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ICOCAを紛失した際の手続き総まとめ!種類別の対応と再発行の注意点

ICOCA・スマートイコカを紛失!
まずやるべき手続きと再発行の流れ

ICOCA(イコカ)」は、
JR西日本が発行している便利な交通系ICカードです!

改札機にタッチするだけで、
自動的に運賃精算ができるほか、
電子マネーとしてお買い物にも使える優れものです。

しかし、
大切なICOCAを失くしてしまった時は、
どうすれば良いのでしょうか?

特にクレジットカードと紐付いた、
「SMART ICOCA」の場合は、
悪用を防ぐために早急な対応が必要です。

今回は、
ICOCAを紛失した時の緊急対処法を、
わかりやすく解説します!

  • ページ更新日:12月5日




1.ICOCAの種類とリスクの違い

ICOCAには種類があるの?失くした時のリスクは違う?

ICOCAには大きく分けて、
通常のICOCA(定期券含む)」と、
クレジットカード機能と紐付いた「SMART ICOCA(スマートイコカ)」の2種類があります。

どちらも全国の交通系ICカードエリアで利用でき、
電車やバスへの乗車はもちろん、
コンビニなどでの電子マネー決済も可能です。

しかし、
紛失した際のリスクには大きな違いがあります。

通常のICOCAは、
チャージ(入金)した残高分しか使えませんが、
SMART ICOCAは「クイックチャージ」機能があるため、
第三者に勝手にチャージされて使われる危険性があります。

そのため、
自分が持っているカードの種類に合わせて、
正しい手順で対応することが大切です!

2.【重要】スマートイコカを紛失した場合

スマートイコカを失くした!すぐに何をすればいい?

SMART ICOCAを紛失した場合、
もっとも優先すべきは、
クイックチャージ機能の停止」です!

SMART ICOCAには、
現金なしでチャージできる便利な機能がありますが、
これは暗証番号なしで利用できてしまいます

そのため、紛失に気づいたらすぐに
JRおでかけネット(SMART ICOCAの特長)の
紛失ダイヤル」へ連絡して利用停止手続きを行いましょう。

この電話で、
カードの利用停止登録を行えば、
それ以降の不正なチャージや利用を防ぐことができます。

なお、
利用停止措置が完了するまでに発生したチャージや利用分は、
原則として補償されないため、
1分1秒でも早く連絡することが重要です。

停止手続きが済んだら、
必要に応じて再発行の手続きへ進みましょう。

※SMART ICOCAの新規発売は終了しています。
現在は新規に入手することができない貴重なカードですが、
既存会員の「紛失再発行」は引き続き可能です。
諦めずに手続きを行いましょう。



3.紛失時の再発行手続きと手数料

ICOCAを再発行するにはどうすればいいの?

「SMART ICOCA」や、
名前が登録されている「記名式ICOCA(定期券)」は、
紛失しても再発行が可能です。

ICOCAエリア内の主な駅にある、
みどりの窓口」へ行き、
紛失再発行の手続きを行いましょう。

再発行に必要なもの
・公的証明書(免許証や保険証など本人確認ができるもの)
・再発行手数料:520円
・新しいカードのデポジット:500円

合計で「1,020円」の現金が必要です。
※SMART ICOCAの場合は、クレジットカード引き落としになる場合があります。

手続きを行うと、
「紛失したカード」の使用が停止され、
その時点でのチャージ残高や定期券情報が、
新しいカードに引き継がれます。

注意!新しいカードはすぐには受け取れません

紛失再発行の手続きをした場合、
新しいカードを受け取れるのは、
基本的に「申し込みの翌日以降」となります。

当日は再発行登録票を受け取り、
翌日以降(14日以内)に再度窓口へ行って、
新しいカードを受け取る流れになりますので注意しましょう。

詳しい再発行の手順や注意点については、
別記事の「ICOCA再発行の手引き」でも詳しく解説しています。



4.紛失したはずのICOCAが見つかったら

再発行した後に、失くした古いICOCAが出てきた!

再発行手続きを済ませた後に、
紛失したはずの古いICOCAが見つかることもよくあります。

その場合、
古いカードはすでに利用停止になっているため、
駅の改札などで使うことはできません。

しかし、
捨ててしまわずに、
駅の窓口へ持っていきましょう!

古いカードを「みどりの窓口」へ返却すれば、
カード購入時に預けていた、
デポジット(預り金)500円」が返金されます。

デポジット返金に必要なもの
・見つかった古いICOCA
・公的証明書(本人確認のため)

再発行時に支払った手数料(520円)は戻ってきませんが、
デポジットの500円は戻ってくるので、
必ず手続きを済ませておきましょう。



5.無記名ICOCAは再発行できない?

名前を登録していないICOCAを落とした場合は?

残念ながら、
氏名や電話番号を登録していない、
無記名式のICOCA」は再発行ができません。

誰のカードか特定することができないため、
利用停止措置や残高の移行ができないのです。

無記名ICOCAを紛失した場合は、
最寄りの「交番(警察署)」へ行き、
遺失物届(落とし物の届け出)を出しておきましょう。

誰かが拾って警察に届けてくれていれば、
特徴(カード番号の下4桁や貼っていたシールなど)から、
手元に戻ってくる可能性があります。

また、
こどもICOCAやSMART ICOCAを利用している方は、
利用に応じて「WESTERポイント(旧 J-WESTポイント)」が貯まっている場合もあります。

再発行すればポイントも引き継がれますので、
諦めずに手続きを行うことをおすすめします。

まずは落ち着いて、
駅の窓口や紛失ダイヤルへ相談してみましょう!