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PCI DSSとは?カード業界の世界共通セキュリティ基準を解説

決済情報を守るための世界共通の物差し
全ての関係者が遵守すべき厳格な安全基準

インターネットで安心してお買い物ができる背景には、
世界レベルで統一された強力なルールがあります。

それが「PCI DSS」です。

カード情報を扱う全ての企業が守るべき、
いわば「情報の守護神」とも言える基準です。

現行の「v4系」で強化されたポイントや、
12の要件について詳しく解説していきます。

  • ページ更新日:1月22日




1.PCI DSSの定義と運用の仕組み

国際ブランドが共同で策定した、世界基準のルールなんですよ。

PCI DSSは、2004年に主要な、
国際ブランド5社によって策定されました。

Visa、Mastercard、JCB、
AMEX、Discoverが協力し、
安全基準を一つにまとめたのが始まりです。

現在は、のちに設立された、
専門団体(PCI SSC)が、
基準の運用や管理を担っています。

2.12のセキュリティ要件:v4系の視点

最新のv4系では、継続的な安全維持がより重視されています。

PCI DSSには守るべき12の要件があります。
v4系からは「単なる点検」ではなく、
継続的なセキュリティ維持が求められます。

1.ファイアウォールの維持
2.初期パスワードの変更
3.保存データの保護
4.通信データの暗号化
5.ウイルス対策の導入
6.安全なシステム開発
7.アクセス権の制限
8.操作者へのID付与
9.物理的なアクセスの制限
10.ログの追跡と監視
11.定期的なテストの実施
12.セキュリティ方針の維持



3.なぜ重要?漏えいから消費者を守る役割

この基準があるからこそ、私たちは安心して買い物ができるんです。

PCI DSSは、単なる努力目標ではなく、
決済に携わる企業にとっての責務です。

万が一、基準を満たさずに漏えい事故が起きると、
多額の賠償や社会的信用の失墜を招きます。

高度化する攻撃からカード会員を守るため、
「守りの型」を世界で統一し、
安全の底上げを図っているのです。

4.v4系の運用本格化と今後の対応方針

現在はv4.0.1が公開され、新要件への対応が本格化しています。

PCI DSSは、現在v4系の運用が本格化しており、
現行版は「v4.0.1」として案内されています。

一部の新しい要件には、
「将来適用(Best Practice)」の期間があり、
順次、審査での必須要件へと移行します。

多要素認証の強化や、より厳格な、
脆弱性管理などが求められるようになり、
安全性はさらに強化されています。



5.まとめ

カード社会の安全を支える、目に見えない最強の盾ですね。

PCI DSS」は、
キャッシュレス社会を裏側で支える、
信頼の根幹となる基準です。

私たちが手にするカードの1枚1枚が、
こうした厳格なルールによって、
24時間守られているのです。

「安全が当たり前」であることの裏側に、
常に進化を続ける世界共通の努力があることを、
ぜひ知っておいてください