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無記名Suica、まだ買うべき?モバイルSuicaとの違いを徹底調査!【最新版】

無記名Suicaはどこで買う?
紛失時の対処法や
払い戻しまで徹底解説!

  • ページ更新日:8月13日

Suicaは、電車にもお買い物にも使える便利なICカードです。
関東にお住まいの方なら、
一枚は持っているという方も多いのではないでしょうか。

Suicaには、
個人情報を登録する「記名式」と、
登録しない「無記名式」の2種類があります。

気軽に作れて便利そう」というイメージの無記名Suicaですが、
一時期は新規発行が停止されていました。

この記事では、
「もう無記名Suicaは手に入らないの?」
「持っているカードはどうなるの?」
といった疑問にお答えしつつ、
無記名Suicaのメリットや紛失時の注意点などを、
最新情報に基づいて詳しく解説していきます!




無記名Suicaとは?
記名式との違い

まず、
無記名Suicaがどんなカードなのか、
記名式との違いを簡単におさらいしましょう。

個人情報の登録が不要
無記名Suicaの最大の特長は、
氏名・生年月日・電話番号などの個人情報を登録せずに作れる点です。
券売機や窓口ですぐに発行できる手軽さが魅力でした。

家族や友人と共有できる
記名式Suicaは本人しか使えませんが、
無記名Suicaは誰でも利用可能です。
家族で一枚のカードを使いまわす、
といった柔軟な使い方ができます。

紛失時の再発行ができない
便利な一方で、無記名Suicaは紛失しても
再発行や利用停止ができません。
チャージ残高も基本的には戻ってこない、
という大きなデメリットがあります。

【2025年最新】無記名Suica
新規発行はどこでできる?

結論から言うと、2025年8月現在、
無記名Suica記名式Suicaともに、
以前のようにどこの駅でも気軽に買える状況ではありません。

世界的な半導体不足の影響で、
一時的に新規発行が停止されていましたが、
現在は一部の窓口で販売が再開されています。

現在、無記名Suicaが購入できる主な場所

  • JR東日本の主な旅行センター
  • 羽田空港第3ターミナル駅のJR EAST Travel Service Center

このように、購入できる場所はまだ限られています。
「じゃあ、どうすればSuicaを使えるの?」
と心配になった方もご安心ください。

スマートフォンの「モバイルSuica」であれば、
いつでも新規発行が可能
です。
iPhoneならApple Pay、
AndroidならGoogle Playで、
アプリからすぐにSuicaを発行して利用を開始できます。

物理カードにこだわりがなければ、
スマホでSuicaを使うのが最も手軽で便利な方法と言えるでしょう。




手持ちの無記名Suicaで
できること

「新規発行は難しいけど、
前に買った無記名Suicaを持っている」
という方も多いですよね。

もちろん、すでにお持ちの無記名Suicaは、
これまで通り問題なく利用できます。
具体的にどんなことができるのか見ていきましょう。

交通機関やお店での支払い

これはSuicaの基本機能ですね。
電車やバスの乗り降りはもちろん、
コンビニや自販機、
スーパーなど、
全国のSuica加盟店でのお買い物に利用できます。

チャージ(入金)の上限額は20,000円で、
これは記名式Suicaと同じです。

スマホへの取り込み

お持ちの無記名Suicaは、
iPhoneやAndroidスマートフォンに取り込んで、
モバイルSuicaとして使う
ことができます。

iPhoneの場合は「ウォレット」アプリから、
Androidの場合は「Google Play」アプリから、
画面の指示に従ってSuicaカードの上にスマホを置くと、
カード情報が転送されます。

この操作を行うと、
カード発行時に支払ったデポジット500円(預り金)が、
チャージ残高としてスマホのSuicaに返還されるという嬉しいメリットも!

