水道工事の適正価格と
悪質業者を見抜くポイント
家を建てる時には、
必ず水道工事が必要になります。
地下に埋まっている水道管から、
自分の家まで水道を引き、
配管をつなぐ必要があるからです。
もしくは、
リフォームで新たに水道工事が必要、
というケースもあるかと思います。
さらに、
家の配管が故障して修繕・修理しなければならない、
というトラブルも発生します。
水道工事が必要になった場合、
一体どのくらいの費用がかかるのか?
今回は費用の目安だけでなく、
最新の「失敗しない業者選びのコツ」や、
トラブル防止の知識もあわせてご紹介します!
- ページ更新日:1月7日
1.水道工事の種類
ひとまとめに水道工事と言っても、
その規模や範囲は非常に幅広くなります。
水道工事業者では、
以下の様に大きく2つの内容に分けて対応しています。
「給水管引込み工事」
公道部(道路下)の配水管から、
敷地内のメーターボックスまでの配管工事が対象です。
これは自治体の許可が必要な大掛かりな工事となります。
「屋内配管工事」
メータ―ボックスから、
屋内の各蛇口(キッチン、風呂、トイレ等)までの配管を行います。
家を新築したり、
水道を新設する場合には、
上記の2つの工事が必要になります。
またその他に、
リフォームにより蛇口の数が増えたり、
水道管の引き込み場所を移動させるなどの「増設工事」や、
水漏れ・つまり・悪臭などの「修理・修繕」も、
水道工事に含まれます。
水道のトラブルは放っておくと、
水道管にサビが発生したり、
階下への水漏れなど大きな損害になることもあります。
毎日使用していて不具合を感じたら、
速やかに専門業者に相談した方が良いでしょう。
2.水道工事料金の相場について
水道工事を行うことができるのは、
原則として水道局から指定された業者です。
余程水道管を引くのに不便な地域でもなければ、
公的な許可を持つ業者がとり行います。
ただし、
料金には定価がなく、
緊急対応や追加作業の内容次第で大きく変動します。
以下は、
水道の修理・工事に関わる費用の目安(相場)です。
※あくまで目安であり、
出張費・夜間早朝割増・高圧洗浄の有無などで上下します。
下水道切替工事(浄化槽などから)
300,000円~600,000円程度
(※距離や掘削状況により大きく異なります)
食器洗浄機取り付け(分岐水栓含む)
25,000円~40,000円
システムキッチン交換工事
500,000円~1,200,000円
(※本体価格+工事費)
ユニットバス(風呂)交換
800,000円~1,500,000円
浴槽水栓(蛇口)交換
20,000円~50,000円
洗面台水栓(蛇口)交換
25,000円~45,000円
キッチン水栓(蛇口)交換
25,000円~50,000円
配水管の詰まり修理
8,000円~30,000円
(※高圧洗浄が必要な場合は高くなります)
軽度な水漏れ修理(パッキン交換等)
5,000円~15,000円
井戸ポンプ修理・交換
30,000円~150,000円
【注意】「数百円〜」の格安広告に注意!
ネット広告やマグネット広告で、
「数百円〜」「数千円〜」と謳う業者がありますが、
実際には基本料金・出張費・作業費が加算され、
相場並みかそれ以上になるトラブルが増えています。
依頼する前に、
「基本料金・出張費・作業費・部材費・キャンセル料」
が含まれているか、
必ず総額の目安を確認しましょう。
3.水道工事料金の値段差の理由
自分の理想の家にしたい、
けれどももっと水道工事の費用を抑えたい、
と思っている人もいるでしょう。
基礎工事である「給水管引込み工事」の費用は、
自治体の規定も絡むため減らすことは難しいのですが、
「屋内配管工事」ならば、
その場所や資材により費用を抑えられる可能性もあります。
水道工事における値段の差で考えられる要因は、
以下のとおりです。
「給水管引き込み工事の場合」
・道路の状態が砂利かアスファルトか?(舗装復旧費用の差)
・交通量の多い幹線道路で、警備員(誘導員)が必要か?
・本管から家の前まで距離があるか?
・口径(パイプの太さ)はどのサイズか?
「屋内給水工事の場合」
・部品交換だけで済むか、配管工事まで必要か?
・壁や床を壊して配管し直す必要があるか?
・廃材処理や、内装復旧の工事が必要か?
業者に見積もりをして貰う際には、
上記のポイント(何にお金がかかるのか)について、
しっかり確認しましょう。
4.費用を節約するには?
