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My Suicaとは?記名式Suicaのメリット|紛失・破損時の再発行方法

なくしても再発行できる?
「My Suica」の安心メリットを徹底解説

Suicaには色々な種類があるけれど、
「My Suica」は一体何が違うんだろう?
万が一なくしてしまっても再発行できるって本当?

そんな疑問もこの記事を読めば、解決します!

記名式ならではの大きなメリットから、
もしもの時の手続きまで、
あなたのSuicaをもっと便利で安心な一枚にするための情報を、
詳しく解説していきます。

  • ページ更新日:10月15日




Suicaには種類がある!
無記名式と記名式の違いとは?

Suicaには「通常のSuicaカード」や「Suica定期券」、
そのほかにもクレジットカードと一体型のカードなど、
いくつかの種類があります。

その中でも、
「My Suica」とは一体どんなカードなのでしょうか?

Suicaカードは「無記名式」と「記名式」の2種類

Suicaカードを購入するには、
JR東日本の各駅にある多機能券売機を利用するか、
みどりの窓口で購入する方法があります。

どちらで購入する場合でも、
無記名式のカードであれば、
その場ですぐに購入することができます。

無記名式のSuicaカードは、
チャージを繰り返して残高を利用し、
鉄道やバスに乗車したり、
お買い物に利用したりできます。

定期券として利用する場合には、
必ず記名式にする必要があります。

「記名式のSuica」とは?
Suicaを記名式にすると、
登録した本人だけが利用できる専用のカードになります。

逆に言えば、
無記名式なら誰でも利用できるということです。

定期券としてSuicaを購入する場合、
氏名・性別・生年月日などの個人情報を登録するため、
自動的に記名式になります。

小児用Suicaは必ず記名式

Suicaには大人用と小児用があり、
小児用は常に小児運賃が適用されるため、
定期券として購入しない場合でも必ず記名式になります。

鉄道やバス会社で小児運賃が適用されるのは、
12歳になる年度の3月31日までです。

そのため、
発行時の年齢確認や有効期限を管理するために、
記名式での発行となっています。

クレジットカード一体型Suicaの特徴

一部のJR東日本の提携会社が発行するクレジットカードには、
Suica機能が付いたものがあります。

例えば、
大型ショッピングモールで有名なイオンが発行している「イオンSuicaカード」や、
大手家電量販店のビックカメラが発行している「ビックカメラSuicaカード」などです。

これらはそれぞれクレジットカードであると同時に、
Suicaカードとしても利用できます。

つまり、
一枚のカードにチャージして、
Suicaとして利用することができるのです。

Suica機能は無記名式扱い
クレジットカードと一体型になっているSuica機能は、
すべて無記名式としての扱いになります。

厳密にはクレジットカードとして、
氏名や住所の登録を行っているため、
その本人しか利用できません。

ですが、
Suica機能自体が記名式になっているわけではないので、
定期券として利用することはできません。

また、
クレジットカードとしての発行になるため、
小児用の発行は行っていません。




紛失しても安心!
「My Suica(記名式)」のメリットと再発行手続き

記名式にしたSuicaは本人しか利用できないことから、「My Suica」と呼ばれています。

つまり、
「My Suica」=「記名式のSuica」
ということです。

「My Suica」は紛失時に再発行できるのが最大のメリット

定期券にしない場合は、
わざわざ記名式にする必要はないかもしれません。

しかし、
本人しか利用できなくなる一方で、
記名式だけにしかない大きなメリットが存在します!

それは、
紛失時に再発行が可能だという点です。

無記名式のSuicaは、
なくしてしまうとチャージ残高も戻ってきませんが、
記名式なら所定の手続きによって、
再発行してもらうことができます。

Suicaを紛失した際の再発行手順

記名式の「My Suica」を紛失してしまった時には、
まずJR東日本のSuicaエリアの駅にある「みどりの窓口」か、
PASMO事業者の窓口に申し出てください。

すると、
再発行整理票」というものを発行してもらえます。

手続きには、
Suicaを記名式にした時と同じ情報(氏名・性別・生年月日など)と、
本人確認書類(運転免許証など)が必要です。

この再発行整理票が発行された時点で、
紛失したSuicaは利用できなくなります。

再発行は翌日以降に!
発行された再発行整理票を、
翌日以降14日以内にJR東日本の「みどりの窓口」まで持って行くと、
新しいSuicaカードの発行を受けられます。
(PASMOの窓口では再発行できません)

