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家庭用太陽光発電は元が取れる?費用対効果や仕組み・メリットを解説

家庭用太陽光発電の基礎知識!
仕組みから導入のポイントまで徹底解説

家計を見直す上で、
一番重要になってくるのが固定費です!

家賃やローンの見直し、
生命保険や自動車保険などの見直しなどなど・・。

最近では電力自由化や電気代の高騰に伴い、
光熱費の見直しに着手する家庭も増えてきました。

その中の一つとして、
太陽光発電も再び注目されています。

一般家庭でも、
屋根の上にソーラーパネルを設置している家を見たことはないでしょうか?

自家発電によって電力を備蓄して、
家庭内で利用する仕組みですね!

この太陽光発電についての設置費用、
メリットとデメリットなど。

最新の事情を交えて詳しくご紹介します!

  • ページ更新日:1月5日




1.太陽光発電とは?

太陽光発電とは、
太陽の光を太陽電池を用いて電力に変換する発電方式のことです。

「ソーラー発電」とも呼ばれています。

太陽は使い続けるとなくなるものではなく、
常に地球の上に存在するものなので、
ほぼ無限に活用することができる再生可能エネルギーです。

太陽電池とは。

一般的に電力を蓄えている電池という意味合いよりも、
太陽の光をエネルギーに変換する発電機の役割として位置づけられます。

地上に降り注がれた太陽光が太陽電池に当たることで、
「光起電力効果」と呼ばれる現象が起こります。

少し難しい話になりますが、
光が照射されると電池内の半導体の電子が動き、
電気が生まれるのです。

太陽電池にはシリコン型や化合物型など様々な種類があり、
それぞれ発電の効率が違います。

現在主流になっているのはシリコン型で、
生産量の多くを占めています。



2.太陽光発電の歴史を知っておこう!

物質に光を当てると電気が発生する光起電力効果は、
1839年に発見されました。

それから約100年後、
この光起電力効果を利用して、
太陽の光で電力を得る太陽電池がアメリカで発明されたのです。

この歴史的な発明から50年以上たった今、
枯渇する心配がない太陽光を使ったエネルギー開発が、
次世代再生エネルギーとして活用されています。

また太陽光は自然で発生するエネルギーなので、
環境に与える悪い影響が極めて低いという長所もあります。

CO2排出の問題も同時に緩和されるでしょう。

かつては日本メーカーが世界シェアのトップを走っていましたが、
現在はコスト競争力の高い海外メーカー(主に中国など)の生産量が増えています。

しかし、
変換効率や品質管理の面では、
依然として日本の技術も重要な役割を担っています。

3.一般家庭における太陽光発電の仕組み

一昔前までは、
太陽光発電は大型の専用施設において発電させ、
備蓄したものを周辺施設に供給するというスタイルを取られていました。

一般家庭において太陽光発電を取り入れるようになったのは、
ここ数十年での話です。

一般家庭における太陽光発電は、
屋根などにソーラーパネルを設置することで可能になります。

ソーラーパネルは、
太陽電池をたくさんつなげたものになります。

それでは、
一般的な家庭用のソーラーパネルでどのくらいの発電ができるのでしょうか?

屋根の大きさにもよりますが、
一般家庭では4kW〜5kW前後のシステムを載せるのが平均的です。

4kWのシステムであれば、
晴れて条件が良い日には、
一般家庭が日中に使う電気の多くを賄えるだけの電力を生み出すことができます。



4.太陽光発電のメリットとデメリット

まず、
太陽光発電のデメリットから先に知っておきましょう!

なんと言っても太陽光発電は、
太陽の光が当たっている時だけ生み出すことができるエネルギーです。

日照不足の日が続いたり、
夜間には発電することができないため、
「太陽光だけ」で24時間すべての電力を供給するのは難しい側面があります。

ただこちらに関しては、
一般の電力会社からの電気と併用して使っている家がほとんどなので、
電力不足により家中の電気が使えなくなってしまう、
ということはありません。

