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スリービングカードとは?休眠カードのリスクや整理のコツを解説

お財布で眠る「休眠カード」
スリービングカードのリスクと末路

クレジットカードを作ったものの、
一度も使わないままだったり、
利用が長く空いてしまったりすることもありますよね。

こうした「利用実態が確認されないカード」を、
スリービングカード」と呼びます。

一般的には、最後に利用してから
1年〜2年程度経過しているものが目安となりますが、
扱いは各カード会社の規約や運用によって異なります。

単に「使っていないだけ」と思われがちですが、
管理が行き届かないカードを放置することは、
防犯上の大きな穴になりかねないため注意が必要です。

なぜ放置が危険なのか、
そしてカード会社はこれらのカードをどう扱うのか、
実例と最新の動向を踏まえて解説します。

  • ページ更新日:1月27日




1.スリービングカードの定義
実務上の目安は「1年〜2年の未利用」

「スリービングカード」として扱われる具体的な基準はあるのでしょうか?

スリービングカードは、
文字通り「眠っている(Sleeping)カード」を意味します。
厳密な法的定義はありませんが、
実務上は一定期間の売上データが発生していないカードを指します。

【スリービングカードが発生する主な理由】
・入会特典のポイント獲得だけを目的に作成し、
その後一度も使っていない。

・メインカードを切り替えたことで、
以前のカードを解約せずに放置してしまっている。

こうしたカードは、知らない間に
各社の「休眠リスト」に分類され、
更新時の判断材料となっているんですよ。

2.所有者のリスク
不正利用の発見遅れと「60日」の壁

使わずに持っているだけでも、何か実害があるのですか?

スリービングカードを持ち続ける最大のデメリットは、
「防犯意識の低下」による致命的なリスクです。

【利用者側の主なリスク】
・補償対象外になる恐れ:
多くのカード会社では、不正利用の補償を
「届け出からさかのぼって60日前まで」と定めています。
放置カードで発見が遅れると、
被害額が自己負担になるリスクがあるのです。

・年会費の「垂れ流し」:
初年度無料だったカードがいつの間にか有料になり、
使っていないのにお金だけ引かれる
という損が発生しがちです。

・管理不能による紛失:
どこにあるか把握できない状態そのものが危険であり、
速やかに整理・解約を行うのが、
スマートな防犯対策なんですよ。



3.カード会社の視点
大手各社でも進む「更新見送り」の判断

カード会社にとっても、使われないカードは困りものなのでしょうか?

決済が発生しないカードは、
発行会社にとっても大きな維持コストとなります。

そのため、有効期限が切れる際の更新審査において、
実績がないカードの更新を見送る事例が増えています。

【更新見送り・自動解約の主な実例】
・楽天カード:
一定期間利用がない場合、
更新カードを送付しない場合があると
規約に明記されています。

・三井住友カード:
有効期限の2か月前時点で「過去2年間利用がない」場合、
原則として新しいカードは発行されません

・au PAY カード:
公式の案内にて、利用実績がない場合には、
更新発行を見送るケース
があることが示されているんですよ。

4.最新の動向
業界全体で進む不正対策と整理の推奨

最近では、休眠カードへの風当たりが強くなっている気がします。

現在、
経済産業省が主導するガイドラインの改訂などを背景に、
業界全体で「不正利用の入り口」を減らす取り組みが強化されています。

その一環として、
管理が行き届かないスリービングカードを減らすための
啓発活動や、規約の適正化が進められているのです。

【最新の管理トレンド】
・カードの断捨離:
不正利用のリスクを最小限に抑えるために、
利用目的が明確な「メイン+予備」
絞り込むことが推奨されています。

・デジタル管理の徹底:
物理カードを持たない「バーチャルカード」の活用により、
不要なカードを即座にアプリ上で
停止・削除できる環境が整っています。

死蔵しているカードを放置せず、
現在の自分に必要な枚数を見極めることが、
現代の正しいセキュリティ意識なんですよ。



5.まとめ

使っていないカードを整理することは、自分を守ることに繋がるのですね。

「スリービングカード」は、
便利さの裏側に潜む「無防備な隙」と言える存在です。

お財布の中身を見直し、不要なカードを解約することは、
単なる整理整頓ではありません。
自身の資産と信用を、
確実に守り抜くための能動的なアクションです。

もし、
1年以上一度も使っていないカードが手元にあるなら、
それは今のあなたにとって
「卒業すべき一枚」なのかもしれません。

この機会にカードリストを整理して、
より安全でスッキリとした快適なキャッシュレスライフを、
送ってみてはいかがでしょうか!