新しいSuicaカードの受け取り時にも、
運転免許証などの公的証明書が必要です。

チャージ残高があった場合には新しいカードに引き継がれ、
定期券だった場合も、
もちろんその情報はそのままです。

ただし、
新しいSuicaの預り金(デポジット)として500円、
再発行手数料が520円掛かるので、
合計1,020円を支払う必要があります。

再発行時の注意点

再発行整理票を発行してもらったら、
その日から14日以内に再発行の手続きを行ってください。

この期間が過ぎてしまうと、
再度、再発行整理票の発行からやり直す必要があり、
手間がかかってしまいます。

もし後から紛失したカードが見つかった場合、
そのカードはチャージ残高を含めて無効になっています。

ですが、
デポジット分は有効なので、
JR東日本の窓口にそのカードを返却すると、
500円の払い戻しを受けることができます。




Suicaカードが故障・破損した際の対処法

Suicaが故障・破損した際の対処法イメージ
Suicaが故障・破損した際の対処法イメージSuicaカードはタッチして利用するという性質上、
稀に中身のICチップやメモリが破損してしまうことがあります。

また、
ICチップ搭載のカードは水没に弱い一面もあるため、
それが原因で壊れてしまうこともあります。

券売機や自動改札機で反応しなくなってしまった時には、
カード自体が壊れてしまったと考えてよいでしょう。

このような時には、
新しいSuicaカードに交換してもらうことができます。

データの破損に関しては「My Suica」の場合だけでなく、
「無記名式Suica」でも再発行が可能です。

紛失時とほぼ同じ手続きでOK
データが破損した場合の交換も、
まずはJR東日本の「みどりの窓口」や、
PASMO管轄事業者の窓口までその旨を申し出てください。

新しいカードに交換してもらえるのは、
翌日以降という点も紛失の場合と同じで、
JR東日本の「みどりの窓口」で行います。

壊れたカードと引き換えに
新しいカードは、
壊れてしまったSuicaカードと引き換えになります。

紛失の場合とは違い、
再発行手数料やデポジットは一切掛かりません。

定期券の期限が切れたSuicaは
どうなる?そのまま使える?

Suicaを定期券として記名式で購入し、
有効期限が切れても継続購入をしなかった場合、
そのカードは表面に定期券情報が残ったままの、
記名式の通常のSuicaになります。

そのままでも利用し続けることができますが、
表面の印字が紛わしい場合は、
JR東日本のSuicaエリアの駅にある「みどりの窓口」で、
印字を消去してもらってください。

この消去はカードさえ提示すれば、
すぐに行ってもらえます。

My Suicaであることには変わりません!
この状態になったSuicaは定期券ではなくなっても、
記名式であることには変わりません。

つまり、
見た目は通常のSuicaのようでも、
登録した本人のみが利用できるカードです。

再発行に対応している点は一緒です!
記名式のままなので、
もし紛失してしまっても再発行が行えます。

もちろん、
再度定期券として利用することも可能です。

無記名式を後から記名式にすることもできます!
最初は券売機などで無記名式として購入したSuicaでも、
後から「みどりの窓口」で手続きをすれば、
記名式の「My Suica」に変更することができます。

定期券にすることも可能ですが、
逆に、一度記名式にしたSuicaを無記名式に戻すことはできません。




まとめ

「My Suica」とは、「記名式のSuicaカード」のことです。

定期券として利用する場合だけでなく、
通常のIC乗車券として利用する場合でも、
希望すれば記名式のMy Suicaにすることができます。

記名式である「My Suica」は無記名式とは違い、
紛失や盗難にあっても再発行に対応しているという点が、
一番のメリットです!

もしもの時のために、
お手持ちのSuicaを「My Suica」にしてみてはいかがでしょうか。

参考リンク集

公式サイト・サービス 詳細
Suica:JR東日本 Suicaに関する公式サイトです。
My Suica(記名式)・Suicaカードの再発行 My Suicaの再発行方法や詳細が確認できます。