また最近では、
太陽光発電で得た電力を蓄電池に備蓄する家庭も増えており、
夜間の供給安定性も向上しています。

メリットとしては、
自家発電している分の電気代を大幅に節約することができます。

火力発電などのようにエンジンなどの可動部分がないため、
故障が発生しにくいという点も魅力です。

排気ガスや燃えカスも出ないので、
地球環境のためにも優れたエネルギーです。

5.太陽光発電を取り入れる費用

太陽光発電は新築を建てる時から取り入れることもできれば、
今まで住んでいた家にソーラーパネルを取り付けることも可能です。

気になる設置費用ですが、
最新の経済産業省データなどによると、
1kWあたり約28万円〜33万円が目安とされています。

もちろん、
屋根の形状や足場代、
配線工事の内容によって金額はブレますが、
4kW〜5kWのパネルであれば120万円〜160万円前後を想定しておくと安心です。

また、
災害対策としても人気の「蓄電池」をセットにすると総額は上がりますが、
その分補助金の対象になりやすくなるメリットもあります。

その「補助金」についてですが、
現在、国による「太陽光パネル単体」への補助金は基本的に終了しています。

今の主流は、
「蓄電池」や「ZEH住宅」とのセットに対する国の補助、
もしくは自治体独自の補助金です。

特に国の補助事業(DR補助金など)は人気が高く、
予算上限に達するとすぐに公募終了となることもあります。

検討する際は、
必ず公式サイトなどで最新の募集状況を確認するようにしましょう。



6.太陽光発電の費用対効果

実際に太陽光発電を初期費用をかけて導入した場合、
どれだけの費用対効果を見込めるのでしょうか?

一説によると、
太陽光発電の初期費用を回収できる期間は、
おおよそ10年〜12年と言われています。

以前はFIT制度(固定価格買取制度)を利用して、
「作った電気を高く売る(売電)」ことで元を取る時代でした。

しかし、
2025年度以降の買取価格も調整が進んでおり、
売電単価は年々下がる傾向にあります。

その一方で、
電力会社から買う電気代は高騰しています。

例えば、
買う電気が1kWhあたり35円、
売る電気が16円だとすると、
売るよりも自分で使ったほうが断然お得になります。

つまり、
今の制度では「売電で稼ぐ」よりも、
「高い電気を買わずに、自分で作った電気を使う(自家消費)」
ことの方が経済的メリットが大きいのです。

また維持費用についても忘れてはなりません。

パワーコンディショナーなどの機器は、
15年〜20年程度で交換が必要になります。

将来的に数十万円のメンテナンス費用がかかる場合も、
計算に入れた上で計画を立てましょう。

7.もっとお得に太陽光発電を導入する方法

まずはソーラーパネル設置の初期費用を、
できるだけ抑えることが大切です。

中には新築とセットで決められたメーカーを導入しなくてはいけない場合もありますが、
リフォームや後付けの場合は、
複数の業者から見積もり(相見積もり)を取ることが鉄則です。

同じメーカーの製品でも、
施工会社によって数十万円の差が出ることも珍しくありません。

また最近では、
「PPAモデル」と呼ばれる、
初期費用0円で太陽光発電を設置できるサービスも増えています。

これは事業者に屋根を貸して、
その代わりに電気代を安く使える便利な仕組みですが、
いくつか注意点もあります。

契約期間(10年〜15年など)は途中解約が難しい
・余った電気の売電収入は基本的に事業者に入る
・メンテナンスの負担区分を事前に確認する必要がある

「購入」して自分の資産にするか、
「0円設置」で手軽に始めるか、
それぞれのメリットと注意点を理解して選びましょう。



8.太陽光発電が向かない地域もある?

太陽光発電を取り入れるかどうかの検討材料として、
もう一つ欠かせないのは設置環境です。

日照時間が極端に短い地域では、
当然発電できる電力にも差が出てきます。

また「地域」だけでなく、
自宅周辺の環境も大きく左右します。

・南側に高い建物がありができる
台風塩害の影響を受けやすいエリア
屋根材や形状によって工事費が高くなる、または設置できない

こういったケースでは、
費用対効果が合わない、
あるいはメーカー保証が受けられない可能性もあります。

北海道や東北地方など雪が多く降る地域でも、
現在は豪雪地帯に対応したパネルがありますが、
雪下ろしの手間や発電量低下のリスクは考慮しなくてはいけません。

「うちは大丈夫かな?」と心配な方は、
地元の気候や屋根の事情に詳しい施工業者に、
現地調査をお願いするのが一番確実です。

9.まとめ

太陽光発電の仕組みや費用対効果について、
最新情報を交えて検証してみました。

電気代が高騰している現在、
太陽光発電は「売って儲ける」投資から、
「自宅の電気代を守る」家計防衛策へと役割が変わってきています。

平均的な日照を見込める地域であれば、
自家消費をメインにすることで、
10年前後での費用回収は十分に見込めると思われます。

これからますます電気の重要性が高まる中、
自宅でエネルギーを作れる安心感は、
お金以上の価値になるかもしれません。