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クレジットカードのCVV・CVCとは?意味や場所・見方を徹底解説

3桁の数字「セキュリティコード」の
正体と役割を徹底調査

ネットで買い物をする時などに入力を求められる、
3桁の謎の数字。

一体あの数字にはどういう目的があるのでしょうか?

よくわからないけど、
毎回入力しているあの番号について。

知っておくと、
ちょっと「なるほど」な情報をお届けします。

  • ページ更新日:12月3日





1.カード決済に欠かせないアレとは?

カード決済に欠かせないアレとは?なんのことでしょうか。

ここ数年、
ネットで決済をしようとした時に、
クレジットカード番号、
カード名義人、
有効期限ともう一つ「セキュリティコード」を入力する機会が増えてきました。

特にいつからというほど、
ある日突然に始まったわけではないので、
はっきり言えませんが、
その入力が必要になる数字、
この数字をセキュリティコード(CVC/CVV)と言います。

「CVC」について、
何となく入力しているだけでは不安を感じるかもしれないので、
ここできちんと「CVC」の意味を理解してスッキリしておきましょう!

2.「CVC」とは?

「CVC」(セキュリティコード)とは?

クレジットカードの不正使用を防ぐ目的で導入されているセキュリティコードのことです。

Card Verification Code」の頭をとってCVCと呼びます。

これは、
Mastercard(マスターカード)での呼び方で、
他にもVisaでは「Card Verification Value」でCVVとか、
もっと正確には「CVV2」と呼んだりします。

店頭でクレジットカードを利用した決済をする時、
この取引のことを対面決済と言いますが、
この時には通常、
クレジットカードの磁気ストライプ(またはICチップ)に含まれる情報を、
カードリーダーで読み込んでいます。

これをCVC1とかCVV1と言います。

ここで取り上げるのは、
この対面決済の際に使う磁気ストライプに含まれる情報ではなく、
インターネットやアプリなどの通信を用いてカード番号を入力するような、
対面でない、
遠隔決済の際に利用するセキュリティコードのことです。

通常CVCと言えば、
こちらの遠隔決済で使用するセキュリティコード(CVC2/CVV2)のことを指し、
これは磁気ストライプには含まれない情報のため、
スキミングなどによる架空のカード利用を防ぐ目的で使用されます。

磁気ストライプの情報を読み取られても、
セキュリティコードは磁気ストライプに含まれていません。

ネットショッピングなどで不正利用されるようなことがあっても、
カード会社が発行したクレジットカードを持っている本人しか知りえない、
セキュリティコードが、
不正利用を防いでくれるということです。

また最近では、
このセキュリティコードに加えて、
スマホのアプリ認証やワンタイムパスワードを使う「3Dセキュア」という本人認証サービスを組み合わせて、
安全性を高めるのが一般的になっています。



3.カード会社によって場所や桁が違う?

カード会社によって桁数や場所が違うんです!

セキュリティコードは、
カード会社(国際ブランド)によって、
数字が3つだったり4つだったり、
記載場所が違ったりします。

▼【CVCとCVVの違いとは?

目的は同じ、
クレジットカードの不正使用防止です。
それでは、
この違いは何かと言うと・・。

VisaとMastercard、
それぞれに独自に開発したチェック・ディジットという数字があり、
それぞれがそのシステムに違った名前を付けたということです。

お手持ちのクレジットカードの国際ブランドがVisaならば、
セキュリティコードのことを「CVV2」と呼び、
Mastercardならばセキュリティコードのことを「CVC2」と呼びます。

このCVVとCVCは、
メジャーな二大国際ブランドのセキュリティコードの呼び方ですので、
それ以外のブランドのクレジットカード会社でも独自のセキュリティコードのシステムを持っている場合もあります。

ただ、
一般的にセキュリティコードのことを「CVV」とか「CVC」と呼ぶのだという程度の認識でよいと思います。

EUや北米では、
既にネット決済ではセキュリティコードの入力に加え、
さらなる追加認証(3Dセキュアなど)が必須となっているケースが多く、
日本の主なネット通販サイトなどでも必須とするところがほとんどです。




▼【3桁と4桁の違いは?

セキュリティコードは、
ブランドによって桁数が異なります。

3桁のブランド
Visa、Mastercard、JCB、Diners Clubなど
→ カード裏面の署名欄の端に書かれていることが多いです。

4桁のブランド
American Express(アメックス)
→ カード表面のカード番号の右上などに書かれています。
アメックスではこれをCID(Card Identification Number)と呼びます。

多くの場合は、
クレジットカード番号16桁、
またはクレジットカード番号の下4桁とさらに、
3桁の数字が書かれています。
この下3桁が自身のセキュリティコード、
CVV、
CVCになります。

▼【ナンバーレスカードはどうする?

最近増えているのが、
カードの表面にも裏面にも番号が書かれていない「ナンバーレスカード」です。

三井住友カード(NL)や、
JCBカード Wなどのナンバーレスタイプをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

「カードを見てもセキュリティコードが書いていない!」
と焦る必要はありません。

ナンバーレスカードの場合、
セキュリティコードは「スマホアプリ」で確認します。

カード会社の公式アプリ(VpassアプリやMyJCBアプリなど)にログインし、
「カード番号を見る」などのボタンを押すと、
カード番号と一緒にセキュリティコードが表示されます。

物理的なカードに印字しないことで、
盗み見されるリスクを減らしているんですね♪

もしお手持ちのカードにセキュリティコードが見当たらない場合は、
アプリを確認するか、
カードが送られてきた時の台紙を確認してみましょう。



4.まとめ

クレジットカードのCVCについて基礎知識を持っておきましょう!

いかがでしょうか?
少しスッキリしていただけましたか?

クレジットカードにある、
あの3桁(または4桁)の数字にまさかそれほどの力があったとは・・。
という印象ですよね。

なお、
「セキュリティコードの入力をしてください」と言われて、
暗証番号(4桁のPINコード)を入力してしまう人がかなりいるようです。

セキュリティコードと暗証番号はまったくの別物です。
暗証番号は他人に教えたり、
ネットに入力してはいけないものですので、
絶対に間違えないように注意して利用しましょう!