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ICOCAの残高確認は無料アプリが最強!iPhone・Androidのおすすめ方法は?

ICOCAの残高不足でもう困らない!
スマホで瞬時に中身を知る裏技

ICOCAのようなIC乗車券は、
外見からは一切チャージ残高が分かりません。

改札で「ピンポーン!」と止められて恥ずかしい思いをした経験は、
誰にでもあるのではないでしょうか?

ICOCAの残高確認をするにはどんな方法があるのでしょうか?

現在は、無料の「ICカード読み取りアプリ」はもちろん、
JR西日本公式の「ICOCAアプリ」(モバイルICOCA/Apple PayのICOCA)も登場し、
スマホだけで完結する手段が増えています。

確実に残高を知る方法を、最新事情を交えて解説します!

1.外見から残高を分かるようにできないの?
2.ICOCAの残高が確認できる4つのタイミング
3.スマホが「リーダー」や「ICOCAそのもの」になる仕組み
4.iPhoneユーザーも残高確認が可能に!
5.履歴も見れる!おすすめアプリ活用法
6.まとめ

  • ページ更新日:12月7日




1.外見から残高を分かるようにできないの?

「ICOCA」などの「IC乗車券」が登場するまでは、
残高が無くなるまで利用できる「磁気カード(プリペイドカード)」型の乗車券が主流でした。

関西地方では「スルッとKANSAI」対応の磁気カードなどが利用され、
関東地方でも「パスネット」といった磁気カードが過去に発売されていました。

これらのカードも、
ICOCAのように外見で正確な残高確認はできません。

大体の目安としてカード残高によって「パンチ穴」が開くことから、
残りが2,000円以上あるのか、
1,000円未満なのかという程度の区別は可能でした。

IC乗車券では何も分かりません!

残高を使い切る形の磁気カード式の乗車券とは違って、
IC乗車券はチャージ(入金)をして繰り返し使います。

1枚のカードをずっと使い続けるので、
残高の目安としてパンチ穴を空けるようなことはできません。

現在のテクノロジーであれば、
常に表面に残高が印刷されるようにすることも技術的には可能です。

実際、
ICOCAを定期券にする時には、
表面にその区間などの印字を行うので、
カード自体が「書き換え印刷」に対応しています。

しかし、
カードを挿入して行うチャージや切符の購入時はともかく、
自動改札機の利用時に瞬時に印字を書き換えるのは不可能です。

常に中身の残高と一致させることが難しいので、
残高に関しては一切何の表示も行っていないのです。



2.ICOCAの残高が確認できる4つのタイミング

ここでご紹介する4つの場合で、
ICOCAのチャージ残高が確認できます。

①・券売機での切符購入時

券売機での切符購入時にはもちろん残高が表示されるので、
チャージしてある金額までの切符が購入できます。

ここで、
残高が表示された後に「購入をキャンセル(とりけし)」をすれば、
残高の確認だけを行うことができます。

②・券売機などでチャージを行う時

ICOCAはチャージを繰り返して利用するという性質から、
繰り返し使っていれば何度もこの場面が登場します。

ICOCAへのチャージは、
ICOCAに対応している券売機や乗り越し清算機、
または各種のIC乗車券へのチャージが可能なお店(コンビニのレジやセブン銀行ATMなど)でも行うことができます。

③・自動改札機の通過時

これは自動改札機の機種にもよって違いがあります。

自動改札機の中には画面表示のない古いタイプもありますが、
現在設置されている多くの改札機では、
タッチした瞬間に利用後の残高がそのまま表示されます。

④・ICカードを読み取れる機器の利用

ICOCAのようなIC乗車券の中には非接触型のICチップが内蔵されており、
自動改札機の通過時にはこのチップに反応させて、
あたかもタッチで認識しているように見える仕組みになってます。

実はこのICチップは自動改札機などの実際に利用時だけでなく、
それに対応した機器にも反応します。

そこで、
パソリ」のようなPC用リーダーや、
「ICカード読み取り機能付きのスマホ」を使えば、
自宅にいながら残高がすぐに確認できるのです。

なお、
スマホ版の「モバイルICOCA」や「Apple PayのICOCA」を利用している場合は、
読み取りなどの手間もなく、
アプリ上のカード画面からいつでも残高・履歴を確認できます。

履歴の印字でも確認できますが・・

ICOCAは利用履歴を印字することが出来ます!

ICOCAの利用履歴を印字するには、
利用履歴の印字に対応している券売機にICOCAを挿して、
そのまま「履歴印字」を選択してください。

ICOCAとほぼ同じサイズのカードに過去20件の利用履歴が印字されて出力されます。

これを見れば最終残高(=現在の残高)が分かります。

なお、
「履歴表示」の方を選ぶと印字はされず、
画面での確認になります。

ただし、
残高を確認するだけならここまでする必要はありません。
①のように切符の購入画面へ進んで、
それをキャンセルすればいいだけです。

この方法は交通費の精算などで利用履歴を確認したい時に使いましょう!



