ICOCAの払い戻しルールと
SMART ICOCAの現状まとめ
ICOCAを使わなくなった時、
チャージ残高やデポジット(預り金)がどうなるのか、
気になりますよね。
以前は、
「ある方法」を使うことで、
払い戻し手数料を無料にする裏技が存在しました。
しかし、
現在はルールが変更され、
その裏技は使えなくなっています。
また、
クレジットカードと紐づいた便利な「SMART ICOCA」も、
大きな転換期を迎えています。
この記事では、
ICOCAの払い戻しにかかる手数料の最新情報と、
SMART ICOCAの現状について、
詳しく解説します。
損をしないためのポイントもまとめているので、
ぜひチェックしてください。
2.過去にあった「ICOCA残額払いもどし券」とは?
3.SMART ICOCAの新規発行は終了!これからの選択肢は?
4.SMART ICOCAを解約(払い戻し)する方法
5.まとめ:ICOCAの払い戻しは「使い切ってから」がお得
- ページ更新日:12月2日
1. ICOCAの払い戻し手数料はいくら?無料にする方法はある?
結論からお伝えすると、
現在、
ICOCAの払い戻し手数料を完全に無料にする方法は、
原則ありません。
以前は特定の条件下で無料にできましたが、
現在は以下のルールに統一されています。
払い戻し手数料:220円
通常のICOCA(定期券なし)を払い戻す場合、
計算式は以下のようになります。
『カード残額 - 手数料220円 + デポジット500円 = 返金額』
購入時に支払ったデポジット(預り金)の500円は、
カード返却時に必ず戻ってきます。
残高が220円未満の場合はどうなる?
ここで一つの疑問が浮かびます。
「カードの中身が20円しか残っていない場合は、どうなるの?」
この場合、
不足分の手数料を別途支払う必要はありません。
残額が手数料(220円)より少ない場合は、
その残額すべてが手数料として充当され、
デポジットの500円のみが返金されます。
つまり、
使い切って残高を0円にしてから払い戻せば、
手数料を引かれることなく、
デポジットの500円が丸々戻ってくることになります。
これが実質的な「手数料無料」の状態と言えます。
2. 過去にあった「ICOCA残額払いもどし券」とは?
以前、
インターネット上の情報で、
「ICOCA残額払いもどし券」という存在を目にしたことがあるかもしれません。
これは、
JR西日本から特定の条件を満たしたユーザーに発行されていたチケットです。
※現在は配布されておらず、
このサービスは終了しています。
以前は、
SMART ICOCAを新規発行すると、
このチケットが同封されており、
「手持ちの古いICOCAの払い戻し手数料が無料になる」
という特典がありました。
しかし、
この特典はすでに廃止されています。
これからSMART ICOCAを作ろうとしても、
このチケットは手に入りませんのでご注意ください。
3. SMART ICOCAの新規発行は終了!これからの選択肢は?
「便利そうだからSMART ICOCAを作りたい」
と考えていた方に、
重要な最新情報です。
SMART ICOCAの新規発売は、
2024年12月12日をもって終了しました。
現在、
新しくSMART ICOCAを申し込むことはできません。
すでにSMART ICOCAをお持ちの方は、
引き続き利用可能ですが、
クイックチャージなどの一部サービスも、
将来的に終了する予定がアナウンスされています。
これからはモバイルICOCAが主流に
SMART ICOCAに代わるサービスとして、
JR西日本では以下の利用を推奨しています。
・モバイルICOCA(Android)
・Apple PayのICOCA(iPhone)
これらはスマホでチャージができ、
定期券の購入も可能です。
SMART ICOCAのように、
券売機に並ぶ必要もありません。
これからクレジットカード紐付けで便利に使いたい方は、
スマホ版のICOCAへの切り替えを検討してみてください。
4. SMART ICOCAを解約(払い戻し)する方法
現在、
お手持ちのSMART ICOCAが不要になった場合の、
解約・払い戻し手順について解説します。
SMART ICOCAは
クレジットカード情報が紐付いているため、
駅の窓口ですぐに現金払い戻しをすることは
できません。
正式な手順は以下の通りです。
手順① WEBまたは電話で申請書を取り寄せる
以前は大阪駅の窓口(Club J-WESTサービスコーナー)などでも対応していましたが、
現在は郵送での手続きが基本です。
1. 「SMART ICOCA払戻申込書」を入手する
JRおでかけネットの「WEB申請フォーム」から請求するか、
電話で取り寄せます。
2. 必要事項を記入して郵送する
カードと申込書をセットにして返送します。
手順② 返金は銀行口座またはクレジットカードへ
払い戻し計算書が届き、
後日、
紐付いているクレジットカード口座、
または指定の銀行口座へ返金されます。
ここでも、
払い戻し手数料220円がかかります。
5. まとめ:ICOCAの払い戻しは「使い切ってから」がお得
今回の記事のポイントをまとめます。
・ICOCAの払い戻し手数料は220円
・残高を0円にして返却すれば、デポジット500円が戻ってくる
・「手数料無料券」の配布は終了している
・SMART ICOCAの新規発行は終了した
・今後はモバイルICOCAがおすすめ
ICOCAを払い戻す際は、
コンビニや自動販売機で残高をきれいに使い切り、
手数料を引かれない状態で
駅の窓口へ行くのが一番お得です!
これから新生活などでICOCAを整理する方は、
ぜひ参考にしてください。