電子マネーの還元率や特徴を徹底比較!
賢い使い分け術
電子マネーを利用すると、
日々の支払いの手間を大きく減らすことが可能です♪
利用時にはポイントまで付くという、
とても便利なサービスですが・・。
たくさんの電子マネーが存在していて、
何をどう使えばいいのか?
悩んでしまう方が多いんです。
人気の電子マネーや最新の還元率を比較して、
自分にあった電子マネーを探してみましょう!
- ページ更新日:12月1日
1・電子マネーとは?
電子マネーとは、
あらかじめ現金をチャージしたカードやスマホを使用して、
実際の現金のように支払いができる決済ツールのことです。
現在は使うのが当たり前となっているように、
電子マネーはとても便利なサービスです!
支払いの手間を減らしたり、
ポイントが付いたり、
上手に利用することで様々なメリットがあります。
様々な種類の電子マネーの使い方、
特徴をチェックしてみましょう!
現金がいらない
電子マネーを利用することで、
買い物をするときに現金を必要としません。
あらかじめ電子マネーとしてチャージ、
もしくはカード連携をしておくことで、
スマホやカードひとつでいつでも支払いが可能になります。
例えば、
レジなどが混んでいる時、
お財布から小銭を探すのはちょっと後ろめたい気持ちになることありませんか?
そんなときに、
電子マネーを使えば会計もあっという間に終わってしまいます。
これで、
小銭を探すイライラも解消です!
ポイントが貯まる
電子マネーをお買い物に利用すると、
ポイントが付与されます。
1回のお買い物ではわずかなポイントであっても、
チリも積もれば山となり、
知らないうちに結構たくさんのポイントが貯まっているはずです。
ポイントは、
電子マネーに再びチャージして、
もう一度電子マネーとして使用したり、
商品と交換したりと、
いろいろな使い方ができます。
普通にお買い物をしているだけで、
ちょっと得をしちゃうというわけです!
2・電子マネーのチェックポイント
電子マネーには様々な種類があります。
もちろんですが、
これから電子マネーを利用するのであれば、
自分にピッタリのものを選ぶのが一番お得になります。
それぞれの電子マネーには独自の機能や特典があるので、
何を基準に選ぶのか悩むところですね。
電子マネーの種類はどこで違いが出るのでしょうか?
支払い方法
電子マネーの支払いについては、
大きく分類して2種類があります。
【プリペイド方式(前払い方式)】
電子マネーカードやアプリに、
事前に入金(チャージ)をしておく方法です。
入金済みのお金で支払いをします。
電子マネーと言えば、
多くの方がこのプリペイド方式をイメージするのではないでしょうか?
プリペイド方式は、
入金された分の金額が利用上限金額となるので、
使いすぎを防げるメリットがありますが、
残高がなくなると再度入金が必要になります。
【ポストペイ方式(後払い方式)】
ポストペイ方式は、
電子マネーの利用料金を後払い決済するシステムです。
クレジットカードと紐づけて決済するので、
事前の入金の必要がなく、
チャージの手間や残高不足の心配がありません。
ただし後払い決済のためには、
基本的にクレジットカードの登録が必要となるので、
利用開始時には審査や契約が必要になります。
電子マネーを使いはじめるまでの手続きに少し手間がかかりますが、
一度作ってしまえば、
チャージ残高に心配することなく利用可能です。
チャージの仕方
電子マネーのチャージ方法として、
コンビニやATMなどを利用して現金でチャージする方法、
銀行口座やクレジットカードからチャージする方法、
そして「オートチャージ」があります。
それぞれの電子マネーカードの種類によって、
チャージ方法やチャージできる場所は違います。
「オートチャージ」は、
チャージ残高があらかじめ設定した金額を下回ると、
自動で電子マネーにチャージする機能です。
ただし、
オートチャージ機能を設定していたとしても、
チャージできる場面は電子マネーによって違います。
例えば「PASMO」や「Suica」の場合、
基本的には自動改札機を通ったときにオートチャージされる仕組みとなっています。
(※モバイル版であれば、いつでもアプリ操作でチャージ可能です)
コンビ二や自販機などで利用する場合、
カードタイプだとオートチャージ機能が働かずに残高不足になることもあります。
そのため、
残高を気にせずに使用したい方は、
「ポストペイ方式」もしくは「スマホ決済(Apple Pay・Google Pay)」で利用する電子マネーが便利です。
使用できる場所
全国のコンビニなど、
あらゆる場所で電子マネー決済が可能になっていますが、
電子マネーの種類によっては、
使用できる場所も異なります。
例えば、
nanacoの場合はセブンイレブンなどのセブン&アイ系列、
WAONであればイオングループなど、
得意なエリアが決まっている場合も少なくありません。
しかし、
最近ではファストフードやドラッグストアなど、
使えるお店はどんどん増えています。
それぞれの電子マネーが持っている特徴に合わせて、
自分がよく行くお店で使いやすい種類の電子マネーを選ぶようにしましょう。
ポイントの使い方
電子マネーによって貯まるポイントの種類は違いますが、
使えば使うほどポイントが貯まる仕組みは、
どの電子マネーでも変わりません。
ポイントは電子マネーで支払うことで貯まっていくので、
現金での支払いよりも確実にお得になります。
3・おすすめの電子マネーは?
