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クレジットカードの審査内容と申込資格は?初めての申し込み完全ガイド

不安を解消!
クレジットカードの仕組みと作り方まとめ

インターネット通販やポイント、
クレジットカードがあれば便利な事がたくさんあります。
でも、
初めてのクレジットカードは不安が沢山ありますよね。

学生や専業主婦でも作れるのか、
入会審査とは何なのか、
どんな風に使えばいいのか。

そんなクレジットカード初心者の疑問や不安を解消するために、
最新の審査事情や申込みの手順、
注意点についてまとめました。

  • ページ更新日:12月19




1.これで安心!
初めてのクレジットカード申し込みマニュアル

国内で発行されるほとんどのクレジットカードには、
国際ブランドのクレジットカード会社のマークが付いています。
カードで支払いをした際に決済をしてくれる会社です。

主要な5つのブランド「Visa(ビザ)」、
Mastercard(マスターカード)」、
JCB(ジェイシービー)」、
American Express(アメックス)」、
Diners Club(ダイナーズクラブ)」が有名ですよね。

店舗のレジ横にこういった会社のマークが付いているのをよく目にすると思います。

クレジットカードに申し込む際には、
こういったブランドの中から決済するカード会社を選ぶことになります。

日本では「Visa」、
「Mastercard」、
「JCB」がよく利用されていますが、
こういった国際ブランドのクレジットカードを持っていると世界中の加盟店で使えるので便利なのです。

▼【「ショッピング機能」と「キャッシング機能」

クレジットカードには大きく分けて2つの機能「ショッピング機能」と「キャッシング機能」があります。
ほとんどの人はキャッシングは利用せずショッピング利用がメインとなっています。

ショッピング機能

・カードが使えるお店で買い物をする際、
クレジットカードを提示することで現金がなくても支払いをすることが出来ます。
利用代金は後日、
支払い時に指定した回数で登録口座から引き落としされます。

飲食店やデパートをはじめ、
スーパーやコンビニ、
公共料金の支払いなど、
カード払いできるものが増えているので持っているととても便利です。

キャッシング機能

・カード会社から現金を借りる事をキャッシングと言います。

限度額までなら申込みをして現金を受け取れるので、
給料日前にまとまった現金が必要になった時などに使えます。

ただし、
現金を借りるということは当然利息が発生します。
金利は法律で上限が決まっていますが、
一般的に年15.0%〜18.0%程度と設定されていることが多く、
決して安くはありません。

必要がなければキャッシング枠を「0円(なし)」で申し込むのが、
使いすぎを防ぐコツです。

▼【メリットとデメリット

便利なクレジットカードですが、
メリットもあればデメリットもあります。
ショッピングに利用出来る以外にポイントやマイルを貯めたり、
公共料金をクレジット払いにしたりと便利な使い方がたくさんあります。

メリット

・ETCカードが持てるようになる
・ショッピングの利用額でポイントやマイルが貯まる
・ネット通販など利用できるお店の幅が広がる
・海外旅行でも使える(海外旅行保険が付いている)
・タッチ決済などで支払いがスムーズになる

デメリット

・支払い能力以上にショッピング出来てしまう危険性がある
・回数払いやリボ払いにした場合は手数料がかかる
・計画性のないキャッシングで借金を背負うリスクもある

▼【利用限度額

申込みした人の年齢、
収入、
職業などから判断し、
ショッピング機能」、
キャッシング機能」の両方に限度額が設定されます。

この限度額までならショッピングやキャッシングが可能という訳です。

限度額は日常生活で私たちが使う金額よりも高く設定されていることが多いので、
その金額まで使ってしまうと後の返済が大変な事になってしまいます。
計画性を持って利用するようにしましょう。



2.クレジットカードの審査と申込資格

クレジットカードの審査と申込資格は?

▼【申込み可能な年齢は18歳以上

ほとんどのクレジットカードは18歳以上(高校生を除く)で申込みが可能です。

民法改正により成人年齢が18歳に引き下げられたため、
現在は18歳以上であれば親の同意なしで作れるカードがほとんどです

クレジットカードを作れるかどうかについては、
年齢もですが、
この後に説明する「審査」が通るか次第です。
この「審査」とはどういったものか確認してみましょう。

▼【入会審査とは?

