ネットショッピングの必需品!
クレジットカード情報を守る暗号化技術TLSの基礎
インターネットで買い物をするとき、
クレジットカード番号を入力しても大丈夫なのは、
目に見えない「鍵」が働いているからです。
その安全を守る技術の主役が、
TLS(Transport Layer Security)です。
よく似た言葉に「SSL」や、
間違えやすい「TSL」などがありますが、
現在、実際に使われているのはこのTLSです。
この技術がどのように情報を守り、
SSLとは何が違うのか。
ネット決済の安全に関わる基礎知識を解説します。
2.よく聞く「SSL」と「TLS」の違いと関係性
3.クレジットカード決済におけるTLSの重要性
4.「https」でも油断禁物!利用者が注意すべき点
5.まとめ
- ページ更新日:1月16日
1.TLS(Transport Layer Security)の概要
はい、正しくはTLSです。
Transport Layer Securityの略で、
インターネット上の通信を暗号化する、
セキュリティのプロトコル(約束事)です。
「TSL」と表記されることがありますが、
これはよくある間違いです。
TLSの主な役割は以下の3つです。
- 盗聴防止:通信内容を暗号化し、第三者に読めなくする
- 改ざん防止:通信内容が途中で書き換えられるのを防ぐ
- なりすまし防止:証明書で接続先ドメインの正当性を確認する
私たちが安心してネットを使える、
安全な通信の基盤となっています。
2.よく聞く「SSL」と「TLS」の違いと関係性
実は、TLSはSSLの後継にあたります。
SSL(Secure Sockets Layer)が進化し、
より安全になったものがTLSです。
現在、インターネット上で、
「SSL通信」と呼ばれているもののほとんどは、
実際にはTLSが使われています。
- SSL:TLSの前身。脆弱性のため現在は利用すべきではない。
- TLS:現在主流の安全なプロトコル。
さらにTLSの中にもバージョンがあり、
古い「TLS 1.0/1.1」は非推奨となり、
現在は「TLS 1.2 / 1.3」が利用の中心です。
名称としてはSSLの方が広く浸透しているため、
慣習的に「SSL」と呼ばれることが多いのです。
3.クレジットカード決済におけるTLSの重要性
クレジットカード決済において、
TLSは絶対に欠かせない技術です。
もしTLSによる暗号化がなければ、
入力したカード番号や氏名は、
インターネット上を丸見えの状態で流れてしまいます。
TLSが有効になっているページでは、
ブラウザのアドレスバーのURLが、
「https://」で始まります。
カード情報を扱う事業者には、
国際的なセキュリティ基準(PCI DSS等)でも、
強力な暗号化(TLS 1.2以上)が求められています。
4.「https」でも油断禁物!利用者が注意すべき点
いいえ、そこが重要な注意点です。
TLSは「通信を暗号化する」技術であり、
相手が善人であることを保証するものではありません。
最近は、フィッシング詐欺サイトでも、
「https」を使って通信を暗号化し、
安全そうに見せかける手口が増えています。
- URLが公式サイトのものか必ず確認する
- 不審なメールのリンクからアクセスしない
- ブラウザの警告画面が出たら情報を入力しない
「httpsだから安全」と過信せず、
サイトそのものが信頼できるかを、
見極めることが大切です。
5.まとめ
TLS(Transport Layer Security)は、
インターネットを安全に使うための、
現代の標準的な暗号化技術です。
SSLの後継として、
より強固なセキュリティを提供し、
私たちの大切な個人情報を守っています。
ネットショッピングや、
クレジットカード情報を入力する際は、
「https」で通信が保護されているかを確認しましょう。
そして、通信だけでなく、
「サイトそのものが信頼できるか」も、
合わせて判断する習慣をつけてくださいね!