加盟店とカード網を繋ぐ決済の要
アクワイアラーが担う契約と支払いの役割
クレジットカードが使えるお店を増やすために、
なくてはならない存在をご存知でしょうか。
それが「アクワイアラー(加盟店契約会社)」です。
お店(加盟店)と直接、または提携を通じて
契約を結び、売上データの管理や支払いを担う、
決済ネットワークの要となる存在です。
私たちがお店でスムーズにカードを使える理由。
その裏側を支える仕組みと最新の動向について、
分かりやすく丁寧に解説していきます。
2.イシュアとの違い:カード発行と加盟店管理
3.メリット:加盟店への支払いを保証する信頼の輪
4.最新の動向:セキュリティ基準と国内の取り組み
5.まとめ
- ページ更新日:1月22日
1.アクワイアラー(Acquirer)の定義と役割
アクワイアラーは、加盟店からの売上データを
受け入れて適切に管理し、代金を支払う
業務を請け負う会社を指します。
主な役割は、新規加盟店の開拓や審査、
そして決済端末の導入支援などです。
ブランドからライセンスを受け、直接または
提携スキームを通じてお店に決済機能を提供し、
キャッシュレス社会の土台を築いています。
特定の国際ブランドのみを扱う場合もあれば、
複数のブランドをまとめて扱う
マルチアクワイアリングという形態もあります。
2.イシュアとの違い:カード発行と加盟店管理
決済の仕組みを語るうえで、
「イシュア(カード発行会社)」との違いは重要です。
・イシュア:利用者にカードを発行し、審査や請求を行う。
・アクワイアラー:お店と契約し、売上の精算を行う。
日本では一つの会社が
両方の役割を兼ねているケースも多いですが、
実務上の役割は明確に分かれています。
この二つの組織が連携することで、
複雑なカード決済のネットワークは、
3.メリット
加盟店への支払いを保証する信頼の輪
アクワイアラーの存在は、
加盟店にとって大きなメリットをもたらします。
利用者が実際に支払いを行うより先に、
アクワイアラーが売上代金を立て替えて
お店へ支払う仕組みを整えています。
※実際の入金タイミングは契約やサイクルで異なります。
これにより、お店側は未回収のリスクを負わず、
安心して高額な商品の販売や
多様な決済手段の導入が可能になります。
この「信頼の支払いサイクル」があるからこそ、
私たちは世界中のどこでも
安心して買い物ができるのです。
4.最新の動向
セキュリティ基準と国内の取り組み
現在、アクワイアラーは加盟店の
データ保護の強化を主導して進めています。
国際的な最新基準である「PCI DSS v4.0.1」では、
一度きりの審査ではなく、安全を維持し続ける
継続的な運用がこれまで以上に重視されています。
また、日本国内においても
「クレジットカード・セキュリティガイドライン」が
定期的に改訂されており。
本人認証サービス「EMV 3-Dセキュア」の導入など、
不正利用を防ぐための実効性の高い対策が、
アクワイアラーを通じて広く普及しています。
5.まとめ
「アクワイアラー」は、
クレジットカード決済という巨大な歯車を、
お店の最前線で回し続けている存在です。
精算の実務から最新のセキュリティ管理まで、
私たちの日常にある「当たり前」の決済は、
アクワイアラーによる地道な努力で守られています。
キャッシュレスの便利さを支える、
この「縁の下の力持ち」の役割を知ることで、
より安心して決済サービスを活用できるはずです。