カードローン契約は信用情報にどう影響する?
「スーパーホワイト」と住宅ローン審査の関係
金融機関の人からカードローンの口座開設をお願いされたけど、
メリットやリスクがよく分からないという人がいるでしょう。
現金がないときにはクレジットカードを利用すれば買い物が出来るし、
物入りのときには貯蓄を取り崩せばいいのではないか
と考えるのは自然なことです。
- ページ更新日:12月29日
1.カードローンは「傷」になる?
カードローンの広告やCMをよく見るけど、
カードローンを持つ理由がわからないとか、
勧められたけど本当に作っていいのか不安など、
カードローンの仕組みに疑問がある人がいるようです。
よくある誤解として、
「カードローンを作ると信用情報に傷がつく」
と心配される方がいます。
正確には、
申込や契約をした事実は信用情報機関に「記録」として登録されますが、
これ自体は「傷(事故情報)」ではありません。
「傷」として審査にマイナスになるのは、
返済の延滞や長期滞納などが起きた場合です。
利用しないのであれば、
無理にカードローンを作る必要はありませんが、
仕組みを正しく理解しておくことは大切です。
貯蓄を真面目にしている人や、
浪費癖がない人は特に必要性を感じないかもしれません。
しかしカードローンは上手に利用することによって、
急な出費の際に家計の資金繰りを助けるツールになります。
ただし、
使い方を間違えると多重債務のリスクもあるため、
自分の性格や将来のライフプランに合わせて判断する必要があります。
2.どんな人が利用しているの?
カードローンは、
できるだけ利用する癖をつけないようにすることをお勧めします。
しかし、
返済計画を持って一時的に利用をするのであれば、
決してカードローンを利用することは悪いことではありません。
では、
どのような人が利用しているのでしょうか。
ある程度の年齢になって、
子供が独立した人や、
資金に余裕がある人はメリットを感じにくいかもしれません。
カードローンは特に、
社会人になりたての若手層や、若い夫婦、子育て世代
など、これから資産形成をしていく層に需要があります。
取り崩す貯金もそれほどなく、
ボーナスなどの収入の見込みがあるのだけれども、
一時的にお金が必要だと言う場合は利用する価値があるでしょう。
お金が必要だと言うのであれば、
クレジットカードを使えばいいのではないかと思うかもしれませんが、
現金が必要な人付き合いや行事など、
どうしても現金を用意しなければいけない場面でカードローンが機能します。
もし「借りすぎてしまわないか不安」という場合は、
日本貸金業協会などが用意している「貸付自粛制度」を利用し、
自ら借入を制限する仕組みもありますので知っておくと安心です。
3.メリットと「総量規制」の知識
カードローンは使用目的が限定されていないので、
原則自由な用途に使えるローンです。
しかし、
趣味や旅行などで安易に使いすぎるのはお勧めできません。
カードローンは生活するうえで、
年間収入からみて一時的に家計が苦しくなったときに利用をするのが、
賢い使い方と言えるのではないでしょうか。
通常の月収では一時的に賄い切れない支出があり、
かつ数ヶ月〜1年以内で確実に完済できる見込みがある時です。
具体的には、
親戚の葬式や結婚式、
友人や同僚の結婚式といった、
いわゆる「冠婚葬祭」の時などは現金が必要になります。
そんな時に、
定期預金を解約する手間をかけずに、
一時的にカードローンを利用してすぐに返すという方法もあります。
ここで知っておきたいのが「総量規制」です。
消費者金融などの貸金業者からの借入は、
「年収の3分の1まで」という法律上の制限があります。
銀行のカードローンはこの対象外ですが、
銀行も過剰融資を防ぐために独自の審査基準を設けています。
4.「作るだけ」の信用情報効果と注意点
過去にローンやクレジットカードを全く利用したことがない状態を、
通称「スーパーホワイト」と呼ぶことがあります。
この場合、
いざ住宅ローンなどが組みたいとなった時に、
「実績がないので返済能力を判断しにくい」
と見なされるケースが稀にあります。
そのため、
「カードローンを作って実績を作ろう」
という話を聞くことがあるかもしれません。
しかし、
これには大きな注意点があります。
カードローンを契約していると、
たとえ借入残高が0円であっても、
「いつでも借りられる借金」とみなされ、
住宅ローンの審査可能額が減らされたり、審査に不利になったりすることがあります。
■今後の対応の目安
・直近で住宅ローンを組む予定がある人
不要なカードローンは作らない、
または既に持っているなら解約を検討するのが無難です。
・特に予定がない人
万が一の備えとして1枚持っておくのは選択肢の一つです。
ただし、契約履歴は残るため、
多重申込(短期間に何枚も作る)は避けましょう。
また、信用実績を作るなら、
カードローンに限らず、
スマホ端末の分割払いやクレジットカードの利用を、
毎月遅れずに支払うこと(クレヒスを積むこと)が最も確実な近道です。
5.まとめ
カードローンは、
契約するだけで信用情報機関に記録が残ります。
「作っておけば信用情報が良くなる」と単純に言い切れるものではなく、
将来の住宅ローンなどの計画によっては、
契約があること自体が審査の考慮材料になる場合もあります。
一方で、
クレヒス(信用履歴)がないことが不安な場合に、
少額の利用と完済の実績を作る手段の一つにはなり得ます。
大切なのは、
自分のライフプランに合わせて持つか持たないか決めることです。
カードローンと上手に付き合うことによって、
家計の資金繰りが楽になるメリットもありますので、
仕組みとリスクを理解した上で活用したいですね!