電子マネーには、
大きく分けて商業系と交通系があります。
商業系の電子マネーには、
「楽天Edy」「iD」「WAON」「nanaco」などがあり、
スーパーやコンビニ、
また自販機などでの利用がメインとなります。
このような商業系の電子マネーには、
お買い得なポイントアップキャンペーンなどもありますので、
上手に利用したいですね♪
交通系の電子マネーは、
「Suica」「PASMO」など、
全国の交通機関が発行している電子マネーです。
交通系の電子マネーは全国で相互利用できます。
1枚の交通系電子マネーカード、
もしくはスマホがあれば、
全国の電車・バス・駅の売店など、
多くの場所で使うことが出来ます。
ここからは、
それぞれの電子マネーが持っている特徴を比較、
確認していきましょう。
Suica(スイカ)
交通系電子マネーの代表とも言えるSuica(スイカ)は、
ほとんどの電車やバスなどの他、
使えるお店が数多くあります。
オートチャージが可能なのは、
「ビューカード」のクレジットカードのみとなります。
▼【支払い方法】
・プリペイド方式で事前のチャージが必要
▼【オートチャージ機能】
・カードタイプは自動改札でのみチャージ。モバイルSuicaはアプリでいつでも可能
▼【使用可能な場所】
・交通機関、コンビニ、家電量販店など、特定のマーク表示のあるお店
▼【ポイント制度】
・JRE POINT WEBサイトに登録することで、鉄道利用やお買い物でポイントが貯まります。貯まったポイントは電子マネーへ交換チャージができます。
PASMO(パスモ)
PASMO(パスモ)は、
Suicaと同じように切符や電子マネーとして利用可能な電子マネーです。
首都圏内・仙台・新潟・札幌など、
Suicaエリアでも、
問題なくPASMOは利用できます。
▼【支払い方法】
・プリペイド方式で事前のチャージが必要
▼【オートチャージ機能】
・自動改札のみでオートチャージ可能。交通系クレジットカードが必要
▼【使用可能な場所】
・Suicaの利用可能な場所なら、ほぼどこでも利用可能
▼【ポイント制度】
・私鉄各社(メトポ、ToKoPoなど)のサービスに登録することで、乗車によるポイントが貯まります。
WAON(ワオン)
WAON(ワオン)はイオンが発行している電子マネーです。
イオンのクレジットカードとWAONが一体型になっているカードの場合、
オートチャージでもポイントが貯まるなどメリットが大きいです。
基本的にはイオン系列店での利用が可能ですが、
利用できる場所はとても増えています。
着実にポイントが貯まっていく点が魅力の電子マネーです。
▼【支払い方法】
・プリペイド方式で事前のチャージが必要
▼【オートチャージ機能】
・WAON一体型のクレジットカードやイオン銀行キャッシュカードであれば可能
▼【使用可能な場所】
・コンビニやスーパーなど。WAONマークのあるお店
▼【ポイント制度】
・基本的に200円(税込)の買い物につき1ポイント(WAON POINT)
イオン系列のお店によく行くという方は、
会員登録でポイントがいつでも2倍になったり、
ポイント大幅アップデーがあるなど、
特にお得な電子マネーです。
nanaco(ナナコ)
nanaco(ナナコ)は、
セブン&アイが発行している電子マネーです。
セブンイレブンやイトーヨーカドーをよく利用する方には必須のカード。
特定の対象商品を購入するとボーナスポイントがもらえるキャンペーンが豊富なので、
ポイントを上手に活用したい人におすすめの電子マネーです。
▼【支払い方法】
・プリペイド方式で事前のチャージが必要
▼【オートチャージ機能】
・セブンカード・プラスなどの登録で可能
▼【使用可能な場所】
・セブンイレブン・イトーヨーカドーなどのスーパー、nanacoマークのあるお店
▼【ポイント制度】
・200円(税抜)のお買い物で1ポイント(0.5%還元)が基本です。
楽天Edy(らくてんエディ)
楽天Edy(らくてんエディ)は、
多くのお店で利用可能な電子マネーです。
利用することで楽天ポイントが貯まります。
ただし、
楽天ポイントを貯めるには、
事前の設定が必要な場合があるので確認しましょう。
