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札幌市電の料金と乗り方ガイド!路線の歴史やお得な定期券・乗り継ぎを解説

札幌市電は、
古くから市民に親しまれている札幌を代表する風景です!
車道のど真ん中を悠々と走る姿は、観光客にも驚かれます。
市電専用の合図信号もあり、車やバスより、
一番優先となるのが路面電車なのです。

最近は新型車両のポラリスや、
シリウスが登場し、さらに快適になりました。
一方で、昔ながらの緑色の車両も元気に街を走っています。

電子モニターの導入により、雪の日も到着時間が一目で分かり、
冬のストレスも大幅に軽減されました!
冬の風物詩、ササラ電車の活躍も、
札幌ならではの光景です。

今回は、知っておきたい基礎知識や、
最新の乗車料金について詳しくご紹介します!

  • ページ更新日:1月13日




1.札幌市電の路線は歴史がある?

札幌市電の歴史は、とても古いものです!

市電というだけあって、札幌市が運営する公共交通。
明治時代から運用が開始されました。
当時は人を運ぶのではなく、
建築用の石を運ぶために作られたものでした。

その後、路線を広げ、交通手段になりましたが、
当時は馬が車を引く馬車鉄道でした。

その後、大正に入ってから電気で走るようになり、
昭和初期に市営化されました。
できた当時の路線は、今とだいぶ違います。
中央区から北区の方まで、線路がありましたが、
今では全く跡形もありません。

現在の路線は、中央区を限定して走っていて、
すすきのの街中から、藻岩山の麓まで、
24の停留所を約8.9kmにわたって走行しています。

数年前には、西4丁目とすすきのの間に線路ができ、
ループ化(環状運転)が実現しました。

現在では、外回り(時計回り)、
内回り(反時計回り)という名称で、
巡回運行を行っています。



2.札幌市電の乗り方

札幌の市電に乗るには、
事前に切符を買う必要はありません!

目的の停留所で、電車が来るのを待つだけです。
(ちなみに地元の人は、市電を「電車」と言い、
JRのことは「JR」と呼んで使い分けています。
また、ベルを鳴らしていた名残で、
ちんちん電車と呼ばれることもあります。)

市電の停留所は、車道のど真ん中にあります。
そのため、来た電車に慌てて乗ろうとして、
停留所に向かうと、
車との接触事故に遭う危険があります。

市電を降りた後、すぐ車道に出てしまうのも危ないので、
注意が必要です。

しっかり慌てず、最寄りの信号機に従って、
青のタイミングで渡り、停留所に向かいましょう。

停留所にいると、やってくる市電の姿が見えます。
なかなか風情のあるものです。
見惚れて身を乗り出していると、
運転士さんから、警笛を鳴らされてしまいます。

今は電光掲示板があり、位置が一目瞭然です。
また、「まもなく電車が到着します」という、
アナウンスも流れます。

市電にはドアが二つあります。
後ろ側のドアが乗車口で、前側のドアが降車口です。
乗る時に、特に整理券などは出てきません。



3.札幌市電の料金

札幌の市電は、一律料金です。
どこで乗ってどこで降りても、
一周ぐるっと回っても、同じ料金です!

現在の基本料金は、
大人230円・子供120円です。
現金でも支払えますが、多くの人が、
SAPICA(サピカ)を使用しています。

SAPICAは、降りる時だけ読み取り機にタッチ。
他には、Kitaca・PASMO・Suicaなど、
全国の交通系ICカードを利用することもできます。

敬老優待乗車証や、福祉乗車証を持つ人も、
専用のSAPICAを持っています。

また、市電内でICカードへチャージもできます。
停車中に運転士さんにチャージを依頼すると、
千円単位で、入金を行うことができます。

4.札幌市電と地下鉄を乗り継ぐ場合

札幌市の中央区には、地下鉄の路線もあります。
市電と地下鉄を乗り継ぐ場合は、
乗り継ぎ料金が適用されます。

地下鉄1区と市電の乗り継ぎ運賃は、
大人360円・子供180円です。

現金で支払う人は、降りる際に、
運転士さんに「乗り継ぎます」と、
必ず告げてからお金を投入してください。
すると、乗り継ぎ用の切符が出てきます。

地下鉄の区間によっては、追加料金がかかります。
その時は、地下鉄改札前の精算機で、
精算を行いましょう。

なお、SAPICAを利用した場合は、
乗り継ぐ旨を告げなくても、
自動的に割引料金で残高から引かれます。



5.札幌市電料金を複数人分をまとめて支払う方法

家族や同乗者の分を、
一緒に支払っても大丈夫です!

「〇人分まとめて払います」と告げてから、
コイン投入口にお金を入れてください。
入金合計がモニターに出るので、
運転士さんが確認したらOKです。

またSAPICAでも、「大人1人子供1人で」と、
お願いすることもできます。
タッチ前に告げると、運転士さんが操作します。
「どうぞ」と言われてからタッチをすると、
まとめて料金が引かれます。

なお、市電の運賃箱はお釣りが出ません。
細かいお金がない人は、降車前に、
車内の両替機で両替を行っておきましょう。

1000円札を投入すると、両替されます。
5000円札や1万円札は、投入できないので、
万が一の時は、止まったタイミングで、
運転士さんに相談しましょう。

機械による両替は、走行中(停車直前など)も可能。
降りる時に両替をすると、後ろがつまるので、
早めに準備をしておくのが、スマートです!

6.札幌市電専用の定期券を買う方法

通勤や通学で市電を利用する人には、
路面電車で使える定期券も発売されています!

ほとんどの人は、
SAPICAに定期券機能を搭載しています。

通勤定期は、1ヶ月8,690円・3ヶ月24,770円。
通学定期(大人)は、1か月5,930円・3ヶ月16,900円。
(小学生以下の子供の通学は、
1ヶ月3,730円・3ヶ月10,630円です。)

地下鉄の乗り継ぎを含む場合は、料金が変わります。

使い方は通常のSAPICAと同様、タッチするだけ。
磁気定期券を持っている人は、
運転士さんに、はっきりと提示しましょう。

定期券の販売は、地下鉄駅構内などにある、
定期券発売所で行っています。
全ての駅にはないので、大通駅などの、
拠点となる発売所まで行く必要があります。

初回は窓口で手続きを行えば、
継続購入は、各駅の券売機で可能です。
ただし、市電の車内では定期券の購入はできません。



7.まとめ

札幌市電の歴史や乗り方、
最新の運賃について詳しくご紹介してきました。

最近では、観光客の利用も増えています。
市電に乗ると、藻岩山ロープウェイの割引や、
情報誌が配布されていることもあります。

また、土日祝日にお得な、
どサンこパスという1日乗車券も、
460円で発売されています。
これ1枚で、大人1人と子供2人が、
1日中市電に乗り放題になります!

降りたことがない停留所で降りてみて、
美味しいお店を散策するのも楽しいですよ。

ゆっくり走る市電の窓から、
札幌の街並みをのんびり眺めるのも、
贅沢な時間の過ごし方です!