「おつりが出ない」は本当?
JCBギフトカードの賢い使い方と疑問を徹底解説!
JCBギフトカードをプレゼントでもらったり、自分で購入したりしたものの、「使うときにおつりって出るんだっけ?」と疑問に思ったことはありませんか?
会計時に1,000円券を出して、おつりが出なかったら損した気分になってしまうかもしれません。
この記事では、JCBギフトカードのおつりに関する疑問や、法律的な背景、そして損せずお得に使いこなすための豆知識まで、わかりやすく解決します!
1.JCBギフトカードってなに?
2.JCBギフトカードでおつりは出るの?
3.ギフトカードに関するよくある疑問を解決!
4.知って得する!ギフトカード活用と豆知識
5.JCBギフトカードに関する参考リンク集
6.まとめ
JCBギフトカードは、JCBが発行しているギフトカードです。
JCBカード加盟店の中でも、「百貨店・スーパー・レストラン・ホテル・ゴルフ場」などを中心にして、全国約100万店以上のJCBギフトカード取扱店で利用できます。
ところで、JCBギフトカードの利用時におつりが受け取れる場合はあるのでしょうか?
JCBギフトカードに関するさまざまな疑問をスッキリ解決させましょう!
1.JCBギフトカードってなに?
冒頭でご説明させていただいた通り、「JCB」(株式会社ジェーシービー)が発行しているギフトカードのことです。
JCBは日本最大手のクレジットカード会社の一つなので、利用できるお店が非常に多く、他のギフトカードと比較しても使い勝手が良いギフトカードだと言えます。
ただし、JCBは日本発祥の国際ブランドですが、このJCBギフトカードを海外で利用することはできません。
2.JCBギフトカードでおつりは出るの?
結論から言うと、JCBのようなクレジットカード会社が発行するギフトカードは、原則としておつりが出ません。
これはJCBギフトカードに限らず、VJAギフトカード(Visa系)なども同様です。
お釣りが貰えないため、差額を出すことなく上手に使うためには、1,200円の商品を購入する際に1,000円のギフトカードを1枚使い、残りを現金やクレジットカードで支払うなど、購入金額がギフトカードの額面金額を超えるように利用するのが基本です。
参考までに、スーパーやデパートなどが独自に発行している「商品券」は、現金でお釣りが出ることが多くなっています。
「ジェフグルメカード」や「共通ビール券」などもお釣りが出ることで知られていますが、最終的な対応は取り扱い店によって異なる場合があるため、使用前に確認するのが確実です。
▶︎【おつりが出ない法律上の理由】
なぜギフトカードはおつりが出ないのでしょうか?
ギフトカードの法律的な扱いは、「前払式支払手段」という扱いになります。
これは、SuicaやPASMOにチャージする(お金を前払いする)ことと感覚的には同じです。
もしギフトカードを使って現金のお釣りをもらってしまうと、それは「前払いしたお金を使った」というより「預金」を引き出したという感覚に近くなってしまいます。
ギフトカードのような「前払式支払手段」の現金での払戻し(お釣りを含む)は、「資金決済法(資金決済に関する法律)」という法律で原則として禁止されています。
[資金決済法 第20条5項(旧2項)] (※2021年の法改正により項番号が変更されましたが、趣旨は同じです)前払式支払手段発行者は、第一項各号に掲げる場合(※発行者の廃業など)を除き、その発行する前払式支払手段について、保有者に払戻しをしてはならない。
ただし、例外として「払戻金額が少額である場合」などは認められる余地がありますが、基本的にはおつりが出ないルールの根拠となっています。
▶︎【例外でおつりが出る店は本当にある?】
以前は、都市部の一部の「ハンズ(旧:東急ハンズ)」などで、例外的にJCBギフトカードのおつりが出るといった対応が取られていた時期もありました。
しかし、現在ではそのような例外対応は原則として行われておらず、JCBギフトカードは「おつりが出ないもの」として利用するのが正しい認識です。
3.ギフトカードに関するよくある疑問を解決!
▶︎【有効期限はあるの?】
JCBギフトカードには有効期限はありません!
偽造防止のため、定期的にデザインが新しくなりますが、古いデザインのギフトカードでも問題なく使用することができます。
▶︎【買えない商品はあるの?】
通常販売されている商品の購入には利用できます。
しかし、他の商品券、ギフトカード、切手や印紙などの金券類、またはプリペイドカードのチャージなどには利用できないことが一般的です。
▶︎【ギフトカードの購入に消費税はかかるの?】
ギフトカード(商品券)の購入は「物品の譲渡」ではなく「お金の交換」に近い扱いのため、消費税はかかりません(非課税扱いとなります)。
ただし、ギフトカードを箱に入れたり包装したりする際の手数料や送料には、消費税がかかる場合があります。
4.知って得する!ギフトカード活用と豆知識
ギフトカードや商品券というと、お財布に入れっぱなしで使うタイミングを逃してしまう……という方も多いのではないでしょうか?
しかし、ちょっとした工夫で、ギフトカードをもっとお得に利用することが可能です。
▶︎【金券ショップで安く購入する】
金券ショップでは、店舗によって若干の価格差はありますが、額面1,000円のJCBギフトカードが990円~995円程度(額面の99%~99.5%)で販売されていることがあります。
つまり、金券ショップで事前に購入したギフトカードで支払いをすれば、実質的に0.5%~1%引きで買い物ができることになります。
お中元やお歳暮の時期は、金券ショップにギフトカードが多く持ち込まれるため、価格が少し下がる傾向があるかもしれません。
よく行くお店がJCBギフトカード対応店なら、まとめて購入しておくとお得です。
▶︎【楽天ポイント(期間限定)で購入する】
楽天カードなどを利用していて、「楽天ポイント」が貯まっているものの、使い道に困ることはありませんか?
特に、有効期限が迫った「期間限定ポイント」の消費先に悩む方も多いはずです。
そんな時は、「楽天市場」に出店している金券ショップでギフトカードを購入するのも一つの方法です。
楽天市場での購入は、送料や手数料が上乗せされているため、額面より少し高くなってしまいます。
しかし、失効してしまうポイントを、有効期限のないJCBギフトカードに換えておけば、実質的にポイントの有効期限をなくし、全国のさまざまなお店で使えるようになります。
5.JCBギフトカードに関する参考リンク集
| 公式サイト・サービス | 詳細 |
|---|---|
| JCBギフトカード公式サイト(株式会社ジェーシービー) | ギフトカードの概要や購入方法が確認できます。 |
| JCBギフトカード ご利用可能店検索 | お近くで使えるお店を探すことができます。 |
| 資金決済に関する法律(e-Gov法令検索) | おつりが出ない根拠となる法律の条文(第20条など)が確認できます。 |
| 前払式支払手段(商品券・プリペイドカードなど)について(金融庁) | 前払式支払手段の定義や規制について解説されています。 |
6.まとめ
現金でお釣りが受け取れないため、少し使い勝手が悪いと感じるかもしれないクレジットカード会社発行の「ギフトカード」。
しかし、「おつりは出ないもの」として、額面以上の支払時に利用する、という基本さえ押さえておけば、決して損はありません。
金券ショップやポイント活用など、ギフトカードの特徴を知って上手に使うことで、さらにお得に利用することもできます。
JCBギフトカードを賢く使って、楽しくお得にお買い物をしましょう!