おサイフケータイやEdy機能付き楽天カードがあれば、
いつでもチャージ可能です。
▼【支払い方法】
・プリペイド方式で事前のチャージが必要
▼【オートチャージ機能】
・Edy機能付き楽天カードや、「おサイフケータイ」などで設定可能
▼【使用可能な場所】
・コンビニやスーパー・ドラックストアなど、楽天Edyのマークがあるお店
▼【ポイント制度】
・200円の買い物で1ポイント、楽天ポイントカード加盟店であればカードの提示でさらにポイントが貯まり、二重取りが可能です。
QUICPay(クイックペイ)
QUICPay(クイックペイ)は、
JCBなどが提供する後払い型の電子マネーです。
対応するクレジットカードや、
Apple Pay・Google Payに登録することで利用可能です。
QUICPayは、
ポストペイ方式の電子マネーなので、
チャージの必要がなく、
利用した分をクレジットカードと一緒に後払いで支払います。
▼【支払い方法】
・ポストペイ方式(クレジットカードでの後払い)、またはプリペイド・デビット対応もあり
▼【使用可能な場所】
・コンビニ・スーパーなど、QUICPayの表示があるお店
▼【ポイント制度】
・紐づけたクレジットカードのポイントが付与されます。
iD(アイディ)
iD(アイディ)は、
カードやスマホをかざすだけで使える電子マネーです。
チャージをする必要がなく便利に利用できます。
ドコモユーザー以外でも、
三井住友カードやメルカードなど、
多くのクレジットカードで「iD」が利用可能です!
基本的にはポストペイ方式なので、
利用金額は後払いになりますが、
一部プリペイド型やデビット型もあります。
▼【支払い方法】
・ポストペイ方式(後払い)が主流ですが、即時引き落とし等のタイプもあり
▼【使用可能な場所】
・コンビニ・スーパーなど、iDの表示があるお店
▼【ポイント制度】
・利用するクレジットカードなどのポイントが付きます。
au PAY プリペイドカード
au PAY プリペイドカードは、
KDDIが発行するプリペイド式のカードです。
(旧:au WALLET)
事前にチャージしてMastercard加盟店で使えるほか、
スマホ決済の「au PAY」と残高を共有できるのが特徴です。
Mastercardが使えるお店で利用できますし、
Pontaポイントが貯まるので、
auやUQ mobileユーザーには特にお得な電子マネーです。
▼【支払い方法】
・プリペイド方式で事前のチャージが必要
▼【オートチャージ機能】
・auかんたん決済やau PAY カードなどでオートチャージ可能
▼【使用可能な場所】
・Mastercardが使えるお店ならどこでも原則として利用可能
▼【ポイント制度】
・200円(税込)ごとに1Pontaポイントが貯まります。
4・電子マネーと相性の良いクレジットカード一覧
電子マネーのチャージ方法には、
現金チャージとクレジットカードチャージがあります。
さらに、
オートチャージを設定しておけば、
支払いの時にチャージ残高が不足して使えないといったことがないので便利です。
しかし、
せっかくオートチャージ機能を利用するのなら、
もっとお得に使いたいですよね♪
クレジットカードのポイントも貯める
それぞれの電子マネーには、
オートチャージに相性の良いクレジットカードがあります。
クレジットカードで電子マネーにチャージすることで、
クレジットカードのポイントが貯まりますので、
「チャージ分」+「支払い分」で、
2重にポイントが貯まることになります。
そこに加えて、
電子マネーと相性の良いクレジットカードを使えば、
ポイント還元率が高くなるなどお得になることがあります。
それでは、
それぞれの電子マネーとオートチャージの相性の良いクレジットカードを確認していきましょう。
ビューカードとSuica
Suicaのオートチャージには、
ビューカードが最強の相性です。
ビューカードは、
Suicaへのチャージやオートチャージ、
定期券購入によって、
JRE POINTが通常の3倍(1.5%還元)も貯まります。
オートチャージを設定しておくことで、
自動的にSuicaにチャージ出来るので手間いらずです!
