ICOCA返金の完全ガイド
手数料0円で解約する手順と注意点
2.「手数料220円」を節約する方法
3.「ICOCA定期券」の場合
4.「SMART ICOCA」の場合
5.ICOCAを返金する前に!
6.まとめ
- ページ更新日:12月9日
1.「無記名・こどもICOCA」の場合
「無記名ICOCA」の場合、
みどりの窓口へ行かなくても、
ICOCAエリア(JR西日本など)の駅の窓口なら、
基本的にどこでも返金してもらう事が可能です。
その為、
最寄りの駅でも対応してもらう事ができる人も多いかと思います。
これなら、
気軽に返金の手続きを行う事ができますね!
※最近は「みどりの窓口」が減っていますが、
改札口の係員さんに声をかければ、
払い戻し対応可能な場所(精算所など)を案内してもらえます。
また、
「記名式のICOCA」についても、
ICOCAエリアの駅の窓口ならば、
返金手続きが可能ですが、
この場合は原則として本人が行かなければいけません。
例えば、
無記名ICOCAの場合、
ICOCAのエリア外に引越しを済ませた後で、
返金の手続きが面倒に思う場合、
ICOCAエリア内に住む家族や知人に代わりに返金手続きを行ってもらう事が可能なのです!
しかし、
「記名式ICOCA」の場合は、
原則本人確認が必要になるため、
どこに引越ししたとしても、
「ICOCAエリア内」で「自分」で返金手続きをする必要が出てきてしまいます。
※ただし、
鉄道会社によっては委任状や公的証明書があれば、
代理人でも手続き可能な場合があります。
どうしても本人が行けない場合は、
最寄りの駅に電話等で確認してみましょう。
もしICOCAエリア外に引越しする場合、
記名式ICOCAを使用している際は、
引越しを行う前に返金手続きを行っておくのが無難です。
反対に「無記名ICOCA」の場合は、
急ぐ事なく誰かにお願いするといった方法も選択する事が可能です。
また、
「こどもICOCA」においては、
カードの記名人(お子様)と払い戻しに来た人(親御さん)との関係が分かる公的証明書(保険証など)があれば、
子供本人ではなく代理人の保護者でも返金手続きを行う事が可能です。
返金手続きの場合、
子供だけで行わせる事を不安に思う事も多いかと思います。
保護者でも返金が可能な点は便利なシステムだと思います。
返金される金額は、
「カードの残高-払い戻し手数料220円+デポジット代500円=払い戻し金額」となります。
2.「払い戻し手数料220円」を節約する方法
「無記名ICOCA・記名ICOCA・こどもICOCA」の返金時に必ず必要になるのが、
「払い戻し手数料220円」です。
しかし、
この払い戻し手数料220円、
ICOCAの使用状況によっては実質無料(0円)で済ませる事ができるようになっているんです!
ICOCAの返金額の計算式は、
「カードの残高-手数料220円+デポジット500円=返金額」です。
この式からわかるように、
カード残高から払い戻し手数料220円が引かれる計算となっています。
そして重要なのが、
「手数料はカード残高からのみ引かれる」という点です。
もし残高が220円未満でも、
不足分を別途支払う必要はないのです。
・・と言う事は、
払い戻し手数料220円を引く事ができない程、
カード残高を減らしておけば安く済ませる事ができると言えます。
極端な話、
カード残高が「0円」なら、
引かれる手数料も「0円」になり、
デポジットの500円が丸々返ってくるのです!
そうは言っても、
電車の運賃でICOCAの額をピッタリ0円に減らす事は難しいですよね?
そこで「コンビニ」での利用をお勧めします。
ICOCAはコンビニの買い物で利用が可能になっています。
その為、
うまくいけばICOCAの残高を使い切る事だってできますね♪
おすすめのテクニックは、
「ICOCA残高と現金の併用払い」です。
例えば残高が120円余っているなら、
コンビニで150円の飲み物を買う際に、
「ICOCAで払って、足りない分は現金で払います」と伝えればOKです。
そうすれば、
ICOCAの残高は見事に0円になり、
商品は手に入り、
あとは駅の窓口でデポジットの500円を受け取るだけ。
これで、払い戻し手数料220円を0円にすることができ、
一切の損をすることなくICOCAの返金を済ませる事が可能になります。
実際、私の母がICOCAの利用を始めたものの、
それ程、利用価値がないと言い出し返金する事になりました。
その際、残っていた額は1200円ほど。
このまま返金の手続きを行えば、
丸々払い戻し手数料220円が引かれてしまいます。
だからと言って、私も母も電車に乗る機会は少なく、
困っていた時にコンビニのレジでICOCAのマークを見つけたのです。
「これだ!」と思った私は、
その場でICOCAを使って買い物を行い、
払い戻し手数料220円を0円にすることに成功しました。
そう考えると、
やはりコンビニでの買い物が一番だと言えるのではないでしょうか?
