『CVC』はセキュリティコードのこと!
ネット通販で必須の番号を詳しく解説♪
インターネット通販を使って、
買い物をする機会って、
本当に多くなってきましたよね♪
これを書いている私も、
日用品以外のアイテムを購入する場合、
ほとんどネット通販で、
買い物をするようになりました。
そんな時に、
ちょっと気になる言葉が・・
「CVC」?
これって何の意味でしょうか?
セキュリティコードのこと?
「CVC」の意味と場所、
そして最新のセキュリティ事情について解説します♪
- ページ更新日:12月6日
1.CVC(セキュリティコード)の場所と確認方法
インターネット通販でクレジットカード決済をする時に、
(特に初めての利用時)、
様々な項目の入力を求められます。
「クレジットカード番号」、
「契約者氏名」、
「有効期限」などは、
カードを見ればすぐに分かりますよね!
しかし、
最後に求められる項目で迷う方が多いんです。
それが、
「CVC(セキュリティコード)」です!
▼【『CVC』って何のコード?】
「CVC」とは、
クレジットカードが手元にある「本人」しか知り得ない情報として、
インターネット通販などで本人確認のために使われる番号のことです。
お店のレジで入力する「4桁の暗証番号(PIN)」とは全くの別物ですので、
絶対に間違えないようにしましょう!
▼【CVCはどこに書いてあるの?】
カードの種類によって場所や桁数が異なります。
お手持ちのカードを確認してみてくださいね♪
●Visa / Mastercard / JCB / Diners / Discover
多くのカードは、
裏面の署名欄(サイン記入欄)の右上にある「3桁の数字」です。
※裏面に数字が7桁並んでいる場合は、
「末尾(右側)の3桁」がCVCになります。
●American Express(アメックス)
アメックスの場合は、
表面の右上に記載された「4桁の数字」がCVCになります。
●ナンバーレスカード・バーチャルカード
最近増えている、
券面に番号が印字されていない「ナンバーレスカード」の場合は、
カード本体を見てもCVCは分かりません。
この場合は、
カード会社の「公式アプリ」や「会員サイト(Web)」にログインして、
カード情報表示画面から確認する必要があります。
原則として、
CVCは「カード本体」や「アプリ」にアクセスできる、
持ち主(本人)だけが確認できる重要な情報です。
2.CVCと「3Dセキュア」で不正を防ぐ
以前はインターネット通販で買い物をする際、
ほとんどの場合で、
「カード番号」と「有効期限」、
そして「CVC」の入力さえあれば決済が可能でした。
CVCは「セキュリティコード」と呼ばれる通り、
万が一カード番号などのデータが流出しても、
手元にカードがない第三者による、
不正利用を防ぐための仕組みでした。
しかし、
残念なことに最近は犯罪の手口が巧妙化しており、
CVCの入力だけでは防ぎきれないケースも増えています。
例えば、
本物そっくりの偽サイト(フィッシングサイト)に誘導され、
ユーザー自身がCVCを入力してしまい、
その情報を盗まれてしまうケースなどです。
そこで現在、
多くのネットショップで導入が進んでいるのが、
「3Dセキュア(本人認証サービス)」です!
これは従来のCVC入力に加えて、
「ワンタイムパスワード」や、
「アプリでの承認」などを求める仕組みです。
各カードブランドによって、
名称は少し異なります。
●Mastercard ID Check
●J/Secure(JCB)
●American Express SafeKey
これらは全て、
世界標準のセキュリティ技術です。
仕組みを簡単に言うと、
「2段階で鍵をかける」というイメージですね!
1. カード情報の鍵(CVCなど)
→カード裏面などの番号で確認
(※カードを見れば誰でも分かってしまうリスクがある)
2. 本人確認の鍵(3Dセキュア)
→SMSでスマホに届くパスワードや、
生体認証(指紋・顔)などで確認
(※本人のスマホがないと認証できない)
この2段構えにすることで、
セキュリティレベルを大幅に高めているんですね!
「毎回パスワードを入れるのは面倒くさい・・」
そう思う方もいるかもしれません。
でも、安心してください。
最新の「3Dセキュア2.0」では、
「リスクベース認証」という技術が使われています。
これは、
「いつもと同じ端末か?」
「怪しい配送先ではないか?」などを自動で分析し、
不正利用のリスクが高いと判断された時だけ、
パスワード入力を求めるという賢い仕組みなんです。
リスクが低いと判断されれば、
今まで通りパスワード入力なしで、
スムーズに買い物が完了することもあります。
最近では経済産業省の方針もあり、
この「3Dセキュア2.0」の導入が義務化される流れになっています。
ネットショッピング中に、
「パスワードを入力してください」、
「アプリで認証してください」
という画面が出ても焦る必要はありません。
それは、
あなたのカードがしっかりと守られている証拠ですので、
画面の指示に従って落ち着いて認証を行ってくださいね♪
3.まとめ
「CVC」とは?
主に本人確認のために利用される、
3桁(アメックスは4桁)の数字のことです。
サイトによっては「CVV」や「CVV2」と表記されることもありますが、
意味は同じです。
最後に一つだけ、
絶対に覚えておいてほしい注意点があります。
銀行やカード会社が、電話やメール・SMSで
「CVC(セキュリティコード)」を聞き出すことは、
絶対にありません!
もし、
「カードが不正利用されています」などのメールが来て、
URL先でCVCの入力を求められたら、
それは99.9%「フィッシング詐欺」です!
大切なクレジットカード情報、
「カード番号」「有効期限」「氏名」、
そして「CVC(セキュリティコード)」。
これらは家の鍵と同じくらい大切なものです。
正しい知識を持って、
安全にネットショッピングを楽しみましょう♪