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まずは確認!ICOCAの種類別に再発行・解約方法をチェックしよう!

ICOCAが不要になったら?
基本の仕組みとトラブル時の手続き

ICOCA」は端末にタッチするだけで、
自動改札が通れる交通系ICカードです!

ICOCAの基本的な利用可能エリアは、
近畿圏をはじめ、
全国の交通系ICカードエリアで相互利用が可能となっています。

ICOCAはチャージすることでずっと使い続けることが可能ですが、
引越しなどの事情でICOCAを解約したい時もありますよね?

種類別に「ICOCAカードの解約・再発行方法」をチェックしておきましょう!

  • ページ更新日:12月15




1.ICOCAの種類

ICOCA」は大きく分類して3種類のカードと、
スマホで使えるアプリ版があります!

まず1つ目として!
一番手軽に発行することが可能な「ベーシックICOCA」があります。

ベーシックICOCA」は無記名で作ることが可能なので、
誰でも持つことができます。
購入金額は2000円(デポジット料500円+チャージ1500円なので実質無料です。)となっていて、
チャージを繰り返しながら利用します。

2つ目に「こどもICOCA」があります。

こどもICOCA」は窓口などで本人確認ができる書類を提出して発行してもらいます。
子供割引料金(大人の半額)が適用されるカードで、
12歳となる年度の3月31日まで利用可能です。

3つ目に、
現金なしでチャージができる「スマートICOCA」という種類のICOCAです。

スマートICOCA」の発行は「WESTER会員(旧J-WEST会員)」になることが条件となっていて、
手持ちのクレジットカードを登録して「スマートICOCA」へのクイックチャージをすることが可能です!

そして現在は、
AndroidやiPhoneで使える「モバイルICOCA」も普及しています。
こちらは発行時のデポジット(500円)が不要で、
スマホ操作だけでチャージや定期券購入が可能です。

また、
それぞれのICOCAは「ICOCA定期券」として定期券機能を搭載することができます。

ICOCAカード内にチャージ残高があれば、
定期券の区間外を乗り降りすることも可能です。
乗り越し料金も自動で計算して精算してくれます。



2.「ICOCA」の作り方

ベーシックICOCA」と「大人用定期券」は、
駅にある青やピンクの自動券売機で発行することができます。

デポジット料金500円が含まれた金額での販売になっています。
チャージも各駅に設置されているチャージ機や券売機、
またはコンビニで簡単に行うことが可能です!

他のIC系交通カード(PiTaPa等)にあるようなポストペイサービス(後払い)は、
ICOCAでは利用することができません。

こどもICOCA」「こどもICOCA定期券」を発行する時は、
みどりの窓口」または「みどりの券売機プラス(オペレーター対応)」で、
申し込み書類と一緒に公的な身分証明書を提出する必要があります。
代理人である親が購入する場合でも証明書の提出が必要です。

スマートICOCA」は駅の窓口ですぐに作ることはできません。
JRおでかけネット」からのオンライン入会、
または入会申込書の郵送が必要になります。

申し込み後、
自宅にカードが郵送されます。
スマートICOCA」の利用は会員登録が条件ですが、
J-WESTカード」というクレジットカードを所持していなくても、
お手持ちのカードで利用可能です。

スマートICOCA」は手持ちのクレジットカードで紐付けすることができるので、
現金をあまり持ち歩かない主義の人にはお勧めのカードです。
利用額に応じてWESTERポイントが貯まる特典もあります!



3.ICOCAの解約方法

ここからは「ICOCA解約手続き」についてご紹介します!

ICOCAを解約する理由はそれぞれあると思いますが、
以下の場合は解約の手続きが必要ありませんので、
確認しておきましょう!

▼【①・ICOCAカードを紛失した場合

万が一ICOCAカードを紛失・盗難してしまった場合は、
解約手続き」ではなく「再発行手続き」を行うことで新しいカードを持つことができます。

ただし、
持っているカードの種類によって連絡先が異なります。

●カード型ICOCA(定期券・スマートICOCA含む)
利用停止処置は電話では申し込むことが出来ないので、
必ず「駅の窓口」に出向くことになります。
(※スマートICOCAのみ専用ダイヤルでも停止可能)

●モバイルICOCA/Apple PayのICOCA
駅の窓口では対応できません。
「モバイルICOCA会員メニュー」や「アプリ」から、
自分で「再発行登録」を行うことで復旧できます。

記名式のICOCAを持っていた場合は補償の対象になるので、
紛失届を提出した時点ですぐに利用停止処置をしてくれます。

ただし補償の対象となるのは届出を行った日からなので、
それまでに他者に悪用されてしまった分の補償は受けることはできません。
また利用停止をしたICOCAカードがもし見つかった時でも、
そのICOCAカードを再び使うことはできません。

ただし、
利用停止しているICOCAカードでも、
窓口に返却することでデポジット料金の500円は返金してくれます。

ICOCAの再発行手数料は520円です。
さらに再発行するカードのデポジット料金500円も必要になります。
(合計で1020円の現金が必要です。)
※モバイルICOCAは再発行手数料無料です。

参照:ICOCA 紛失再発行|JRおでかけネット
参照:モバイルICOCA 紛失/故障|JRおでかけネット

新しいICOCAカードには無くしたカードの顧客情報と利用履歴、
カード残高を移行してくれます。

再発行のカードは申し出た日の翌日から14日以内に引き取りに行きます。
いずれの申し出の場合も、
出向く時には個人を証明する公的証明書が必要です。

注意が必要なのは、
記名式ではないベーシックなICOCA(大人ICOCA)を持っている人は、
紛失再発行の取り扱いが行われていません。

この場合は残念ながらチャージ残高については諦めないといけません。
念のため駅や最寄りの交番に遺失物届を提出しておくとよいでしょう。

▼【②・こどもICOCAから卒業する場合

こどもICOCAを利用していて、
12歳になる年度の3月31日を過ぎた時点でこのカードは使えなくなってしまいます。
この時は手数料無料で残高を払い戻しすることができますので、
必ず無駄のないよう窓口に届け出てください。

そのまま「大人用ICOCA」に切り替えて継続利用することも可能です!

