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エネファーム故障でどうする?交換130万円の現実とエコワンという選択

メーカーに聞いた“導入のリアル”と
見積もりの裏話

家を建ててから10年が経過すると、
必ずやってくるのが設備の故障・交換です。

特に給湯器などの住宅設備は、
生活に直結するため待ったなしの判断を迫られます。

我が家は大手ハウスメーカーで建てて11年目。

当時、最新設備として導入した「エネファーム」が、
冬を前にして突然故障してしまいました。

修理できるのか?
買い替えるなら何が良いのか?

太陽光発電を導入している我が家が、
家族会議の末にたどり着いた結論。

それはエネファームの継続ではなく、
エコワン」への乗り換えでした。

今回の記事では、
再導入に130万円もかかると言われて驚愕した話や、
高スペックな機種をあえて諦めた理由をシェアします。

しかも相見積もりを取ったら、
提示額に40万円以上の差が出て驚きました。
その「衝撃の実体験」も詳しくレポートします。

  • ページ更新日:1月5日




1.故障と見積もりの衝撃

事の発端は、冬の足音が聞こえ始めた11月。
暖房の要である「エネファーム」が突然のエラーで沈黙しました。

すぐにハウスメーカーへ連絡しましたが、
突きつけられた現実は「修理不能、交換必須」。

そして提示された見積もり額は、
約130万円。

同じ機械を入れるだけで130万円!?

軽自動車が新車で買えてしまう金額に、
私は一度立ち止まって電卓を叩いてみました。

「130万円を10年(120ヶ月)で割ると、月々約11,000円」

つまり、前の10年間で、
毎月1万円以上も光熱費が安くなっていないと、
元が取れた」とは言えない計算になります。

我が家の過去の電気代・ガス代を振り返ってみても、
正直そこまでの削減効果があった実感はありませんでした。

「また同じ130万円を払って、モヤモヤしながら過ごすのか?」

そう自問自答した結果、
今回は見送ることにしました。

そこで視点を変え、
屋根にある太陽光発電(5.4kW)を活かす方向にシフト。

・導入コストをもっと抑えられる
・太陽光パネルの電気を無駄なく使える

この条件で設備を探し回り、
たどり着いたのが、電気とガスのハイブリッド給湯器「エコワン」でした。



2.狙っていた「最強の機種」ダブルハイブリッド

エコワンへの乗り換えを決めた私が、
最初に狙いを定めたのは「ダブルハイブリッド」という機種でした。

エコワンには大きく分けて2つのタイプがあります。

・シングルハイブリッド
給湯は「電気+ガス」で行うが、床暖房は「ガスのみ」で動くタイプ。

・ダブルハイブリッド
給湯はもちろん、床暖房も「ガス+電気」でハイブリッド運転できる高性能タイプ。

せっかくなら最強の『ダブル』で!

「せっかく太陽光パネルがあるんだから、床暖房も電気でまかないたい!」
「130万円払うより安いし、どうせなら一番いいヤツにしよう!」

そう考えるのは自然な流れでした。

しかし、カタログを読み込むうちに一つ懸念が生まれました。

それは、
床暖房のパネル(マット)は11年前のまま
ということ。

今回はリフォームで給湯器だけを交換するため、
床下の断熱材や温水パイプまで、
最新の「ダブルハイブリッド仕様」に入れ替えるわけにはいきません。

古い床暖房設備のまま、最新機種をつないで本当に意味があるの?

高いお金を払って「宝の持ち腐れ」になるのだけは避けたい。
そこで、思い切ってメーカーの相談窓口に聞いてみることにしました。



3.メーカーに突っ込んで聞いてみた

購入前相談窓口に電話し、
かなり具体的に質問をぶつけてみました。

私が知りたかったのは、
カタログ上のスペックではなく「リアルな挙動」です。

電気だけで床暖房は暖まりますか?

Q. 電気(ヒートポンプ)だけで、ちゃんと部屋は暖まる?
Q. 寒い日は結局ガスが動いちゃうの?
Q. 手動設定で「電気だけ使う」ように固定できる?

私の狙いは、
「できるだけガスを使わずに、太陽光の電気だけで粘りたい」
という点に尽きます。

もし「結局ガスがすぐ動く」のであれば、
高い本体代を払ってダブルにする意味がないからです。



4.返ってきた回答が衝撃だった

メーカー担当者さんからの回答は、
私の期待を打ち砕く(良い意味で正直な)ものでした。

結論:「リフォームならシングルにしておきましょう」

なんと、
既築の取替(リフォーム)の場合、
メーカーとしては「シングルハイブリッドを案内している」とのこと。

リフォームなら『シングル』推奨!?