申込みをした人が提示した「年収」、
「職業」などの申込み情報を元に、
その人がクレジットカードを利用してもきちんと返済することが出来る人なのかを確認します。

申込みを受け付けるかどうかを判断するのが入会時の「審査」です。
これに通らないとクレジットカードを作ることは出来ません。

審査基準はカードの発行会社やカードの種類によっても異なっており、
その基準は明らかにされていないので一概には言えませんがある程度の判断項目は分かっています。

基本的には申込情報の「年齢」、
「雇用形態」、
「勤務先」、
「勤務年数」、
「住居」、
「家族」など様々な項目を属性毎にポイント化しその総合判断で基準以上であれば審査に通るようです。

▼【入会審査のポイント

はじめてクレジットカードを作る時に気になるのが、
入会審査です。
自分の属性でクレジットカードを作れるか気になっている方は多いですよね。

上の項目で申込み時に記載する情報をいくつかあげましたが、
具体的にはどんな状況の人が審査に通りづらいか確認してみましょう。

審査が通りづらい可能性があるケース

・収入が不安定である(自営業など)
・短期間に複数のカード会社へ申し込みをしている
・他社からの借り入れ(借金)が多い
・過去に金融事故歴がある(いわゆるブラックリスト)
・携帯電話や公共料金の支払いを滞納した事がある人

「自営業だからダメ」「アルバイトだからダメ」と決まっているわけではありません。
年収だけでなく、
「継続して安定した収入があるか」や、
過去の支払い実績(クレジットヒストリー)も重要視されます。

審査基準はクレジットカードの種類やカード会社などでも異なるので、
1社落ちたからといって絶対に作れないわけではありません。
比較的審査が通りやすいと言われるカードを選ぶのも一つの手です。



3.申込み手続きの流れ

申込み手続きの流れについて。

▼【インターネットや銀行、さまざまな店舗で申込みが出来ます

パソコンやスマートフォンなど普段からインターネットを使っている方なら、
ネット申込みが1番手続きしやすいのではないかと思います。

銀行などの金融機関でもクレジットカードの申込み用紙が置いてあり、
手続き可能です。

もしくは、
よく買い物する百貨店やショッピングセンターでも多くの施設でそこのクレジットカードを出しているはずです。
そういった施設でもクレジットカード申込みのブースを用意しているので、
買い物に行ったついでに申込みすることもできます。

よく行く施設なら、
駐車場の割引サービスがあったり他のカードよりポイント率が良かったりと特典が受けられる場合が多いので、
普段のショッピングなどの状況でどこのカードを作るか決めると良いのではないでしょうか。

▼【インターネットでの申込みの手順

[1]インターネットで入会申込み(各カード会社サイト)

[2]金融機関サイトで引き落とし口座を設定(各金融機関サイト)

[3]入会審査&本人確認(eKYCなどでスマホ完結する場合もあり)

[4]カード発行手続き・郵送(またはアプリ発行)

カード会社によって多少違いはありますが、
インターネットからの大まかな申込み方法は上記のようになります。

最近は、
運転免許証マイナンバーカードをスマホで撮影する「eKYC(オンライン本人確認)」が主流です。
郵送の手間がなく、
最短数分〜即日で審査が完了することもあります。

さらに、
プラスチックカードが届く前にアプリ上でカード番号が発行され、
すぐにネットショッピングやスマホ決済で使える「即時発行」に対応したカードも増えています。



4.クレジットカードの選び方

クレジットカードの選び方は?

▼【年会費で選ぶ

クレジットカードの年会費とは、
そのクレジットカードのサービスを使う利用料のようなもので無料のものから有料のものまで様々です。

主なクレジットカード年会費

■永年無料・年会費無料:カードを作っても費用はかからない。

■初年度無料:カードを作って1年目は無料、2年目以降は決まった年会費が引き落とされる。
(※年1回の利用で翌年も無料になる実質無料タイプもあります)

■年会費有料:カードを使わなくても支払う費用。空港のラウンジなど、カードを持っている事で受けられるサービスもある。

▼【入会特典やポイントで選ぶ

年会費無料とともに人気なのは、
ポイント還元率の高いクレジットカードです。

ショッピングの内容でそのカード独自のポイントが貯まるものもあれば、
Vポイント(旧Tポイント)やdポイント、
楽天ポイントなど色んな店舗で利用できる有名ポイントが貯められるものもあります。