▼【③・ICOCA定期券を作りたい場合

通常のICOCAに定期券の機能を搭載することができます!
改めて別に定期券のICOCAを作る必要はありません。

ICOCAのどの種類にも定期券を搭載することができます。
また定期券を搭載しながら通常のICOCAの機能も継続して使うことができますし、
定期券の有効期限が過ぎた後もそのまま使い続けることができます。

▼【④・ICOCAが使えなくなった場合

ICOCAカードがなんらかの理由で改札機を通らなくなってしまった場合、
手数料無料で新しいICOCAカードに交換してくれます。
よほど利用者由来(故意の破損など)によるものでなければ料金を請求されることはないでしょう。

よく他のICカードやスマホを近づけると磁気不良を起こすと言われますが、
ICOCAに関しては磁気を使っていないので、
外的な圧力や傷、
ICチップの破損が原因になっている可能性が大きいようです。

以上がICOCAの解約手続きが必要ではない事例です。

それでは、
転勤や引っ越しなどでICOCAが不要になった場合の解約方法はどうすればいいのでしょうか?




▼【ICOCA払戻額の計算方法は?

ICOCAの解約は各窓口でICOCAを解約したい旨を伝えて、
ICOCAを返却することで解約手続きが終了します。
その時にデポジット料金の500円を返金してくれます。

ICOCAの中に残っている残高の払い戻しを行う時は、
別途本人を確認できる証明書の提出を求められることがあります。

払い戻しにかかる計算式は以下の通りです。

通常利用のICOCAの場合

「カード残高ー払い戻し手数料220円+デポジット500円=払戻額」

ICOCA定期券の場合

「定期部分の払い戻し額+カード残高ー払い戻し手数料220円+デポジット500円=払戻額」

モバイルICOCA/Apple PayのICOCAは、
発行時にデポジットを預かっていないため、
デポジット(500円)の返金はありません。

払い戻し計算額が220円以下の場合は、
デポジット料金のみが返金されます。
ICOCA定期券の定期券部分のみ払い戻しを行い、
ICOCAカードを引き続き通常利用として利用することも可能です。

二区間分の割引が適用された定期券を払い戻しする際は、
手数料が440円(220円×2)かかる場合があります。

参照:ICOCA 払いもどし|JRおでかけネット

有効期限を過ぎた「こどもICOCA」は、
払い戻し手数料はかかりません。

定期券部分の払い戻しは、
1ヶ月以上有効期限が残っていればその分を払い戻し可能です。
例えば3ヶ月の定期を買って、
1ヶ月しか利用しない段階で払い戻しをした場合は、
2ヶ月分の料金(手数料引)が払い戻されます。

払い戻しは原則として現金で行われますが、
クレジットカードで購入した定期券に関しては取り扱いが異なり、
購入したカード口座への返金となるため、
窓口で確認しましょう。

なお、
モバイルICOCAの払い戻し(退会)は駅の窓口ではできません。
アプリ内の会員メニューから手続きを行い、
銀行振込等での返金となります。



4.スマートICOCAの解約方法は?

スマートICOCAの場合は、
クレジットカードと紐付けされているので、
簡単に駅の窓口で即時解約というわけにはいきません。

スマートICOCA問い合わせダイヤルに電話をするか、
スマートICOCA会員ページ」等から退会届を取り寄せた上で、
郵送で解約の申し込みをすることになります。

スマートICOCAお問合せダイヤル
電話番号:0570-015-015(有料)
または 078-382-8655(有料)
受付時間:9:00~18:00(年中無休)
※最新情報は公式サイトをご確認ください

解約が完了した時点で、
指定した口座に所定の払い戻し金額が振り込まれます。

【注意】スマートICOCA利用者の移行について
「スマートICOCA」から「モバイルICOCA」へ、
直接カード情報を移し替えることはできません!

モバイルICOCAを使いたい場合は、
別途新規発行をする必要があります。

現在、
スマートICOCAの一部サービス(クイックチャージ機利用など)は順次終了・縮小傾向にあります。
将来的にモバイルICOCAへの切り替えを検討している方は、
スマートICOCAを「解約」して、
モバイルICOCAを「新規発行」する流れになります。



5.まとめ

ICOCAの解約に関する情報をまとめてみました!

特に転勤族の人は、
各地のICカードに買い替えをするパターンが多いと思います。

引っ越しがわかった段階で早めに解約手続きを行い、
無駄のないように返金手続きを行っていきましょう!

参照元:ICOCA 払いもどし(手数料・デポジット・例外)|JRおでかけネット
参照元:ICOCA 紛失再発行(手数料・受取期限など)|JRおでかけネット
参照元:モバイルICOCA:紛失/故障|JRおでかけネット
参照元:モバイルICOCA:払いもどし|JRおでかけネット
参照元:SMART ICOCAご利用ガイド(退会/問い合わせ)