このサイトは本物?
インターネット上の「信頼」を保証する第三者機関
ネットショッピングでクレジットカードを使う際、
あなたはアクセスしているサイトが、
「本物のショップのサイト」だと、
どうやって判断していますか?
その「信頼」を裏側で保証しているのが、
認証局(CA:Certification Authority)です。
目に見えない組織ですが、
安全なインターネット取引には欠かせない存在です。
認証局が具体的に何をしているのか、
クレジットカード決済とどう関わるのか、
その仕組みを分かりやすく解説します。
- ページ更新日:1月16日
1.認証局(CA)の概要と役割
認証局(CA)は、
Certification Authorityの略で、
電子的な「身分証明書」を発行する、
信頼できる第三者機関のことです。
インターネット上では、
相手の顔が見えないため、
「なりすまし」のリスクが常にあります。
そこで、認証局が間に入り、
「このサイトは間違いなく〇〇社のものです」
と証明する電子証明書(デジタル証明書)を発行します。
これにより、利用者は安心して、
そのサイトにアクセスできるのです。
2.なぜ認証局が必要なのか?仕組みを解説
現実社会に例えると分かりやすいでしょう。
あなたが海外に行くとき、
「私は日本人です」と自称するだけでは入国できません。
国という信頼できる第三者が発行した、
「パスポート」を見せることで、
初めて身分が証明されます。
これと同じことがネット上でも行われています。
- ウェブサイト運営者:認証局に証明書の発行を申請する
- 認証局(CA):運営者の実在性などを審査し、電子証明書を発行する
- 私たち(ブラウザ):アクセス時に証明書を確認し、認証局が保証していれば信頼する
ブラウザには、あらかじめ信頼できる認証局のリストが組み込まれており、この仕組みによって信頼の連鎖が保たれているのです。
3.クレジットカード決済と認証局の関係
安全な通信技術である「TLS(SSL)」。
これを利用するには、ウェブサイト側が、
認証局から「サーバー証明書」を取得する必要があります。
あなたがショッピングサイトで、
クレジットカード番号を入力する際。
ブラウザは、そのサイトの証明書を自動的にチェックします。
「信頼できる認証局が発行した証明書だ」
と確認できた場合にのみ、
接続が保護されている状態となり、暗号化通信が始まります。
(※ブラウザによって表示は異なりますが、URLが「https」で始まることが目印です)
つまり認証局は、
カード情報を渡す相手が正しいことを、
保証してくれているのです。
4.証明書エラーが出たら?利用者の注意点
ブラウザが証明書エラーの警告を出す場合、
主に以下のような理由が考えられます。
- 証明書の有効期限が切れている(※期限は短期化の傾向にあります)
- 信頼できない認証局が発行している
- アクセスしたドメインと証明書の内容が一致しない
- 利用者の端末の時計がずれている
これらは、サイトの管理不備や環境要因のほか、
フィッシング詐欺サイトである可能性も示唆します。
このような警告画面が表示された場合は、
クレジットカード情報はもちろん、
パスワードなどの個人情報も、
絶対に入力せず、ページを閉じてください。
(※HTTPSや証明書は「通信の暗号化」と「ドメインの正当性確認」が中心であり、サイト内容が安全・正規であることまで保証するものではありません。ご注意ください。)
5.まとめ
認証局(CA)は、
インターネット上での身元を保証し、
安全な通信の基盤を支える第三者機関です。
クレジットカード決済においては、
接続先のサイトが「なりすまし」でないことを証明する、
非常に重要な役割を担っています。
ブラウザのアドレスバーに表示される、
「https」の裏側には、
こうした認証局の働きがあることを、
ぜひ覚えておいてくださいね。