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クレジットカードの口座変更をWebで申し込む方法!【詳しい手順】

【最新版】クレジットカードの口座変更
Web完結が主流!手順と注意点まとめ

給与の入金口座を変更した時など、
ふとしたタイミングでクレジットカードの引き落とし口座を変更しなくてはならない場合があります。

この口座変更について、
現在は多くのカード会社でスマホやPCからの「Web手続き」が主流になっています。

しかし、
すべての金融機関がWebに対応しているわけではありません。

変更したい銀行が「地方銀行」や「信用金庫」の場合など、
一部のケースではまだ「紙の書類」が必要なことも。

万一の場合に備えて、
最新のクレジットカード口座変更手続きの流れを確認しておきませんか?

  • ページ更新日:12月9日




1.クレジットカードの口座変更について

頻繁ではありませんが、
あまり使っていない銀行口座を別の銀行に変更して一方を閉鎖するという場合があります。

ただ単純に利用する銀行を変えたいという場合もあるでしょう。
そんな時に使わない銀行口座を閉鎖すると、
それまでその口座から引き落としされていた料金はどうなるでしょう?

もちろん、
勝手に新しい口座に替わる事はありませんよね?
当然、
口座の残高がゼロになると引き落としはエラーになってしまいます。

最近はポイント獲得のため、
公共料金や通信料、
さらにサブスクリプションサービスやスマホ決済のチャージなど、
色々な引き落としをクレジットカード経由で支払っているという方も多いようです。

もしそんなクレジットカードの引き落としがエラーになってしまったら大変ですね。

こういった銀行口座の変更がある場合は、
クレジットカードの口座変更も速やかに手続きを行わなければならないという事が想像できると思います。

メインバンクの変更

クレジットカードの口座変更の理由として、
メインバンクを代える場合も考えられます。
例えば給料の振込先を別の口座に代えた場合もそうですよね。

定期的にお金が入ってこなければそのうち引き落としが出来なくなるので、
早めに手続を取って新しい銀行を登録しておく必要があります。

口座変更は、
新しい口座が登録されるのに時間がかかる事もあります。
もし前の口座で残高不足になる可能性があれば、
あらかじめ入金しておかなければならないので注意しましょう。

手続きをしたら、
いつから新しい口座の引き落としになるかも気をつけておかなければなりません。

▼【就職や結婚、離婚など様々なタイミングで必要

他にも口座変更が考えられるケースはたくさんあります。
「就職や転職で給料の振込先が変わった」、
「結婚や離婚で新しい名義の銀行口座を開設した」など。

人生の様々なイベントに伴い、
口座を変更するということは実は意外と多いようです。

また、
そういった様々なイベントでは口座変更に限らず、
何かと手続きしなければならない事が多くてバタバタしがちです。

いざという時に「どうすればいいの!?」と困らないように、
クレジットカードの口座変更手続きについて確認しておきましょう。



2.引落しは配偶者の銀行口座でも大丈夫?

▼【原則は「本人のみ」!現在はルールが厳格化

専業主婦の方の中には、
自分名義のクレジットカードを持ちたいけど、
収入がないので夫の口座から引き落としをしたいと考える方もいるようです。

通常はそういった場合、
家族カードを選択するケースが多いと思いますが、
作りたいカードが別会社のクレジットカードということもありますよね。

実際、
夫名義の銀行口座を支払い口座に指定することは可能なのでしょうか?

一昔前までは「夫の銀行口座から引き落とし」という運用も一部で見られましたが、
現在は原則として本人名義の口座でないと設定できないカード会社がほとんどです。

これは金融機関のコンプライアンス強化や、
犯罪収益移転防止法による本人確認の厳格化が進んでいるためです。

特に現在の主流である「Webからのオンライン口座振替設定」では、
カード名義と口座名義が一致していないとシステム上でエラーになるケースが一般的です。

こういった場合は、
一度自分(妻)名義の口座へ資金を移動してから引き落としするようにしなければなりません。

どうしても夫名義にしたい場合

どうしても配偶者名義の口座から引き落としたい場合、
ごく一部のカード会社では例外的に認められることもありますが、
その場合もWeb手続きは不可で、
郵送での書類提出が必要になるケースが大半です。