情報を移した後の物理カードは使えなくなるので、
ハサミで切って処分してください。
スマホ一つで改札を通れるようになるので、
とても快適ですよ。

利用履歴の確認方法

「何にいくら使ったかな?」
と気になった時も、
無記名Suicaの利用履歴を確認できます。

Suicaエリア内の駅の自動券売機や多機能券売機で、
直近の利用履歴を最大20件まで表示・印字できます。
印字する場合は、
最大100件(ただし利用から26週間以内)まで遡って確認可能です。

乗車履歴だけでなく、
お店での買い物履歴やチャージ残高もチェックできますよ。

無記名Suicaの注意点!
紛失・払い戻しガイド

手軽な無記名Suicaですが、
紛失時や解約時には注意が必要です。
いざという時に慌てないよう、
ポイントをしっかり押さえておきましょう。

紛失したらどうなる?

ここが一番の注意点です。
無記名Suicaは、残念ながら
紛失しても利用停止や再発行ができず、
チャージ残高の保証も一切ありません。

ちなみに、
記名式Suicaなら利用停止手続きをすれば残高は保証されます。
ただし、
保証されるのは手続きが完了した時点での残高です。
失くしたことに気づく前に使われてしまった分は、
残念ながら戻ってきません。

とは言え、
諦めるのはまだ早いです!
誰かが拾って駅や交番に届けてくれる可能性も十分にあります。

もし失くしてしまったら、
すぐに駅係員さんや最寄りの交番へ遺失届を提出しましょう。
その際、
「いつ頃、どこで失くしたか」
「よく使う駅」
「おおよそのチャージ残高」
などを詳しく伝えると、
見つかった時に本人のものだと確認しやすくなります。

カードに自分だけのシールを貼っておくのも、
見つかりやすくなる良い方法ですよ。

無記名Suicaは保証がない分、
個人情報が漏れる心配がないというメリットもあります。
紛失時のリスクを考えると、
あまり高額なチャージはしないように心がけるのが安心かもしれませんね。

払い戻し(解約)の方法と手数料

「もうこのSuicaは使わないな」という場合は、
払い戻し(解約)をすることができます。

JR東日本のSuicaエリア内にある駅の「みどりの窓口」で手続きが可能です。

払い戻しの際には、
チャージ残高から手数料として220円が差し引かれます。
そこに、
最初に支払ったデポジット500円が加算されて返金されます。

例えば、
残高が1,000円の場合、
1,000円 – 220円 + 500円 = 1,280円が戻ってきます。

チャージ残高が220円以下の場合は、
手数料はかからず、
デポジットの500円のみが返金
されます。
損をしないためには、
残高を使い切ってから払い戻しするのがおすすめです。




よくある質問(FAQ)

Suicaに関するよくある質問のイメージ画像

Q. 無記名から記名式に変更できる?
A. はい、できます。
みどりの窓口で手続きすれば、
手数料なしで、
お使いの無記名Suicaを記名式に変更可能です。

Q. 記名式から無記名には変更できる?
A. いいえ、できません。
記名式から無記名式への変更は不可能です。

Q. チャージ上限額はいくら?
A. 20,000円です。
これは記名式Suicaと同じ金額です。

Q. オートチャージは使える?
A. いいえ、使えません。
改札で残高が一定額以下になると自動でチャージされる「オートチャージ」は、
ビューカードと連携した記名式Suicaのみのサービスです。
無記名Suicaでは利用できません。

まとめ

今回は、無記名Suicaについて、
2025年現在の最新情報とあわせて解説しました。

【無記名Suicaのポイント】

  • 個人情報不要で誰でも使える
  • 紛失時の再発行や残高保証はない
  • 現在、一部窓口でのみ新規発行が再開
  • スマホに取り込めばデポジット500円が戻ってくる

物理カードの発行が限られている今、
Suicaを始めるならモバイルSuicaが最もスムーズで確実です。

すでにお持ちの無記名Suicaは、
紛失にだけは十分注意しながら、
スマホに取り込んでしまうのが、
セキュリティ面でも利便性の面でも一番のおすすめと言えるでしょう!




参考リンク集

公式サイト・サービス 詳細
JR東日本 Suica公式サイト Suicaに関する公式情報がまとめられています。
モバイルSuica公式サイト スマホで使えるモバイルSuicaの案内ページです。
Suica・PASMOカードの発売再開に関するお知らせ(PDF) JR東日本の公式プレスリリースです。
JR東日本(公式)Xアカウント JR東日本の最新情報や運行状況が発信されます。