さらにモバイルSuicaへのチャージでもポイントがしっかり貯まるので、
通勤・通学でSuicaを使うなら持っておきたい1枚です。
東急カードとPASMO
東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMBなど)は、
PASMOユーザーにおすすめです。
「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」というサービスに登録することで、
東急線の乗車やPASMO定期券の購入でポイントが貯まります。
そして、
その貯まったTOKYU POINTは、
1ポイント1円としてPASMOへチャージして使うことができます。
PASMOへのオートチャージでもポイントが貯まる(※還元率はカードの種類による)ので、
東急線沿線にお住まいの方にはメリットが大きいです!
イオンカードセレクトとWAON
イオンカードセレクトには、
WAON機能が標準で付いています。
WAONにチャージすることで、
そのまま電子マネーとして利用ができます。
最大のメリットは、
「オートチャージでもWAON POINTが貯まる」という点です。
オートチャージで200円ごとに1ポイント、
WAON支払いで200円ごとに1ポイント貯まりますから、
200円で合計2ポイント、
つまり常に1%の還元率となるわけです。
ポイントの2重取りができるので、
イオン系列での買い物が多い方にイオンカードセレクトはおすすめです!
▼【リクルートカードと楽天Edy・電子マネー】
電子マネーへのチャージでポイントを貯めたい場合、
特におすすめなのは「リクルートカード」です。
リクルートカードは、
通常の還元率が1.2%と非常に高いのが特徴です。
対象の電子マネー(モバイルSuica、楽天Edyなど)へのチャージでも、
月間30,000円分まではポイント還元の対象となります。
(※JCBブランドなど、国際ブランドによって還元率や対象が異なるため、発行前によく確認しましょう)
チャージで1.2%、
さらに電子マネー利用で0.5%貯まれば、
合計1.7%還元も目指せます。
上手に利用してみましょう!
▼【オリコカード ザ ポイントとQUICPay・iD】
QUICPayやiDを利用するなら、
「オリコカード ザ ポイント」がおすすめです。
このカードには、
最初からiDとQUICPayの両方が搭載されています。
通常の還元率は1.0%と高還元ですが、
さらに入会後の半年間については、
ポイント還元率が2.0%へとアップします。
スマホ決済(Apple Payなど)とも相性が良く、
貯まったポイントも使いやすいので、
電子マネー初心者にもやさしいカードです。
5・電子マネーの選び方
電子マネーには、
それぞれの特徴があります!
自身のライフスタイルによって、
人それぞれ使いやすいものや最適なものは異なります。
自分が利用する場面を思い浮かべて、
使いやすい電子マネーを選びましょう。
手軽さとポイント付与
最近は電子マネーだけでなく、
QRコード決済(PayPayなど)も増えています。
あまり決済手段の数が多過ぎても管理が大変になるので、
「よく行くお店で使えるもの」と「交通系」の2種類程度を持っておくのが最適かと思います。
電子マネーの選び方としては、
まず特徴を生かしたカードを検討してみましょう。
例えば、
電車によく乗るというのであれば「Suica」、
楽天経済圏でポイントを貯めたいのであれば「楽天Edy」、
セブンイレブンなら「nanaco」など、
よく利用するサービスやお店によって選んでみましょう。
還元率で選ぶ電子マネー
クレジットカードからのチャージを利用して、
「ポイントの2重取り」ができる組み合わせを選ぶのも重要です。
電子マネー単体のポイントだけでなく、
チャージするクレジットカードのポイントも合わせると、
現金払いよりもかなりお得になります。
今持っているクレジットカードと相性の良い電子マネーから選択する方法もおすすめですよ。
6・まとめ
電子マネーは、
現金を持たなくてもお買い物などが出来る便利なツールです。
多くの場合は事前のチャージが必要ですが、
後払い方式(ポストペイ)やオートチャージを使えば、
残高不足の心配もありません。
チャージのわずらわしさを解消したいのであれば、
iDやQUICPayなどの後払い型や、
スマホ決済を積極的に利用しましょう♪
ポイント還元率や利用シーンによって、
電子マネーを上手に使い分けることで、
毎日のお買い物をさらにお得に楽しみましょう!