仕組みを知れば怖くない!クレジットカード分割払いの基礎知識と活用法
- ページ更新日:11月27日
皆さんは、
クレジットカードの分割払い制度を使っていますか?
分割払いは手数料がかかってしまうシステムですが、
使い方次第ではお得に使える優れものなんです。
最新の手数料事情も含めて、
クレジットカードの分割払いについて詳しく解説します!
1.分割手数料とは?
分割手数料とは、
クレジットカードなどでお買い物をした際の代金を、
翌月1回払いではなく、
何回かに均等に分けて支払う際に発生する手数料のことです。
分割手数料は、
各カード発行会社によって異なっています。
多くの金融機関では、
商品代金に一定の利率をかけて算出した手数料を、
返済時の請求金額に均等に割って上乗せしています。
2.1回払いが厳しい方に
クレジットカードの代金を1回払いで支払うのがやっとという場合、
ぜひ分割払いを利用してみてください。
分割払いとリボルビング払いの違いは、
「商品代金を指定回数で割って均等に支払う」のか、
「毎月一定額を支払い続けるか」という違いです。
分割払いであれば、
1回払いの支払いと併用して利用できますが、
リボルビング払いの場合、
少額の決済でもリボ払いになってしまい、
手数料がもったいないということになります。
もし、
1回払いが厳しいという場合は、
思い切って買い物を分割払いにするとよいでしょう。
分割払いの場合、
2回払いまでは手数料無料としているところも多く、
3回払い以降を選んだ時に手数料がかかるイメージだと思って大丈夫です。
3.手数料の計算方法
分割手数料の計算方法ですが、
まず計算を始める前に、
ご自身が使っているクレジットカードの分割手数料について知る必要があります。
多くの場合、
インターネットで「○○(カード名)分割手数料」と検索すれば、
会社のホームページがヒットし、
「○回までは○%」などと記載されています。
そして、
その周辺に「100円あたりの分割手数料」と記載されているはずですので、
その数値を覚えておいてください。
それでは、
実際に計算していきます。
計算式としては、
「支払い代金×100円あたりの分割手数料÷100」で分割手数料を求められます。
例えば、
10万円の商品を購入し、
100円あたりの分割手数料が「9.19円」だった場合の手数料は、
「10万円×9.19÷100=9,190円」となります。
※分割手数料の単価(100円あたり○円)はカード会社や回数によって変わります。
ここでの数字は一例なので、
実際に利用する前に必ずお持ちのカードの料率表を確認してください。
その後、
支払い代金に分割手数料を足して出した合計額を、
分割回数で割って算出することができます。
しかし、
クレジットカード会社によっては、
最初の方が支払額が多く、
最後のほうが少ないなど均等ではないケースも考えられますので、
あくまでも”目安”として考えると良いでしょう。
4.分割手数料が無料のケースも?
分割払いをした際に、
原則として”分割手数料”がかかってしまいます。
しかしそれは、
”3回払い以降の場合”ということがほとんどです。
多くのクレジットカードの場合、
1回払い・2回払い・ボーナス払いの3つの支払い方法であれば、
分割手数料は無料としています。
しかし、
多くのカードが2回払いの手数料だけが無料であって、
さらに一部のカードは手数料が発生することもあります。
それに加えて、
アメリカン・エキスプレスカード(アメックス)の場合は、
そもそも「2回払い」という項目そのものが存在しないというケースもあります。
アメックスの場合、
一部提携カードであれば2回払いも使えるようですが、
登録許可制であったり、
存在していなかったりと制限があるようなので注意が必要です。
ご自身が持っているクレジットカードが、
どれだけの分割払いに対応しているか?調べたい時は、
実際にカード会社に問い合わせてみるようにしましょう。
5.手数料が安いクレジットカード
分割払いの手数料が安いクレジットカードは存在しますが、
長所と短所があり「これが1番安い!」と言い切れるようなカードはなかなか存在していません。
一例としては、
ジャックスカードの分割手数料は比較的低めに設定される傾向があります。
ジャックスカードの場合、
2回払いまでは手数料無料、
その後は実質年率12.25%~15.00%程度が一般的で、
他社と比較しても良心的な年率となっています。
一方で、
JCBカードなどでも、
分割払いやリボ払いの実質年率を18.00%に引き上げる予定の改定が案内されています。
手数料率はカードの種類や改定のタイミングで変わるため、
必ず公式サイトの最新情報を確認してから利用しましょう。
6.シミュレーションできるサイト
分割手数料の計算をするのが面倒くさい!という方は、
シミュレーションができるサイトがあるので、
そこでパパっと計算してしまいましょう。
現在、
多くのカード会社がシミュレーションサイトを提供していますが、
ここでは、
最大手2社のサイトをご紹介します。
▼【JCBカードのシミュレーションサイト】
こちらは、
JCBカードが提供するシミュレーションサイトです。
JCBカードしか計算出来ないわけではなく、
他社カードでも問題はありません。
このサイトでは、
「利用予定日・利用金額・実質年率・回数」を入力するだけで、
どれだけかかるのかをシミュレーションしてくれます。
JCBカードであれば、
その結果は間違いなしなのですが、
他社カードの場合、
計算方法が異なると支払額が変わってきてしまいます。
そのため、
他社カードを利用する場合には、
あくまでも”目安”として考えると良いでしょう。
▼【日本クレジット協会のシミュレーションサイト】
こちらは、
日本クレジット協会が運営しているシミュレーションサイトです。
非常にシンプルな作りとなっており、
「利用金額・実質年率・利用回数」を入力するだけで、
支払金額の目安を算出してくれます。
サイトにも記載されていますが、
あくまでも”目安”ですので、
結果は参考程度にとどめておいてください。
7.まとめ
分割払いは手数料がかかってしまいますが、
うまく利用することで、
生活にゆとりを持つことができます。
すべて分割払いにするのではなく、
ある程度高額な商品を買った際に利用するなど、
賢い使い方をすると良いですね!