審査完了=ゴールじゃない!?
カードを確実に手にするための「配送完全ガイド」
審査に通過して「あとは到着を待つだけ」と一息つきたいところですが、
実は「配送方法」には注意が必要です。
忙しさや出張で受け取れなかったり、
家族に内緒で受け取りたい場合など、
意外とスムーズにいかないことも多いのです。
配送ルールを知らないと、
最悪の場合は保管期限切れで返送され、
再申し込みが必要になるケースもあります。
ここでは、確実にカードを受け取るための重要ポイントを
わかりやすくまとめました。
2.不在の時はどうする?
3.受け取り時に本人確認はするの?
4.郵便局に受け取りに行く
5.自宅以外で受け取りたい
6.すぐに受け取れるクレジットカードもある
7.まとめ
- ページ更新日:11月25日
1.クレジットカードの受け取りは意外と大変?
クレジットカードの郵送はポスト投函ではなく、
カードの種類により以下の方法などが使われます。
- 簡易書留
- 書留
- 本人限定受取郵便
- 宅配業者の本人確認配達
どれも「対面で確実に届ける」ことを重視した
安全性の高い方法となっています。
しかし、これは裏を返せば
「必ず誰かが直接受け取らなければならない」
ということでもあります。
ポスト投函なら不在時でも受け取れますが、
クレジットカードの場合はそうはいきません。
一人暮らしで日中不在がちな方や、
帰宅が遅い方にとっては、
この「対面受取」というルールこそが
受け取りを難しくしている最大の理由です。
確実な受け取りのためには、
まずこれらの配送方法の違いとルールを
正しく理解しておくことが大切です。
2.不在の時はどうする?
日中家にいないことが多い方や、
急な予定で受け取れない時も心配はいりません。
クレジットカードが配達された際に不在だった場合は、
どの配送業者でも必ず
不在連絡票がポストに入ります。
不在連絡票には連絡先が書かれているので、
受け取れる日時を伝えてまた届けてもらうか、
保管場所まで取りに行きましょう。
配送業者はクレジットカード発行会社によって異なります。
郵便局や佐川急便、ヤマト便など宅配業者は多数ありますが、
配送方法がどの業者であっても、
クレジットカードの郵送は本人に直接手渡す形となります。
配達の際に渡すことができず、
不在連絡票を入れても連絡がない場合、
一旦は配送業者で保管しますが、
保管期限が過ぎた場合にはカード会社へ返送されてしまいます。
保管期限については、
郵便局、佐川急便、ヤマト運輸とも
原則7日間と定められています。
保管期限を過ぎたら
再配達の連絡を忘れたり、
受け取れる日時が指定できず、
そのままにして保管期限が過ぎてしまった場合。
発行されたクレジットカードは
いったんカード会社に返送されます。
返送されたクレジットカードの扱いは
カード会社によってまちまちですが、
どのカード会社でもすぐに解約とはならず、
再配送するという点では共通しています。
カード会社にすれば少しでも顧客を増やしたいわけであり、
1度戻ったくらいでは解約にすることはありません。
新しい封筒に入れて再送したり、
あらかじめ返送された旨のお知らせのハガキを送る会社もあるようです。
カード会社にも連絡を!
ただし、すぐに再送してくれるとは限らないので、
早くクレジットカードを使いたい場合はカード会社に連絡しましょう。
どちらにしても、
返送になってしまった時点で連絡は入れた方がいいと思われます。
自分名義のクレジットカードが
いつまでもどこか分からない場所にあるというのは、
気持ちのいいものではありません。
連絡を入れて早めに再送の手配をしてもらうことをおすすめします。
3.受け取り時に本人確認はするの?
