世界で使えるカードの秘密!
JISCが支える日本の「標準」と信頼性
私たちが手にするクレジットカード。
どの会社のカードでもサイズが同じで、
世界中の端末で使えるのはなぜでしょうか。
その「当たり前」を支えているのが、
日本産業標準調査会(JISC)です。
日本の産業製品やサービスのルールである、
「JIS規格」を審議する中心的な組織であり。
カードの形状から最新技術の仕様まで、
多岐にわたる標準化を担っています。
この組織がどのような役割を果たし、
私たちの決済の安全を守っているのか。
その最新の実態を詳しく整理します。
- ページ更新日:1月16日
1.日本産業標準調査会(JISC)の概要と役割
日本産業標準調査会(JISC)は、
経済産業省に設置された審議会です。
2019年施行の「産業標準化法」に基づき、
日本産業規格(JIS)の制定や改正について、
専門的な調査や審議を行っています。
主な活動内容は以下の通りです。
- 日本産業規格(JIS)の制定・改正の審議
- JISマーク表示制度の適切な運用
- 国際標準化活動への日本代表としての参加
現在は製品の品質だけでなく、
データやサービス、管理手法など。
社会全体の効率と安全を高めるために、
幅広い分野で標準化を推進しています。
2.カードの仕様を定める「JIS規格」の重要性
その通りです。
クレジットカードのサイズなどの物理仕様は、
国際規格ISO/IEC 7810に整合した、
JIS(JIS X 6301)により共通化されています。
縦・横の長さや厚みが、
国際基準に合わせて厳密に指定されているため。
- 世界中のATMにスムーズに挿入できる
- 店舗の決済端末でエラーなく読み取れる
- 財布のカードポケットにぴったり収まる
といった利便性が保たれています。
JISCによる厳格な審議を経て、
国際整合したJISがあるからこそ、
私たちは安心してカードを使いこなせるのです。
3.世界基準への参画と窓口としての機能
JISCは日本の唯一の会員として、
国際標準化機構(ISO)や、
国際電気標準会議(IEC)に参加しています。
日本の窓口として規格策定の議論に参画し、
国際的なルール作りにおいても、
重要な役割を果たしています。
- 日本のICカード関連技術の国際提案
- 分野ごとに設置された国内委員会での検討
- JSA等の関連組織との連携による事務局業務
国内のJIS規格を国際規格と一致させることで、
日本の製品が海外でもそのまま通用する、
ボーダレスな決済環境の構築を支えています。
4.データやサービス分野への標準化の拡大
キャッシュレス化が加速する現在、
JISCが審議する標準化の対象は、
データやサービス、セキュリティ、
といった分野へ大きく広がっています。
例えば、QRコード決済の利便性向上や、
生体認証データの保護に関する規格など。
- データの互換性を高める共通フォーマットの検討
- AIやIoT機器の安全性に関する標準化の推進
- 高齢者や障害者に配慮したアクセシビリティの確保
目に見えない部分での共通ルールを整備し、
誰もが最新の金融テクノロジーを、
公平に享受できる社会。
その実現に向けて日々審議を重ねています。
5.まとめ
日本産業標準調査会(JISC)は、
日本の産業と私たちの生活を繋ぐ、
「信頼の羅針盤」ともいえる組織です。
カードのサイズという物理規格から、
国際的な決済インフラの安全確保まで。
その活動は多岐にわたり。
私たちの支払いの安全と安心を、
技術標準の審議という側面から、
現在も力強く支え続けています。
カードを手にしたときは、
こうした組織が守り続ける、
「標準化」の恩恵を感じてみてくださいね!