自己判断せず、
必ずカード会社へ事前に問い合わせて確認しましょう。
基本的には「自分名義の口座を用意する」のが一番確実でスムーズです。

▼【結婚・離婚で名義が変わる場合

結婚や離婚で氏名が変わるために銀行口座も変更したい、
という場合は手順に注意が必要です。

いきなり口座変更をするのではなく、
まずクレジットカード側の「改姓(名義変更)手続き」を行う必要があります。

カードの名義と銀行口座の名義、
どちらも新しい氏名に揃えてから口座変更の手続きを行いましょう。



3.クレジットカードの口座変更方法

▼【まずはアプリかWebマイページを確認

いざ口座変更をしようと思った時、
現在はほとんどのカード会社でWeb手続きが可能です。

まずはカード会社の「会員用アプリ」や「Webマイページ(会員サイト)」にログインし、
「登録情報の変更」や「お支払い口座の変更」というメニューを探しましょう。

▼【発行会社によって窓口が違う点に注意

連絡先やログイン先を調べる際、
「カードにJCBって書いてあるけど、発行しているのはライフカード…」と迷う人もいるかもしれませんね。

クレジットカードは、
そのカードを発行している発行会社と決済処理を行っている会社が違う事がほとんどです。

中にはJCBが発行会社のJCBカードなどもありますが、
カード裏面の発行会社の名称と表面の国際ブランドマークが異なるケースが多いのではないでしょうか。

この場合、
基本的にはカード保有者の情報は発行会社が管理しているので、
申込者の情報などを変更する際はライフカードなどの発行会社のサイトへアクセスします。

発行会社の調べ方

口座変更の手続き先である発行会社は、
カードの裏面に「発行会社〇〇」という風に記載されています。

電話番号も書いてありますが、
電話での手続きは書類取り寄せになることが多く、
時間がかかってしまいます。

例えば楽天カードであれば「楽天e-NAVI」へ、
三井住友カードなら「Vpass」、
JCBカードなら「MyJCB」といった会員サイトから手続きするのが一番早くて確実です。

▼【Web手続きの流れ

多くのカード会社では、
以下のような流れで手続きが完了します。

1. 会員サイトへログイン
2. 「お支払い口座の変更」を選択
3. 変更したい金融機関を選択
4. 金融機関のサイトへ遷移し、口座振替契約の認証を行う(暗証番号など)
5. カード会社のサイトへ戻り完了

口座のキャッシュカードや暗証番号、
またはネットバンキング契約があれば、
書類も捺印も不要で、
数分で手続きが完了します。

ただし、
変更したい銀行がWeb手続き対象外の場合や、
キャッシュカードを持っていない場合は、
次項で説明する「郵送手続き」が必要になります。



4.銀行によってはWeb申込みが出来ない?

▼【大手・ネット銀行はほぼWeb完結OK

便利な口座変更のWeb申込みですが、
現在はメガバンク、
主要な地方銀行、
ネット銀行(楽天銀行やPayPay銀行など)、
ゆうちょ銀行などは、
ほとんどのカード会社でWeb手続きに対応しています。

以前は「みずほ銀行はWeb不可」といったケースもありましたが、
現在は改善されWebで完結できるようになっています。

▼【地方銀行や信金は「書面」が必要な場合も

一方で、
一部の地方銀行や信用金庫、
農協(JAバンク)、
漁協などを引き落とし口座に指定したい場合、
Web手続きのリストに銀行名が出てこないことがあります。

この場合は、
残念ながら「郵送での口座振替依頼書の提出」が必要です。

カード会社の会員ページから「書類請求」を行うか、
電話で用紙を取り寄せて、
必要事項を記入・銀行印を捺印して返送しましょう。

今後もネットサービスを便利に利用したいなら、
これを機にWeb対応している銀行へ変更するのも一つの手かもしれません。

5.引き落とし口座、変更完了までの時間

Webと郵送でスピードが全然違う!

いつまで前の口座に残高を残しておくか考えなければならないので、
口座変更の手続きをしたらどれくらいで変更が完了するか、
また何月から新しい口座の引落しになるか確認しておきたいですよね。

実は、
ネット手続きできるか郵送手続きしなければならいかで、
反映までの時間は大きく違ってきます。

Web手続き(オンライン口座振替):
手続き完了後、数日~即時に反映。
タイミングが良ければ次回の引き落としから適用されることも多いです。
郵送手続き(書面):
書類の請求、記入、返送、銀行での確認が入るため、
完了までに1ヶ月~2ヶ月かかってしまいます。

▼【1~2ヶ月分は「旧口座」にもお金を残そう

Webで手続きした場合でも、
カード会社の締め日によっては次回の引き落としに間に合わないことがあります。
郵送ならなおさらです。

「変更したからもう大丈夫!」と安心せず、
念のため今後1~2ヶ月分は、変更前の口座(旧口座)にも引き落とし金額分のお金を残しておくのが鉄則です。

どちらの口座から引かれても残高不足にならないようにしておけば、
「うっかり延滞」を防ぐことができます。

▼【郵送は書類不備に注意!

郵送手続きの場合、
印鑑相違や記入ミスなどの「不備」があると、
書類が戻ってきて再提出となり、
さらに1ヶ月近く時間がかかってしまいます。

郵送手続きが必要な場合は、
銀行にお届けの印鑑かどうかを必ず確認し、
余裕を持って早めにポストへ投函しましょう。




6.まとめ

クレジットカードの支払い口座変更について解説しました。
最新の手続き事情は分かりましたか?

現在はWeb申込みが主流となり便利になっていますが、
変更先の金融機関(地方銀行や信金など)によっては、
まだ郵送手続きが必要な場合もあるということが分かりましたね。

また、
配偶者名義の口座への変更は年々厳しくなっており、
基本的には「本人名義」が必須であることも理解しておきましょう。

今後、
もしかすると口座変更を余儀なくされる時が来るかもしれません。
Web手続きを活用してサクッと終わらせつつ、
変更のタイミングでの引き落としミスがないよう、
両方の口座に少し余裕を持たせておいてくださいね。