普段貯めているポイントカードがあるなら、
クレジットカードと一体型にしてショッピングでどんどん貯めるのもおすすめです。

さらに、
入会特典で数千円分のポイントやキャッシュバックが貰えたり、
一定期間年会費無料サービスを受けられるなどお得になる特典が付く事もあります。

自分にとって1番メリットの多いクレジットカードを作るという選び方もありますね。

▼【マイルが貯まるカード

ポイントなどと並んで人気があるのが、
航空会社のマイルが貯まるクレジットカードです。

日本ではやはり2大航空会社、
「ANAマイレージクラブ」と「JALマイレージバンク」のマイルが貯まるカードを持つ人が多いようです。

クレジットカード機能のないただのマイレージカードは飛行機に乗らないとポイントが貯まりませんが、
クレジットカード形式のマイレージカードなら日々のショッピングでもマイルが貯まるので、
どんどんマイルが貯められるのです。



▼【専業主婦や学生におすすめのカード

働いていない専業主婦や学生が利用しやすいクレジットカードもあります。
年会費無料のものが多く、
通常のカードよりポイント還元率が良かったりするので該当する方にはオススメです。

専門学生・大学生向け

■三井住友カード(NL)
■学生専用ライフカード
■楽天カード アカデミー
など…

特徴:18歳〜20代の若年層向けのカードで、
基本的に学生時代は年会費無料のものが多いです。
通常よりもポイントが貯まりやすかったり、
海外利用の金額の一部がキャッシュバックされるものなど、
各社で学生向けの特典を用意しています。

専業主婦向け

■イオンカードセレクト
■楽天PINKカード
■PayPayカード
など…

特徴:比較的審査も通り易く、
日用品のショッピングでポイントが貯りやすい主婦に嬉しいカードです。
付帯する女性向けの保険に安く加入できる特典がついているものもあるようです。



5.クレジットカードの注意点

クレジットカードの注意点は?

▼【無理のない範囲で利用しましょう

手元に現金がなくても物を買えてしまうクレジットカードですが、
翌月には必ず支払いの引き落としがかかります。
便利ではありますが、
必ず支払い可能な範囲で利用するようにしましょう。

むやみにリボルビング払い(リボ払い)にしてしまうのも、
無駄に金利を増やして必要以上にお金を使う事になります。
払える範囲で、
出来るだけ金利のかからない一括払いや2回払いにするのが好ましいと思います。

▼【暗証番号(PIN)の管理とサインについて

お店でクレジットカードを使う際、
これまではサイン(署名)を求められることがありましたが、
現在はICチップ読み取りによる暗証番号(PIN)の入力が基本です。
(※2025年4月以降、店頭でのサインによる本人確認は原則廃止される方向です)

そのため、
申し込み時に設定する「4桁の暗証番号」は非常に重要です。
忘れてしまうとカードが使えなくなる場合があるので、
しっかり管理しましょう。
もちろん、
「生年月日」や「電話番号」など推測されやすい番号は避けてください。

また、
最近増えているナンバーレスカードなどは、
カード裏面にそもそも署名欄がないタイプもあります。
署名欄があるカードの場合は、
万が一の紛失時に備えて必ず油性ペンで署名をしておきましょう。

▼【盗難・紛失・セキュリティ対策

ネット通販などサインレスでも使えるクレジットカードは盗難や紛失してしまった場合、
悪用されてしまう可能性もあります。

もしもなくしてしまったら、
速やかにカード会社と警察へ届けましょう。
すぐに連絡をし、
カードの機能を無効にすることで不正利用されるのを防げます。

また、
ネットショッピングを安全に楽しむために以下の対策も意識しましょう。

・3Dセキュア(本人認証)の登録
決済時にワンタイムパスワードなどを入力して本人確認を行う仕組みです。
・利用通知の設定
カードを使ったらすぐにアプリやメールで通知が来るように設定しておくと、
不正利用にすぐ気づけます。

万が一、
身に覚えのない請求があった場合はすぐにカード会社へ連絡をして下さい。



6.まとめ

初めてのクレジットカード申し込みマニュアル!

いかがでしたか?

初めてのクレジットカードの申込み、
分からない事や不安な事がたくさんあると思いますが、
申し込んでみると意外と簡単です。

カードの使い方についても、
お金がないからカードで買うという使い方ではなく、
現金を支払う代わりに使うようにするなど工夫しましょう。

自分の支払い能力を考えて使うことが出来れば、
クレジットカードを持つ事自体怖くはありません。

ただ、
限度額までは問題なく使えてしまうので、
気分が大きくなって使いすぎてしまわないように気をつけなければいけません。

節度のある使い方が出来れば、
ポイント還元なども受けられて現金払いよりもずっとお得です。
ポイントやマイルなども上手に活用して、
便利なクレジットカードライフを実現しましょう。