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マスターカード解約方法!電話・Webでの退会手順と注意点

国際ブランド「Mastercard」を解約するには?
カード発行会社への連絡が必須!

マスターカード」とは、
クレジットカード自体の名称ではなく、
クレジット決済機能(国際ブランド)」のことを指します。

もう少し詳しく解説しますと、
それぞれのカード会社が発行したクレジットカードに提携・付与されている、
世界中で使える決済システムの名称です。

そのため、
マスターカード」を退会したい場合、
Mastercard社に連絡するのではなく、
契約したクレジットカード発行会社に
解約の手続きを申し込むことになります。

※本記事では「Mastercardブランドのクレジットカード」の解約について解説しています。
Mastercardがついた「デビットカード」や、
「プリペイドカード」の場合は、発行元の銀行やサービス会社へお問い合わせください。

  • ページ更新日:12月7日




1.マスターカードの退会はカード会社へ連絡!

マスターカードブランドのついたカードを退会するためには、
そのクレジットカードを発行した会社に連絡することになります。

なぜ、
マスターカードに直接連絡をするわけではないのでしょうか?

それは「マスターカード」というのは一種の決済機能ブランドであって、
クレジットカードを発行し、あなたと契約しているのは
クレジットカード発行会社(楽天カードや三井住友カードなど)だからなんです。

マスターカードの機能を持っているクレジットカードを解約する場合、
必ずクレジットカードの発行会社で手続きを行う必要があります。

解約を考えている場合、
まずは以下の方法を確認してみましょう。

  • クレジットカード裏面に記載の電話番号(コールセンター)
  • カード会社の会員専用サイト(マイページ)
  • カード会社の公式スマートフォンアプリ
  • 公式サイトの自動チャットやメッセージサポート

以前は電話での解約が主流でしたが、
最近では公式アプリのメニューや、
AIチャット・メッセージフォームから
24時間簡単に解約できるカード会社も増えています。

それぞれのカード会社の公式サイトには、
解約申し込みが出来る電話番号や、
Web・アプリでの解約手順が記載されていますのでチェックしてみましょう。

コールセンターに電話をかける場合は、
どのような要件であっても最初に「本人確認」が行われます。
その後で、
退会手続きが進められていくことになります。

クレジットカード裏面に記載されている電話番号に電話をすると、
オペレーターが電話口に出る場合」と、
自動音声(プッシュホン)で退会手続きを進める場合」があります。

解約、
退会手続きについては、
カードを発行した会社によってそれぞれのやり方があります。
それぞれのカード会社が指定する手順で退会手続きが進めましょう。

問題なく手続きが終われば、
無事にマスターカードを退会することができます。

(※ごく稀にカード会社によっては、
解約後にハサミを入れたカードの返送を求められる場合もありますが、
現在は手元で処分するケースがほとんどです。)

また、
退会の電話をかけている際に、
オペレーターの人が退会理由について聞いてくることがあります。

これはあくまで「今後のサービス向上のためのアンケート」として聞いているだけで、
退会理由によって退会することができないといったことは無いので安心してください。



2.電話やWebで退会!手続きが不安なときは?

マスターカードにハサミを入れるイメージ
カード会社にもよりますが、
マスターカードは電話1本、
もしくはスマホのアプリ操作だけで簡単に退会することができるので大変便利です。

しかし、
あまりにも簡単な手続きだと、
かえって本当に退会できているのか?
不安になるのが人の心理というものですよね・・。

電話やWebだけで退会した場合、
退会したことを証明する書類などが手元に残らず、
なおさら不安になることもあるでしょう。

しかし、
大抵のカード会社からは、
退会手続き完了後にメールやアプリのプッシュ通知などで
解約完了」のお知らせが届くことが多いので、
そちらを確認できれば安心して良さそうです。

また、
解約手続きをした場合、
使わなくなったクレジットカードのICチップ部分ハサミを入れて、
解約完了」のお知らせが届くまで確実に保管しておきましょう。
(※Web解約の場合、画面上の「解約完了画面」を
スクリーンショットで保存しておくのもおすすめです。)

3.マスターカードの退会は慎重に!

マスターカードの退会は慎重になるべきです。

・・というのも、
次々にクレジットカードに加入しては退会を繰り返すということを行っていると、
クレジットカードに加入した際の「入会特典」欲しさに入会・退会を繰り返していると考えられるので、
カード会社からの「信用」を損なう可能性があるからです。

実際に人によっては、
ポイント目的などで「短期での退会・入会」を繰り返す人もいると思います。

そのため、
マスターカードを解約した際は、
すぐに別の新しいクレジットカードを発行できるかというと、
できない可能性があることを頭の片隅に入れておきましょう。
新しいクレジットカードを発行しようとしても、
審査落ちする可能性が十分に考えられます。

また、
気を付けるべきことは、
クレジットカードを発行する際の「審査」には、
カード会社独自の審査基準(クレヒス等の信用情報)が設けられているということです。

つまり、
その会社であなたが次々と加入しては退会しているなどといった、
入会特典狙いのような行動を繰り返していると、
どのような理由であれ、
審査で不利になる可能性があります。

また、
どうして自分が審査に落とされたのか、理由が知りたい!」と思っても、
カード会社では理由を開示しないので、
審査を落としたことに対して反論することはできません。

マスターカードを退会するときは慎重に考えてから手続きを進めましょう。



4.マスターカード退会前の注意点

マスターカードの退会は簡単です!
電話やWebサイト、アプリからの申請だけで手続きが済んでしまいます。

しかし、
退会する前に知っておくべき注意点があるのでご紹介します。
これを知っていないと、
後で退会したことを後悔することになるかもしれません。

退会する前に注意するポイントには、
どういったことがあるのでしょうか?

