台風直撃でもキャンセル料は必要?
免除の可能性と確認すべきポイント
- ページ更新日:12月16
楽しみにしていた旅行の日程に、
まさかの台風が直撃しそう!
そんな時、
真っ先に心配になるのが「ホテルのキャンセル料」ではないでしょうか。
「自分都合じゃないのに、
お金を払わないといけないの?」
「台風なら、
さすがに無料になるんじゃない?」
このように期待してしまいますが、
実は「台風=自動的に無料」ではありません。
対応を間違えると、
本来払わなくて済んだはずのキャンセル料が発生することもあります。
この記事では、
大手予約サイト「じゃらん」を利用した際の、
台風時のキャンセル規定や、
具体的な手続き方法について分かりやすく解説します。
損をしないためにも、
ぜひ最後までチェックしてください!
1.じゃらんとは?
「じゃらん」とは?
リクルートが運営する、
国内最大級の宿・ホテル予約サービスです。
さまざまな宿泊プランを比較して、
手軽に予約することが出来ます。
じゃらんは公式Webサイトやアプリから、
24時間いつでも予約が可能です。
大手ならではの豊富な掲載数と、
Pontaポイントやdポイントが貯まる・使える点も大きな特徴です。
(※ポイント利用にはID連携などの設定が必要です)
しかし、
予約時にどうしても気になってしまうのが、
万が一の時のキャンセル料ですよね。
「急な体調不良」
「仕事の都合」
そして「台風などの悪天候」。
予約をしたけれど、
どうしても行けなくなってしまった場合。
問題なく無料でキャンセル出来るのか、
それともキャンセル料が発生するのか。
ここからは、
誰もが気になるお金のルールについて解説します。
2.予約のキャンセル料金は?
まず大前提として覚えておきたいのが、
キャンセル料を決めているのは「じゃらん」ではありません。
キャンセル料の有無や発生時期は、
宿泊施設が独自に設定しています。
そのため、
「じゃらんだから一律〇〇円」というルールは存在しません。
やむを得ず予約をキャンセルする場合、
キャンセル操作をする前に、
必ずその宿の「キャンセル規定」を確認しましょう。
一般的には以下のような設定が多く見られます。
- 宿泊日の3日前:宿泊料金の20%
- 宿泊日の前日:宿泊料金の50%
- 宿泊日の当日:宿泊料金の80〜100%
- 無断キャンセル:宿泊料金の100%
※上記はあくまで一例です。
宿泊施設やプランによっては、
台風などの災害時でも規定通りキャンセル料が発生する場合があります。
キャンセル規定は、
じゃらんから届く「予約確認メール」、
またはマイページの「予約照会画面」から、
いつでも確認することが可能です。
3.台風で宿泊することが出来ない場合
ここが今回の最重要ポイントです。
「台風で飛行機が飛ばない」
「電車が止まって物理的に行けない」
このように、
不可抗力で宿泊できなくなった場合でも、
キャンセル料は発生するのでしょうか。
結論から言うと、
「宿泊施設への直接相談」で免除になるケースもあります。
通常、
公共交通機関が運休してしまうような状況では、
多くの宿泊施設が「キャンセル料免除(キャンセル料なし)」の特別対応をしてくれることがあります。
ただし、
これは自動的に適用されるわけではありません。
黙ってネットからキャンセルボタンを押すと、
システム通りにキャンセル料が請求されてしまう可能性があります。
台風などの緊急時は、
以下の手順で対応するのが確実です。
- じゃらんの画面でキャンセル操作をする前に、まず宿へ連絡する
- 「台風で交通機関が止まり、行けなくなった」と事情を話す
- 施設の指示に従ってキャンセル操作を行う
じゃらんはあくまで「予約の仲介」です。
最終的な請求の判断(免除するかどうか)をするのは、
あくまで宿泊施設側だということを覚えておきましょう!
4.キャンセル料はどうやって支払う?
万が一、
キャンセル料が発生してしまった場合。
支払い方法は「予約時の支払い方法」によって異なります。
オンラインカード決済の場合
予約時にクレジットカードで決済をしている場合、
じゃらんのシステム上で自動的に精算されます。
一度全額が引き落とされた後、
キャンセル料を差し引いた金額が返金されるか、
あるいは決済額がキャンセル料のみに変更されます。
(※カード会社の締め日によって動きが異なります)
現地決済の場合
現地で支払う予定だった場合は、
宿泊施設から直接請求が来ます。
一般的には以下の方法で支払います。
- 銀行振込(請求書が送られてくる、またはメールで案内)
- 現金書留
この請求はじゃらんを介さず、
宿泊施設と直接のやり取りになります。
施設から連絡が来たら、
速やかに対応するようにしましょう。
5.キャンセル料はクーポンで支払い可能?
じゃらんではお得なクーポンが配布されていますが、
これをキャンセル料の支払いに充てることは出来るのでしょうか。
残念ながら、
キャンセル料の支払いにクーポンは利用できません。
(じゃらん公式ヘルプでも明記されています)
さらに注意が必要なのが、
キャンセル料の計算の元となる金額です。
例えば、
10,000円の宿をクーポンで1,000円引きし、
支払額が9,000円だったとします。
この場合、
キャンセル料(例:50%)は、
割引後の9,000円ではなく、
元の10,000円に対して計算されます。
クーポンは「宿泊すること」を条件に適用されるため、
キャンセルした時点で効力を失います。
この計算ルールは勘違いしやすいので、
十分に気をつけてください。
6.まとめ
今回は、
台風時のじゃらんキャンセル対応について解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- キャンセル料を決めるのは「じゃらん」ではなく「宿泊施設」
- 台風でもキャンセル料は原則発生する
- ただし、交通機関の運休などで免除されるケースもある
- ネットでキャンセルする前に、必ず施設へ電話相談をする
- キャンセル料の支払いにクーポンは使えない
台風の時は焦ってしまいがちですが、
まずは落ち着いて、
予約しているホテルや旅館へ連絡を入れてみましょう。
多くの施設が、
柔軟な対応をしてくれるはずです!