私の考えたところでは、
この方法が一番お勧めかと思っています♪
3.「ICOCA定期券」の場合
ICOCA定期券の場合、
ICOCAの定期券部分のみ返金する事が可能になります。
ICOCA定期券を購入した後に途中で勤務先が変わり、
定期券が不要になった場合。
定期券よりも、
普通に乗った方が安いと思った場合。
途中で定期券のお金を返金して欲しいと思いますよね?
「定期券の返金は出来るのか?」と思われている人も多いかと思います。
もちろん、ICOCAの場合、
定期券部分の返金は可能となっています。
定期券部分のみの返金となる為、
手元に残ったICOCAカードは、
通常のICOCAとして使い続ける事が可能になります。
ただし、ICOCA定期券の返金を行う際は、
原則として本人でなければ手続きを行う事はできません。
(※こちらも委任状等で代理人対応可能な場合があります)
また、ICOCA定期券の払い戻しには、
「定期券部分の払い戻し計算額-払い戻し手数料」となる為、
注意が必要です。
この「払い戻し手数料」や「返ってくる金額」は、
鉄道会社や定期券の種類によって計算式が異なります。
残りの期間が短ければ、
手数料を引くとほとんど戻ってこない(あるいは0円の)場合もある為、
事前に各鉄道会社の公式サイトや窓口で確認することをおすすめします。
この場合、
あくまでもICOCAの定期券部分のみの返金手続きとなります。
その為、
ICOCA自体に残っているチャージ残金においては、
定期券の返金後も引き続き利用は可能となります。
子供用のICOCA定期券の場合は、
利用している子供との関係を示す身分証明書などを提示すれば、
子供ではなく保護者が定期券部分の解約手続きを行う事が可能です。
4.「SMART ICOCA」の場合
クレジットカードと紐付いている「SMART ICOCA」の場合は、
手続き方法が大きく異なります。
現金でチャージ残高を返金してもらうことはできず、
以下の2つのパターンのどちらかで手続きします。
▼【① Apple Payに取り込む(一番かんたん!)】
iPhoneを使っている場合、この方法が最も手軽で、
郵送などの手間が一切ありません。
手持ちのSMART ICOCAを「Apple Pay(ウォレットアプリ)」に取り込みます。
すると、
プラスチックカード側のSMART ICOCAは自動的に退会扱いとなり、
チャージ残額とデポジット500円が、
そのままApple Pay内の残高として移行(返金)されます。
これなら、
解約届を書いたり電話をする必要はありません♪
▼【② 郵送で手続きする】
カードそのものを返却して解約したい場合や、
iPhoneを持っていない場合は、
郵送での手続きになります。
まず「解約届」を入手する必要があります。
入手方法は以下の2通りです。
1. **Web申請フォームから請求**(J-WESTネット会員の方)
2. **「SMART ICOCA問い合わせダイヤル」へ電話して請求**
書類が自宅に届いたら、必要事項を記入し、
カードを同封して返送する事で手続き完了となります。
以前のように駅の窓口(Club J-WESTサービスコーナー等)では即時対応できない場合が多いため、
まずはWebか電話で書類を取り寄せるのが確実です。
5.ICOCAを返金する前に!
ICOCAの利用エリア圏内で生活する事がなくなった場合。
不要に思う人も多いかと思われるICOCAですが、
電車だけではなくコンビニでの買い物や、
マクドナルドなどの飲食店、
ドラッグストアやスーパーなどでも利用可能になっています。
全国の交通系ICカード対応のお店ならどこでも使えるので、
電子マネーカードとして持っておくのも一つの手です。
特にチャージ残高が残っている場合は、
無理に解約して手数料を取られるよりも、
買い物で使い切ってから、
カード記念に持っておくという選択肢もあります。
ちなみに、
ICOCAは最後の利用から10年間は有効ですので、
数年後に旅行で関西に行った時にまた使うこともできますよ♪
6.まとめ
不要になったICOCAがある場合、
返金処理をしてみてはいかがでしょうか?
今まで払い戻し手数料220円が気になっていた人でも、
買い物で使い切って残高を0円にすることで、
手数料をかけずに解約できるとわかれば、
安心して返金手続きを行えるかと思います。
デポジット料金の500円は必ず返ってきますからね。
ただし、持っておくと便利なのもICOCAです。
その為、不要に感じた場合でも本当に不要なのか、
一度考えてから返金手続きを行うようにしましょう。
実際、返金した後になって
「持っておけば便利だったかも?」と思うこともあります。
新しくICOCAを発行し直すと、
再度デポジット500円が必要になりますから、
迷っているなら「とりあえず持っておく」のも正解かもしれませんね♪