①・未払いの料金があった場合、一括で支払うことになる可能性がある。
②・年会費は原則戻らない。(※ごく一部の日割り対応カードを除く)
③・せっかく貯めたポイントが抹消される。
④・解約手数料は基本かからないが、付帯サービスや保険の解約で別途費用がかかる場合がある。
⑤・公共料金などの支払いに使用していた場合、変更手続きをとらなければならない。
⑥・退会後、すぐに新しいクレジットカードが発行できるとは限らない。
⑦・短期での解約を繰り返すと、次回の審査でマイナス評価になる可能性がある。
⑧・家族カードやETCカードも同時に解約されてしまう。

これらの注意点をチェックしてから、
マスターカードを退会するようにしましょう。

5.退会時の一括払いに注意!

退会する前に注意したいポイントとして、
特に注意しなくてはいけないのが、
一括払い請求」があるかどうかです。

うっかり、
多額の未払いがあるのを忘れて退会手続きをとってしまうと、
大変なことになります。

退会後に一括払いとして、
高額な支払いを要求されて生活に支障をきたす恐れがあるため、
未払いのものはあるのかどうか確認してから退会する必要があります。

リボ払い」「分割払い」「ボーナス払い」など、
利用残高は残っていませんか?

特に、
ボーナス払いなどは、
購入してから数か月後の引き落としになっていることが多いため、
未払いのものがあっても忘れがちになりやすいです。
退会するタイミングを見た方が賢明です。

※カード会社によっては、解約後も「分割払いやリボ払いを継続できる」場合もありますが、
原則として「解約時は残債一括返済」を求められるケースが多いです。
自分のカードがどちらのタイプか、
事前に規約やチャットサポート等で必ず確認しておきましょう。



6.退会する前にやっておきたいこと

クレジットカードを退会する前に、
やっておくと得をすることがあります!

それは、
クレジットカードで貯めたポイントを、
別のポイントや電子マネーに交換しておくこと
です。

通常であれば特に退会前の手続きを何もせずに退会してしまい、
今までに貯めていたポイントを全て失うことになります。
それはとても勿体ないですね!

クレジットカードをそんなに使っていなかった人でも、
思っている以上にポイントが貯まっていることはよくあります。

たかがポイントとは考えずに、
せっかく貯めたポイントを有効活用しましょう!
最近は以下のような使い道が人気です。

  • 共通ポイントへの移行(dポイント、Ponta、楽天ポイントなど)
  • Amazonギフト券や電子マネーへの交換
  • キャッシュバック(カード請求額への充当)

解約してしまう前に、
会員サイトでポイントの使い道をチェックしてみてくださいね。

7.公共料金の支払いに使っているかを確認

退会を考えているマスターカードのクレジットカードを、
公共料金携帯代金
サブスクリプションサービスの支払いに使用していないかも、
特に注意しなくてはいけないポイントです。

近年増えている以下のようなサービスの支払い設定も忘れずに確認しましょう。

  • 動画配信サービス(Netflix、YouTube Premiumなど)
  • 音楽配信サービス(Apple Music、Spotifyなど)
  • クラウドサービス(iCloud、Google Oneなど)
  • スマホゲームの課金設定

これらに使用している場合は、
解約前に必ず変更手続きをしておかなくてはいけません。

登録しているクレジットカードの変更手続きをするのは、
結構面倒な作業なので、
退会前に確認しておきたいところですね!

また、
クレジットカードを解約しても、
クレジットカード会社から公共料金などの支払い先に
「解約したこと」の連絡が入ることはありません。
あくまで自己責任です。

自らクレジットカードを解約したら、
早急に公共料金などの支払い先を変更する必要があります。

忙しくて時間がとれない人は、
変更手続きのことを考えて、
退会するタイミングを考えた方が良いでしょう。

万が一、
退会後に支払い方法の変更手続きがされていない場合、
支払いが延滞している状態になります。

支払い期間が過ぎると、
料金の支払い額にプラスして延滞金を支払わなくてはいけません。
また、携帯電話などは最悪の場合、利用停止になってしまいます。
この点には十分に注意しましょう。

また、
解約したにも関わらずカード会社から請求がくることもあります。
(利用日から請求日までのタイムラグがあるためです。)
そういった場合は焦らず利用明細を確認し、
不明点があればクレジットカード会社に連絡をしましょう。

仮に二重、
三重に支払いが重なってしまっても、
過払い分に関しては返金・保障されますので安心してください。




8.まとめ

マスターカードブランドのクレジットカードは、
電話やWeb、アプリ等から簡単に退会手続きをとることができます!

しかし、
退会する前に注意するポイント(ポイントの失効や公共料金の変更など)をしっかりとおさえて、
後悔のないように解約処理を済ませましょう。

もし「年会費がかからないカード」であれば、
無理に解約せず、不正利用防止のために
利用限度額を引き下げて持っておく」や、
一時利用停止設定をする」という選択肢もあります。

ご自身のライフスタイルに合わせて、
悔いのない選択をしてくださいね!