現金引き出し=借金?
キャッシングの仕組みと注意点
コンビニのATMでクレジットカードを使って現金を引き出した場合、
自分の預金から引き出したと思っている方は要注意です!
クレジットカードはキャッシュカードではないため、
現金を引き出すと「キャッシング」していることになります。
キャッシングに関する基礎知識と、
海外旅行でキャッシングする時のメリットをまとめました。
- ページ更新日:1月6日
1.クレジットカードで現金を引き出せる?
クレジットカードをATMに入れて現金を引き出した場合、
これは預金から現金を引き出しているのではなく「キャッシング」として、
クレジットカード会社に借金をしていることになります。
クレジットカードの仕組みがよくわかっていない人の中には、
預金から引き出せていると思っている人もいるようです。
また、
クレジットカードの中には銀行のキャッシュカードと一体化しているカードもあります。
この場合はATMに挿入するカードの向きによってキャッシングとしての利用なのか、
預金口座からの引き出しとしての利用なのかが異なります。
預金口座から現金を引き出すつもりでカードを挿入して、
なんとなく操作したらキャッシングしてしまっていた。
こういった事になると、
支払利息が発生してしまいますので、
この点を注意しておきましょう。
▼【コンビニやATMで利用できる】
キャッシングの場合、
預金からの引き出しと同様の方法で現金を引き出すことができます。
この場合、
コンビニや金融機関のATMにクレジットカードを挿入して操作することになります。
ここで重要なのが「暗証番号(PIN)」です。
近年のICカード取引では、
暗証番号が分からないと一切利用できません(サインでの代用は不可)。
海外へ行く前や利用前には、
必ず暗証番号を確認しておきましょう。
▼【手数料について】
キャッシング自体に手数料はかからなくても、
利用するATMによっては出金手数料がかかる場合があるので注意してください。
手数料の金額はカード会社やカードの種類によって異なります。
例えば、
「1万円以下は110円・1万円超は220円」とするカード会社が多いですが、
必ず手持ちのカードの規定を確認するようにしてください。
手数料の他に利息がかかることもあるので、
利息についてもしっかり把握しておきましょう。
▼【キャッシングの注意点】
キャッシングは預金口座からの引き出しと同じような感覚で現金を引き出すことができるため便利ですが、
便利な反面デメリットや危険性もあります。
便利だからとついついキャッシングを利用してしまい、
返済が膨らんでしまったということのないように、
注意点をよく押さえておくことが大切です。
一番の注意点は、
キャッシングを利用すると利息が発生することです。
ほとんどの場合、
クレジットカードのキャッシングは利息制限法の上限に近い料率設定のため、
年率15%〜18%ほどの利息が発生することになります。
利息は日割り計算となるため、
以下の式で計算されます。
例えば5万円を1ヵ月間(30日)キャッシングで借り入れた場合、
年率18%で計算すると利息は約740円です。
さほど大きい金額ではないように感じますが、
ここが落とし穴であると言えます。
もう一つの大きな注意点は、
引き出しが手軽なことです。
そこまで利息が高くないので、
「借りてもまたすぐに返せばいいか」と軽く考えてしまう恐れがあります。
確かに1ヵ月だけで見ると大きな額ではないかもしれませんが、
「返してすぐにまた借りる」が習慣になってしまうと、
毎月5万円のキャッシングを継続していた場合、
年間で約9,000円も利息を支払うことになるのです。
2.海外旅行で現金を調達する方法
▼【海外でキャッシングが便利?】
海外旅行に行く時には、
現地でクレジットカードが使えないこともあるため、
ある程度の現金が必要です。
海外での現地通貨の用意はどうするのかというと、
日本円を両替して持って行くか、
もしくは現地でキャッシングするという方法があります。
VisaやMastercardなど、
海外では国際ブランド対応のATMが数多く点在しているため、
利用しやすいというメリットがあります。
▼【手数料について】
日本国内、
または現地で日本円を両替するとなると、
為替手数料(スプレッド)がかかります。
この手数料が意外に高いのです。
例えば日本円を米ドルにする場合、
空港や銀行の窓口では1米ドルあたり約3円の手数料がかかることがあります。
1,000ドルに交換しようとすると3,000円もの手数料がかかることになりますね。
この点、
現地でクレジットカードのキャッシングを利用する場合は、
両替所の高い手数料よりも安く済むケースが多いです。
ただし「完全に手数料ゼロ」ではなく、
以下のコストがかかる点は理解しておきましょう。
・キャッシング利息
・ATM利用手数料(カード会社規定のもの)
・現地ATM設置会社の手数料(現地のATMオーナーが設定する上乗せ費用)
それでもトータルで見れば、
銀行窓口で外貨に交換した場合に比べて安くおさまっていることが多いです。
【重要】「日本円」か「現地通貨」か?
海外ATMの操作中に、
「日本円(JPY)で決済しますか?現地通貨で決済しますか?」
という画面が出ることがあります。
このときは、
必ず『現地通貨』を選んでください。
日本円を選ぶと、
その場でのレート換算(DCC取引)となり、
非常に割高な手数料レートが適用されてしまうため注意が必要です。
▼【返済方法は?】
海外キャッシングの返済方法は、
日本国内でキャッシングした場合と同じです。
基本的には翌月、
または締め日によっては翌々月に一括払いでの返済となります。
さらに手数料を抑えるテクニックとして、
帰国後すぐにカード会社へ連絡やネット手続きを行い、
「繰り上げ返済」をすることで利息を数日分に抑えることも可能です。
ただし、
ATMで繰り上げ返済をする場合にATM手数料がかかるケースもあるため、
どの方法が一番お得か、
契約しているクレジットカード会社の公式サイト等で確認してみてください。
3.まとめ
クレジットカードで引き出しすると、
キャッシングを利用したことになります。
キャッシングは借金なので利息が発生するため、
キャッシングの利用には注意が必要ですね。
海外旅行の際には両替所よりも、
キャッシングを利用したほうがコストが安い場合もあるので、
臨機応変に使い分けてみてください。