au PAY(旧au WALLET)を利用停止・解約する手順を徹底解説
「au PAY」は、普段ちょっとした支払いに利用できて
ポイントも貯まることから利用している人も多いのですが、
中には「全く使わない」という人もいます。
手元のカードを整理・解約するには、
どんな手続きが必要なのでしょうか?
- ページ更新日:12月2日
1.「au PAY(旧au WALLET)」について
「au PAY(旧au WALLET)」は、
au(KDDI)が提供している決済サービスです。
ひとくちに「au PAY」と言っても、
「プリペイドカード」と「クレジットカード」の2種類があります。
この2つは役割が異なりますが、
どちらも全国の「Mastercard加盟店」などで利用可能です。
▼【①・「au PAY プリペイドカード」】
旧「au WALLETプリペイドカード」のことで、
現在は「au PAY プリペイドカード」という名称です。
一般的な電子マネーと同じく、
事前にチャージした残高の範囲内で支払いができます。
特徴は「Mastercard」のブランドが付いていることで、
世界中のMastercard加盟店やWebサイトで、
クレジットカードと同じように使える点が便利です。
コンビニやスーパーなど、
使えるお店が圧倒的に多いのがメリットですね。
チャージ方法は、
「au PAY カード」「auかんたん決済」
「ローソン銀行ATM」「Pontaポイント」など多彩です。
申し込みに関しては、
審査不要で誰でも持つことができますが、
現在はカード発行手数料として600円(税込)が必要となります。
(※年会費は無料です)
また、カードの有効期限は、
旧カードの5年から延長され、
現在は発行から7年間となっています。
▼【②・「au PAY カード」】
旧「au WALLETクレジットカード」のことで、
現在は「au PAY カード」という名称です。
こちらは後払いのクレジットカードで、
公共料金の支払いやETCカードの発行も可能です。
ブランドは「Mastercard」に加えて「Visa」も選べます。
大きな特徴として、
以前は条件付きだった年会費が、
現在は「永年無料」になっています。
(※auユーザー以外でも無料です)
このように、
au PAYには2種類のカードがありますが、
それぞれ解約・利用停止の手続き方法が異なります。
2.au PAY プリペイドカードを解約する場合
プリペイドカードは、
チャージをしない限り使用できないため、
厳密には「解約」という手続きを行わなくても、
使わずに放置、または破棄するだけで問題ありません。
もし、紛失などで不正利用が心配な場合は、
アプリから「一時停止」の設定を行いましょう。
▼【①・au PAY アプリから一時停止する】
「au PAY アプリ」を使えば、
以下の手順ですぐにカード機能を停止できます。
①・「au PAY アプリ」を起動する、
②・画面右下の「アカウント」をタップ、
③・メニュー内の「一時停止/解除」を選択、
④・au IDでログイン等の認証を行う、
⑤・「利用中」のスイッチをオフ(停止)にする。
これでカードは使えなくなります。
▼【②・電話で手続きをする】
アプリの操作が難しい場合は、
「au PAY プリペイドカード お問い合わせ窓口」に電話をすれば、
オペレーターあるいは自動音声で停止手続きが可能です。
カードを使わないのであれば、
ハサミを入れて破棄してしまっても構いません。
ただし、ICチップや磁気ストライプ部分は、
ハサミで切断して読み取れないように処理しましょう。
▼【完全に解約(退会)したい場合は?】
「au PAY自体をやめたい(退会したい)」という場合は、
残高放棄などの同意が必要になるため、
KDDIのお客さまセンターへ連絡する必要があります。
解約すると「au PAY 残高」はすべて無効(消滅)になります。
残高が残っている場合は、
使い切ってからカードを破棄する方が損はありません。
アプリを残しておけば、
Pontaポイントの確認や管理は引き続き可能です。
3.au PAY カード(クレジット)を解約する場合
クレジットカードである「au PAY カード」を解約する場合は、
「auフィナンシャルサービス コールセンター」へ電話をする必要があります。
Webサイトやアプリからは解約手続きができません。
お手元にクレジットカードを用意し、
カード裏面に記載されている番号、
または公式サイトの「退会のお手続き」ページにある番号へ電話をかけます。
解約時の注意点は以下の通りです。
◉公共料金の支払いができなくなる◉
電気・ガス・水道や、
auの携帯料金をカード払いにしている人は、
解約前に必ず「支払い方法の変更」をしておきましょう。
支払いが滞ると、
信用情報に傷がつく可能性があるため注意が必要です。
◉ETCカードが利用できなくなる◉
本カードを解約すると、
付帯しているETCカードも同時に使えなくなります。
車に乗る予定がある人は、
新しいETCカードが届いてから解約するのが安全です。
◉ポイントについて◉
現在は「Pontaポイント」として管理されているため、
au IDさえ残っていれば、
クレジットカードを解約してもポイントは失効しません。
ただし、
カード会員限定のポイント還元特典などは受けられなくなります。
4.au携帯を解約した場合
auの携帯電話を解約して、
他社へ乗り換えた場合でも、
カード自体は引き続き利用可能です。
▼【①・au PAY プリペイドカードの場合】
au解約後も、
プリペイドカードはそのまま使えます。
ただし、
「auかんたん決済」からのチャージができなくなるため、
ローソン銀行ATMや、
Pontaポイントからのチャージを利用することになります。
カードの有効期限(発行から5年または7年)が切れた際は、
一定の条件を満たしていないと更新カードが届かない場合があるため、
有効期限には注意しておきましょう。
▼【②・au PAY カード(クレジット)の場合】
以前は「auを解約すると年会費有料」というルールがありましたが、
現在は改善され、au解約後も年会費は「永年無料」のままです。
そのため、
auを辞めたからといって、
慌ててクレジットカードを解約する必要はありません。
Pontaポイントが貯まる高還元カードとして、
そのまま使い続けるメリットは十分にあります。
5.まとめ
「au PAY(旧au WALLET)」のカードは、
名称やルールが新しくなり、
より使いやすく変更されています。
特にクレジットカードは、
auユーザー以外でも年会費無料で持てるようになったため、
無理に解約せず持っておくのも一つの手です。
解約や処分をする際は、
チャージ残高や固定費の支払いをしっかり確認してから、
手続きを進めてくださいね!