水道工事の費用を節約したいと思うのは当然です。
しかし、
必要以上に費用を値切ると工事が手抜きになってしまい、
後から水漏れなどの損害が発生する可能性があります。
特に「給水管引込み工事」は、
ほぼ道路工事に近いものがあるので、
確実な方法にすることが大切で、
無理な値下げ交渉はしない方が良いでしょう。
一方、「屋内給水工事」の場合、
最近デザイナーズ物件でよく見られる様な、
配管を壁に出したままにする「露出配管」という方法があります。
壁を壊して配管を埋め込む必要がないので、
工事費を安く抑えられます。
少し前なら「カッコ悪い」と思えるデザインでも、
最近では「インダストリアルでカッコいい」と思う人も多くいます。
その他には、
同じ工事内容でも業者により料金設定が違います。
複数業者に工事の見積もり(相見積もり)をして貰い比較することで、
より適正で安い費用での工事が可能になります。
また、見積書の内容を見て、
「工事一式」として合計金額しか出ていない場合は注意が必要です。
それぞれの資材にかかる金額なのか、
人件費なのかよく分りません。
見積もりを依頼する時には、
内訳をはっきりさせて貰うことが大切です。
5.水道業者の種類
インターネットで検索すると、
実に多くの水道工事業者が見つかります。
街中の水道工務店など、
ネットに掲載されていない業者も多くあるでしょう。
比較検討してみたけれども、
実際にどの業者にしたら良いのか迷ってしまう、
という人も多いのです。
ネットの業者、
全国展開している業者、
地元の業者のそれぞれの特徴については以下の通りです。
・ネット集客型の水道業者の場合
検索上位に出てくる業者は、
申し込みの手軽さが魅力です。
見積もりから実際の工事までスピーディですが、
実際に来るのは提携している「下請け業者」であることが多く、
当たり外れがある点に注意が必要です。
・大手・全国展開している業者の場合
CMでお馴染みの業者は、
24時間年中無休なので、
水漏れや詰まりなどの緊急の時でもすぐに駆けつけてくれます。
広告費や人件費がかかっている分、
個人の水道店よりも費用はやや高めになる傾向があります。
ただ、口コミが多く接客マナーもしっかりしているため、
安心感をお金で買うという意味では選択肢に入ります。
・地元の水道工事業者(工務店)の場合
長年地元で営業している水道工事業者は、
信頼性が高くきっちりとした仕事をしてくれます。
万が一の時にすぐ相談できるなど、
アフターサービスも充実しており、
「地元の指定工事店」であることが多いです。
ただし、
少人数で回していることが多く、
工事に着手するまでの段取りに時間がかかることがあります。
料金は、店舗によっては独自ルートで資材を安く仕入れているため、
大手より安上がりなこともあります。
6.水道工事業者を選ぶ4つのコツ!
後悔しない水道業者を選ぶコツについては、
以下の4つを意識してください。
①・水道局指定工事店であること(有効期限も確認!)
全国の水道は、
全て各自治体の水道局により管理されています。
そしてきちんとした水道工事を行う業者は、
水道法により、
「指定給水装置工事事業者(指定工事店)」でなければならないと決まっています。
さらに現在は、
5年ごとの更新制が導入されています。
指定番号を持っていても失効している場合があるため、
依頼前に自治体のホームページで「現在の指定事業者一覧」を確認すると安心です。
②・見積もりとクーリング・オフの確認!
水回りの修理でも、
状況によってはクーリング・オフが適用できる場合があります。
例えば、
「広告の安さを見て呼んだのに、高額な契約を強く勧められた」
といったケースです。
現場で「今すぐやらないと大変なことになる」と不安を煽られても、
一旦ストップをかけましょう。
困ったときは「消費者ホットライン(局番なしの188)」へ相談できます。
③・自分で用意したパーツを取り付けてくれるか
水漏れや詰まり、
蛇口交換などで水道業者に依頼する際、
業者が在庫パーツを持ってくることが殆どです。
もし自分でホームセンターやネットで安く購入したパーツがあり、
規格が適合すれば、
取り付けて貰えるか相談してみましょう。
(※保証対象外になる場合もあるので要確認)
④・必ず複数の業者から見積もりを取る!
業者の中には、
すぐに契約させようとするところもあります。
しかし、
少しでも良い業者を選ぼうと思ったら、
必ず複数社(3社程度)から見積もりを取って比較することが大切です。
現場での追加作業が発生しそうな場合、
「追加分も含めて書面(または画面)で金額提示」
をしてもらうよう徹底しましょう。
7.まとめ
水道工事は、
店舗で既製品を購入するのとは違い、
工事が終わって実際に水を出してみないと品質が分かりません。
しかも金額が高いので、
それだけ業者選びに失敗した時のリスクも大きくなります。
「安さ」だけで選ばず、
「指定工事店であるか」「説明は丁寧か」をしっかり確認し、
後悔のない業者選びを行いましょう!