クレジットカードは書留もしくは本人限定受取郵便、
佐川急便の受取人確認配達サービスなど、
配達が証明される方法で送られてきます。
書留なら誰かいれば印鑑を押すことで受け取ることができますが・・。
本人限定受取郵便は本人しか受け取ることができず、
本人確認書類を用意する必要があります。
クレジットカードの申し込みをwebで済ませた場合、
本人確認書類は提出しますが、
該当住所に本当に本人が住んでいるかは確認できません。
そこで、
本人しか受け取ることのできない方法で送付して、
配達の際に本人確認を行うという方法を取るわけです。
本人限定受取郵便の場合
「(特定事項伝達型)の場合」
クレジットカードの受け取りに使われる
「特定事項伝達型」では、
法律の改正により顔写真付きの本人確認書類が原則必須となっています。
健康保険証や年金手帳などの顔写真のない書類は、
この配送方法では利用できないため注意が必要です。
以下のいずれか1点が必要です。
(氏名、住所および生年月日の記載があり、かつ、郵便物・荷物を受け取る際に有効なものに限ります)
(1) 旅券(パスポート)※所持人記入欄(住所記載)があるもの
(2) 在留カード
(3) 特別永住者証明書
(4) 運転免許証
(5) 個人番号カード(マイナンバーカード)※通知カードは不可
(6) 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)
(7) 官公庁が発行した身分証明書で写真付のもの
(8) 身体障がい者手帳など(写真付きに限る)
本人限定受取郵便(特定事項伝達型)とは郵便局のサービスです。
郵便受取りの際に本人確認書類を提出し、
本人だけが郵便物等を受け取ることができるというシステムです。
本人限定受取郵便物が届く前に、「到着通知書」というものが本人宛に届きます。
そのあとに受け取る形になりますが、
受け取り方法は2種類あるので、
どちらかを選択することになります。
1. 自宅への配達
「到着通知書」に記載されている郵便局へ配達希望の日時を連絡します。
郵便物を受け取るには本人確認書類が必要です。
この際、配達員が本人確認書類の記号番号等を記録します。
郵便局での保管期間は10日間になります。
2. 郵便窓口で受け取る場合
「到着通知書」を郵便窓口に持参して、郵便を受け取ります。
受け取りの際は、通知書のほかに本人確認書類1点、
印鑑(サイン可)が必要になります。
ゆうゆう窓口(時間外も空いている窓口)に関しては、
取扱いのない郵便局もあるので、
「到着通知書」に記載のある郵便局に確認してから行くようにしましょう。
受取人確認配達サービスの場合
佐川急便の受取人確認配達サービスも、
本人確認書類を確認して、
本人だけが受け取れるサービスです。
佐川急便の配達員が送り状の名前と住所が公的証書と一致するか確認します。
【利用できる公的証書】
以下のいずれか1点をご用意ください。
(すべて顔写真付きの公的証書に限られます)
1. 運転免許証
2. マイナンバーカード(個人番号カード)※通知カードは不可
3. パスポート(日本国発行のもの・所持人記入欄に住所記載があるもの)
4. 在留カード
5. 特別永住者証明書
※健康保険証や年金手帳は、
このサービスでの本人確認書類としては利用できません。
※パスポートに住所記載がない場合(2020年2月4日以降発行のものなど)は、
別途住所確認ができる補助書類(発行から3ヶ月以内の公共料金領収書など)が必要になる場合があります。
代理人の受け取り、店頭での受け取りはできません。
4.郵便局に受け取りに行く
不在連絡票が入っていた場合、
自宅で再配達を待たずに
郵便局へ受け取りに行くこともできます。
会社の近くの郵便局や、
土日も開いている郵便局など
都合の良い場所を指定できるため、
忙しい方にはとても便利です。
受取時は、
不在連絡票+本人確認書類+印鑑
が必要です。
5.自宅以外で受け取りたい
仕事先で受け取りたい、
入院中なので病院で受け取りたい、
そんな希望がある場合もあります。
ただしクレジットカードの郵送は
「転送不要」指定が基本です。
そのため、郵便局の転送届を出していても
転送されることはありません。
どうしても受け取れない場合は、
郵便局で窓口受取を選ぶか、
カード会社へ連絡して再送の相談をしてみるのが確実です。
代理人でも受け取れる?
書留(簡易書留)の場合は、
家族が受領印だけで受け取れますが、
本人限定受取郵便は本人以外の受取ができません。
6.すぐに受け取れるクレジットカードもある?
どうしても家族に知られずにクレジットカードを作りたい場合、
即日発行でその場で受け取れるクレジットカードを利用するのがいいでしょう。
クレジットカードの種類は限られますが、
確実に受け取れるので、急いでいる場合にも助かりますね。
店頭で受け取れるカードには、
セゾンカード、エポスカード、アコムのACカードなどがあります。
7.まとめ
クレジットカードの受け取り方法は、
配送方法さえ理解しておけば決して難しいものではありません。
審査に通過しても、
カードが手元に届くまでは安心できないため、
不在連絡票の確認や受取方法の選択など、
少し意識しておくだけで受け取りはスムーズに進みます。
申し込み前に受け取り方法を確認しておくとトラブルなく、
安心してカードを手にできます。
不在が多い方や忙しい方も、
今回のポイントを押さえて
確実に受け取れるように準備しておきたいですね。