りの1,500円が交通機関や買い物で利用できる金額となります。

なぜデポジット制度があるの?
PASMOはICチップを内蔵した高機能なカードであり、
その製造にはコストがかかります。

このデポジット制度は、
カードの使い捨てを防ぎ、
返却を促すことで資源の無駄をなくすための保証金のような仕組みです。

クレジットカードなどとは違い、
無記名式なら1人で何枚でも購入できてしまうため、
無駄な発行を抑制する目的もあります。

定期券でもデポジットは必要
初めてPASMOで定期券を購入する場合も、
定期券料金に加えてデポジットの500円が必要です。

もちろん、
すでに持っているPASMOに定期券機能を追加する場合や、
定期券を継続購入する際には、
新たにデポジットを支払う必要はありません。




【手数料無料】
デポジットとチャージ残高の
払い戻し方法

不要になったPASMOカードは、
取り扱い事業者の窓口に返却することで、
預けていたデポジット500円を全額返金してもらえます。

カードの利用期間や状態によって、
返金額が減ることはありません。

チャージ残高も一緒に返金
払い戻しの際には、
デポジット500円とカード内のチャージ残高が
合算されて現金で返却されます。

例えば、カード内に252円の残高がある場合、
デポジットの500円と合わせて合計752円が戻ってきます。

PASMOの払い戻しに手数料は一切かからないため、
残高を使い切る心配をしなくても大丈夫です。

また、返金手続きをしたカードは回収されるので、
SF残額のみの払いもどしはできません。

オートチャージ機能を
利用する場合の注意点

PASMOには、
改札機にタッチした際に残高が設定金額以下だと、
自動的にクレジットカードからチャージ(入金)される、
「オートチャージサービス」があります。

残高不足を気にせず利用できる、
非常に便利な機能です。

この機能を利用するには、
オートチャージに対応した特定のクレジットカードが必要になります。

利用には上限額がある

オートチャージには利用上限額が設定されています。

1日あたり10,000円、
1か月あたり50,000円
が上限です。

この金額を超えるとオートチャージは実行されないため、
高額な利用が続く場合は注意してください。

なお、PASMOカード自体のチャージ上限額は20,000円です。

オートチャージ分の残高は現金で返金されない

払い戻しの際、
現金でチャージした残高と、
オートチャージされた残高は区別して扱われます。

オートチャージされた残高は、
クレジットカードのショッピング枠を現金化できてしまうことを防ぐため、
その場での現金返金はされません。

オートチャージ分の金額は、
手続き後にクレジットカード会社を通じて、
後日(1~2か月後)引き落とし口座に返金される、
または利用料金と相殺される形になります。




有効期限が過ぎても
デポジットは返ってくる?

PASMOは、
最後に利用した日から10年間利用がないと失効し、
カード内のチャージ残高は無効になってしまいます。

しかし、
カードそのものが無効になったわけではないため、
デポジットの500円は返金の対象となります。

たとえチャージ残高がゼロになってしまっても、
カードを窓口に持っていけば、
デポジットの500円はきちんと返金してもらえます。

カードを紛失しない限り、
デポジットが無駄になることはありません!

まとめ

PASMOのデポジット500円は、
カード本体の保証金として預けるお金です。

カードが不要になった際には、
手数料無料で全額返金されます。

チャージ残高も一緒に現金で払い戻しできますが、
オートチャージ分は後日クレジットカード経由での返金となる点に注意しましょう。

カードを10年間使わずに失効させてしまっても、
デポジットだけは返金可能です。

カードを紛失しない限り、
500円が戻ってくる
ので安心してください。

最近ではデポジットが不要なモバイルPASMOも普及しているので、
これから利用を始める方はそちらも検討してみましょう!

参考リンク集

公式サイト・サービス 詳細
PASMO公式サイト PASMOに関する公式情報が掲載されています。
モバイルPASMO(Android) Google Playストアのアプリ紹介ページです。
Apple PayのPASMO iPhoneやApple Watchでの利用方法の案内です。
PASMO【公式X】 PASMOの最新情報やキャンペーン情報が発信されます。