カード磁気が読み取れない時
確認したい原因と対処のポイント
クレジットカードを使おうとした瞬間、
なぜかエラーが出て支払いができない…。
延滞もしていないし、限度額も余裕があるのに、
どうして使えないのか不安になりますよね?
磁気不良やICチップの不具合は、
実は意外と多いトラブルのひとつです。
クレジットカードが急に使えない時に考えられる原因や、
再発行を依頼する前に確認したいポイントを、
詳しくまとめました。
- ページ更新日:11月12日
1・クレジットカードの磁気とは?
買い物をしようとした時、
昨日まで使えていたカードが突然エラーになることは珍しくありません。
延滞や限度額の超過がないのに使えない場合、
・磁気テープやICチップの不具合
・店舗側の読み取り端末トラブル
この2つが主な原因として考えられます。
店舗側の端末不良であれば、
他のカードでも同じエラーが出て使えません。
試しに別のカードを通してみると、原因を確認しやすいですよ!
ICチップ搭載カードの場合、
端末がチップをうまく読み取れない時は
「サインによる決済」で対応できるケースもあります。
一方で、IC非対応端末でエラーが起きる場合は、
磁気データそのものが破損していることが考えられます。
磁気不良を自分で確認するには専用端末が必要となるため、
不安を感じたらカード会社へ相談するのが確実です。
2・クレジットカードが
使えなくなる主な原因
クレジットカードの磁気やICが読み取れなくなる原因は、
実は日常生活の中にも多く潜んでいます。
▶︎【1. スマホや電子機器の磁気の影響】
スマートフォンやタブレットのスピーカー付近は、
強い磁力を発しています。
そのため、カードを重ねて置いたり、
スマホケースに入れて持ち歩くと、
磁気データが壊れてしまうことがあります。
メール受信時の電波やワイヤレス充電機能も影響します。
▶︎【2. 表面のキズや汚れ】
見た目の細かなキズは問題ありませんが、
磁気ストライプ部分に汚れや油分がついていると、
機械が正しく読み取れないことがあります。
長期間財布のポケットに入れっぱなしにしていると、
摩擦や湿気でストライプが曇ることもあります。
▶︎【3. 熱や変形による磁気の劣化】
夏の車内や直射日光が当たる場所に放置すると、
カードが変形したり磁気層が変質したりして、
読み取れなくなるケースもあります。
カードはできるだけ熱や湿気を避けて保管しましょう。
▶︎【4. 長期間の未使用によるデータ劣化】
何年も使っていないカードは、
内部データが劣化して磁気保持力が弱くなっていることがあります。
たとえ年に数回でも利用すれば、
磁気データが安定して維持されやすくなります。
▶︎【5. 店舗側の通信・端末トラブル】
カード自体に問題がなくても、
店舗の通信障害や端末トラブルが原因で決済がエラーになることもあります。
この場合は、別の店舗や端末で試してみると、
カード側の不具合か店舗側の問題かを見分けやすくなります。
ポイント
磁気不良は必ずしもカードだけが原因ではありません。
「スマホ」「保管環境」「使用頻度」を見直すことで、
多くのトラブルを防ぐことができます。
3・再発行を依頼する前に
試したいこと
カードが使えなくなったからといって、
すぐに再発行を依頼するのは少し早いかもしれません。
以下の手順を試すことで、復旧できるケースもあります。
▶︎【1. 磁気ストライプをきれいにする】
エタノール入りウェットティッシュや柔らかい布で、
裏面の黒いストライプ部分を軽く拭いてください。
指紋や皮脂が原因のときは、これだけで読み取りが改善します。
▶︎【2. 別店舗やATMで試す】
店舗の端末や通信環境が影響している場合、
別のレジやATMで問題なく使えることがあります。
同じカードで複数箇所を試すと、原因の切り分けができます。
▶︎【3. 応急処置は避ける】
セロハンテープを貼る、磁石を近づけるなどの方法は
一時的に通ることがあっても機械の中で詰まる危険があり、
逆にカードを使えなくしてしまうことがあります。
それでも改善しない場合は、
磁気データが完全に消失している可能性があります。
カード会社への再発行依頼を検討しましょう。
4・磁気不良になった時の
再発行と注意点
磁気が壊れてしまったカードは、
基本的に再発行が必要になります。
多くのカード会社では1,000円前後の再発行手数料が発生します。
ただし、有効期限が近い場合には、
更新カードが無料で届くまで待つのも一つの方法です。
▶︎【再発行費用を節約する方法】
同じカード会社の別ブランドや上位カードを新しく申し込むことで、
新しいカードを手数料なしで発行してもらえるケースがあります。
また、ポイントを多く貯めている場合でも、
同じカード会社内であれば、別のカードへポイントを移行できることがあります。
例えば、セゾンカード同士なら
「永久不滅ポイント」を同一会員IDでまとめて管理できます。
一方、JCBカードの「Oki Dokiポイント」は
別のポイントプログラムのため、
セゾンカードとのポイント共有はできません。
▶︎【カードランクを見直す】
これを機に、ゴールドカードやプラチナカードへ
アップグレードを検討するのも良いでしょう。
付帯保険や利用限度額が広がり、
ステータス向上にもつながります。
ただし、カード会社によっては
短期間で複数のカードを発行できない場合もあります。
規約やQ&Aを事前に確認しておくと安心です。
5・まとめ
スマホや電子機器の磁気は意外と強力で、
カードの磁気を破壊してしまうことがあります。
財布の中にスマホを一緒に入れる習慣がある方は、
今後は少し距離を置いて持ち歩くのがおすすめです。
また、カードを長持ちさせるには、
金属・磁気製品から離して保管しながら、
カードケースを使用するのが効果的です。
直射日光・高温・湿気を避けるだけでも、
磁気不良のリスクを大きく減らせます。
再発行には時間も費用もかかりますが、
日頃の扱い方を少し工夫するだけで、カードトラブルはほとんど防げます。
大切な支払いが滞らないよう、
日常的にカードの状態を意識しておきましょう。
参考リンク集
| 公式サイト・サービス | 詳細 |
|---|---|
| 三井住友カード お問い合わせ先 | 紛失・磁気不良・再発行の案内ページです。 |
| セゾンカード お問い合わせ窓口 | カード再発行や磁気不良の相談窓口を掲載。 |
| イオンカード よくある質問 | 磁気・ICチップ不良時の手続き方法を案内。 |
| JCBカード サポートページ | カード再発行・支払に関する問い合わせ対応。 |