3.スマホが「リーダー」や「ICOCAそのもの」になる仕組み

「ICOCA」のICチップはソニーが開発した「FeliCa(フェリカ)」と呼ばれる規格です。
今ではかなりの種類の非接触型カードに採用されています!

その為、
「FeliCa」に対応している機器も非常に多く存在しています。

小型な機器にICOCAを近付けるだけで残高が分かるものから、
PCに接続をして、
利用履歴まで分かるカードリーダーとソフトウェアのセットも存在します。

スマホがICカードリーダーになります!

日本で販売されている多くのスマホには、
おサイフケータイ”機能や、
ICカード読み取り機能(NFC機能)が搭載されています。

このタイプのスマホには、
ICOCAに使われているICチップと互換性がある機能が備わっています。

この機能を利用することで、
物理カードのICOCAをスマホの背面に当てるだけで残高確認が可能になりますよ♪

「NFC機能」の素晴らしく優秀なところは、
スマホ自体をICカードの代わりとして利用できるだけでなく、
その逆にICカードの中身を覗くリーダーとしても使えるという点です。

ICOCAそのものをスマホに取り込むことも!

物理カードを読み取って残高を確認する方法に加えて、
ICOCA自体をスマホに入れて使える「モバイルICOCA」「Apple PayのICOCA」も登場しています。

これらを使えば、
アプリを開くだけで残高・履歴・定期券情報までまとめて確認できます。

これからICOCAを使い始めるなら、
カードを持たずに済む「スマホ版ICOCA」も有力な選択肢です。

4.iPhoneユーザーも残高確認が可能に!

以前は、
「iPhoneではICOCAの残高確認ができない」と言われていましたが、
現在は状況が大きく変わっています。

用途によって必要なiPhoneの機種が異なりますので、
ご自身のiPhoneを確認してみてください。

① 物理カードの残高を読み取りたい場合

【対応機種:iPhone 7以降かつiOS 13以上】

この条件を満たしているiPhoneであれば、
App Storeにある「ICカード読み取りアプリ」を使って、
プラスチック製ICOCAの残高を確認することができます。

iPhoneの上部(カメラの横あたり)にICOCAをピッとかざすだけで、
一瞬で残高が表示されます。

② スマホをICOCAとして使いたい場合

【対応機種:iPhone 8以降かつiOS 16以上】

この条件を満たしていれば、
JR西日本公式の「ICOCAアプリ」を使って、
Apple PayにICOCAを発行(または物理カードから移行)することができます。

スマホ自体がICOCAになるので、
読み取り不要でいつでも画面上で残高確認が可能です。

※注意点
公式の「ICOCAアプリ」でチャージや定期券購入ができるのは、
スマホ上に発行した「モバイルICOCA/Apple PayのICOCA」が対象です。

手元にあるプラスチックカードに対して、
アプリから直接チャージすることはできませんのでご注意ください。



5.履歴も見れる!おすすめアプリ活用法

Androidユーザーの間で長く使われているアプリとして、
マルチ残高リーダーFree」があります。
※現在もGoogle Playでダウンロード可能です。

残高だけをサッと見たい場合は、
このアプリのようなシンプルなものが便利です。

履歴も管理したいなら他アプリがおすすめ!

「マルチ残高リーダーFree」は非常にシンプルですが、
基本的に「現在の残高確認」に特化しています。

利用履歴や家計簿連携までしたい方は、
以下のような履歴表示に対応したアプリを選ぶのがおすすめです。

●ICカードリーダー by マネーフォワード
家計簿アプリと連携もできる高機能リーダーです。

●Suica Reader / スイ家計簿
交通費の履歴をしっかり保存・管理したい方に人気です。
(※Suicaという名前ですがICOCAも読み取れます)

●Japan NFC Reader(iPhone向け)
iPhoneユーザーの定番読み取りアプリです。

Google PlayやApp Storeで「ICカードリーダー」と検索して、
評価の高いアプリをいくつか試してみるのが一番の近道です。



6.まとめ

ICOCAのチャージ残高確認は、
沢山の方法で確認することができます。

物理カード派の方は、
券売機や無料の読み取りアプリを組み合わせればOKです。

一方で、スマホ中心に使いたい方は、
「モバイルICOCA」や「Apple PayのICOCA」でICOCA自体をスマホに入れてしまえば、
残高確認・チャージ・定期券購入までアプリだけで完結できます。

ご自身のライフスタイルに合わせて、
一番便利な方法を選んでみてくださいね!