SAPICA(サピカ)を賢く使おう!
ポイント制度やチャージの注意点を徹底解説
札幌での生活や観光に欠かせないICカードSAPICA(サピカ)。
「SuicaやKitacaと何が違うの?」
「ポイントが貯まるって本当?」
そんな疑問を解消するために、
SAPICAのメリットや使い方、
購入・解約時の手数料まで最新情報をまとめました。
- ページ更新日:12月16
1.SAPICAってどこで使える?Kitacaとの違いは?
SAPICA(サピカ)は、
札幌圏の地下鉄全線・バス(JR北海道バス・じょうてつ・北海道中央バス)・市電で使用できるICカードです。
※JR北海道(Kitacaエリア)や、本州(Suicaエリア等)では利用できません。
逆に、
SuicaやKitacaを札幌の地下鉄で使うことは可能です。
では、
なぜあえてSAPICAを持つ必要があるのでしょうか?
▼【最大の特徴は「SAPICAポイント」】
SAPICAを使って地下鉄やバス・市電に乗ると、
運賃の3%がポイントとして貯まります。
(※以前は10%でしたが、2022年10月より3%に変更されました。)
SuicaやKitacaで乗車してもポイントは付かないため、
「3%還元」を受けられるのがSAPICA最大のメリットです。
貯まったポイントは、
運賃以上のポイントが貯まった段階で、
自動的に次回の運賃として支払われます。
(登録や交換手続きは一切不要です。)
▼【SAPICAの種類】
購入希望者の状況に応じて3種類あります。
・無記名SAPICA:誰でもすぐに買える(紛失補償なし)
・記名SAPICA:個人情報を登録、紛失時に再発行可能
・定期券SAPICA:記名式に定期券機能をつけたもの
※このほか、福祉割引用や子供用カードもあります。
2.購入場所とデポジット(返金手数料)の仕組み
SAPICAは以下の場所で購入できます。
・地下鉄駅の券売機、定期券発売所
・バス営業所、ターミナル窓口
※バスや市電の「車内」では購入できません。
初回購入時は一律2,000円が必要です。
内訳は「利用可能額1,500円」+「デポジット(預かり金)500円」となります。
▼【①・SAPICAのデポジットを返金したいときは?】
札幌を離れるなどでSAPICAが不要になった場合、
窓口で解約手続きをすればデポジット(500円)は返金されます。
ただし、
チャージ残高の払い戻しにはルールがあります。
▼【②・払い戻し手数料と「お得な解約方法」】
残高がある状態での払い戻しには、
手数料200円がかかります。
・返金額 = チャージ残額 - 手数料200円 + デポジット500円
もしチャージ残額が200円以下の場合は、
手数料を引くとマイナスになってしまうため、
残額分の返金は0円となり、
デポジットの500円のみが返ってきます(追加徴収はされません)。
つまり、
コンビニ等で残高を使い切ってから(残額0円にしてから)解約すれば、手数料がかからず500円が丸々戻ってくるのでお得です。
※注意:クレジットカード一体型SAPICAの場合
銀行系カードなどに搭載されたSAPICAは、
そもそもデポジットを預かっていないケースが多く、
解約時の500円返金がない場合があります。
3.チャージ方法と注意点(バス・コンビニ)
残高が少なくなったらチャージ(入金)しましょう。
上限20,000円まで、
1,000円単位でチャージ可能です。
▼【主なチャージ場所】
1. 地下鉄駅
券売機、精算機でチャージ可能。
改札を出る前に「足りない!」と気づいても、
精算機でチャージできるので安心です。
2. バス・市電の車内
運賃箱でチャージ可能ですが、
「千円札のみ」対応の場合がほとんどです。
五千円札や一万円札は使えないことが多いので注意しましょう。
3. コンビニ
セイコーマート、ローソン、セブンイレブン等で可能です。
レジで「SAPICAのチャージをお願いします」と伝え、
現金で支払います。
4.まとめ
札幌の交通機関(地下鉄・バス・市電)は、
SuicaやKitacaでも乗車自体は可能です。
しかし、
「乗るたびに3%のポイントが貯まる」
「貯まったポイントが勝手に運賃に充当される」
この2点はSAPICAだけの大きなメリットです。
札幌市内で通勤・通学、
あるいはお出かけをする機会が多い方は、
ぜひSAPICAを活用してお得に移動しましょう!