理由は非常に論理的でした。
担当者さんによると、ポイントは「床側の仕様」にあるそうです。

ダブルハイブリッドは、
低めの温度帯でも効率よく暖められる
床仕様(断熱や専用マットなど)とセットでメリットが出やすい設計です。

一方で我が家の床暖房は、
エネファーム時代の薄めの温水マット仕様。
このままだと熱が逃げやすく、
ヒートポンプの低温運転だけでは
暖房が追いつきにくい可能性があるとのこと。

結果としてガスの出番が増えやすく、
高い本体代を払ってダブルにしても回収しづらい」ため、
リフォームならシングル案内になる、という説明でした。

もちろん、
「電気だけで動くように固定」する設定もできませんでした。

5.ネットの口コミで見えた現実

メーカーの話を裏付けるように、
ネットの掲示板などでも似たような声が見つかりました。

ダブルを入れたのに、すぐガスが点火する
床の温まり方がマイルドすぎて物足りない

どうやらダブルハイブリッドは、
「低温のお湯でじっくり長時間温める」のが得意な設計のようです。

昔ながらの「ガスでガツンと素早く温める床暖房」に慣れていると、
物足りなくて設定温度を上げてしまい、
結果的にガスがフル稼働してしまう…というケースが多いようでした。

「家の性能(断熱や床仕様)」と「機器の性能」は、
セットで考えないと意味がないことを痛感しました。



6.最終決断と「40万円差」の裏話

メーカーへの問い合わせ、
そして費用のシミュレーションを経て、
我が家は「シングルハイブリッド」を選ぶことにしました。

「ダブルハイブリッドは諦めた」という形にはなりますが、
納得して選んだので後悔はありません。
メーカーさんに正直に教えてもらえたおかげで、無駄な出費を防げました。

相見積もりで「40万円以上」も変わった!

そして最後に、
これから交換する方に絶対に伝えたいことがあります。

それは「業者選び」の重要性です。

機種を「エコワン(シングル)」に決めた後、
私は3社の業者に見積もりを依頼しました。

すると驚くべきことに、
全く同じ機種、同じ工事内容であるにも関わらず、
見積もり金額に40万円以上もの差が出たのです!
(※A社とC社の比較)

相見積もりで40万円も安くなった!

なぜこれほど違ったのか?
安い方の業者さんに理由を聞くと、
メーカーのキャンペーン期間中だった
紹介割引が適用できた
というタイミングの良さがありました。

もし最初の1社(高い見積もり)だけで決めていたら、
この値引きチャンスを知らずに、
40万円以上も損をしていたことになります。

これから検討される方は、以下のポイントを必ず確認してください。

  • 工事内容の内訳を揃えて比較する
    (本体・撤去費・配管・電源工事・リモコン代が含まれているか)
  • 補助金対象か確認する
    (「給湯省エネ事業」など、国の補助金の対象になる場合があるため要確認!)

これから10年、15年と使う大切な設備です。
面倒くさがらずに「相見積もり」をとり、
納得できる価格で賢く交換してくださいね。



7.まとめ

今回の給湯器交換プロジェクトで学んだポイントをまとめます。

・エネファームからの交換は、費用対効果を冷静に計算する
・既築リフォームの場合、「ダブルハイブリッド」は性能を持て余す可能性が高い
・同じ機械でも、業者や時期によって数十万円(今回は40万円以上)の差が出る

「高い機械=良い生活」とは限りません。
自分の家の状況(断熱や床の仕様)に合った機械を選ぶことが、
結果的に一番の節約になります。

この記事が、
同じように給湯器の故障や交換で悩んでいる方の、
賢い選択のヒントになれば幸いです。

8.参考リンク集

※本記事に関するご注意
本記事は筆者がメーカー窓口へ問い合わせた内容(2025年11月時点)および実体験に基づくレポートです。住宅の断熱性能や既存設備の仕様、地域環境により、メーカーの推奨内容や機器の挙動は異なる場合があります。記載の金額等は条件により異なります。