突然の訃報にも慌てないために!
香典の基本ルールと失礼のない振る舞い
社会人になると、仕事関係や知人の
葬儀に参列する機会が不意に訪れます。
会場での振る舞いは周囲に合わせられますが、
事前に準備が必要な「香典」だけは、
その場しのぎで対応することができません。
正しい渡し方や最新の金額相場を知っておくことは、
遺族への誠実な弔いの意を表すだけでなく。
自分自身の信頼を守るための、
大切な一般常識として詳しく解説します。
- ページ更新日:1月29日
1.お通夜と告別式!参列のタイミング
葬儀は一般的に「お通夜」と「告別式」の
2回で一つの儀式となります。
以前は「取り急ぎ駆けつける」のがお通夜、
「最後のお別れ」が告別式とされていました。
しかし現在は仕事の都合もあり、
どちらか一方のみに参列するのが一般的となっています。
特に現役世代の社会人の場合は、
夜に行われるお通夜へ参列するケースが多く、
無理に両日出席する必要はないため
自分のスケジュールに合わせて選ぶ形で、
問題ありませんよ。
2.助け合いの精神!香典が持つ本来の意味
香典はもともと、故人の霊前に
「お香」を供えていたことに由来しています。
葬儀は遺族にとって精神的な悲しみだけでなく、
多額の費用や急な対応など、
多大な負担がかかる場でもあります。
「お手伝いできない代わりに費用を分担する」
という相互扶助の精神が含まれており、
遺族を金銭面でも支えるという意味があるのです。
近年は費用を抑えた「家族葬」も増えていますが、
一般的な葬儀では多額の費用がかかります。
香典は、故人を偲ぶ気持ちを
確かな形にして届ける大切な仕組みといえますね。
3.絶対守りたい!香典を渡す時の5つのルール
香典は準備の段階から守るべき、
大切なマナーがいくつか存在します。
1.不祝儀袋の選び方:
宗派が不明な場合は「御香典」が無難です。
仏教なら「御霊前」が一般的ですが、
浄土真宗は四十九日前でも
「御仏前」を用いるのが正しい作法です。
(※神道やキリスト教は表書きが異なります)
2.薄墨で書く:
外袋の名前は薄墨の筆ペンを使います。
中袋の住所や金額は、読みやすさを優先して
ボールペン等で記載しても失礼にはあたりません。
3.新札は避ける:
ピン札は「不幸を予期していた」
と取られるため、新札の使用は厳禁です。
新札しかない場合は、必ず一度折り目をつけましょう。
4.袱紗(ふくさ)に包む:
袋をむき出しで持ち歩くのは失礼です。
紺やグレー等の寒色系、または慶弔どちらにも
使える万能色の「紫」の袱紗に包み、
受付で開いてからお渡しするのが正しい作法ですよ。
5.連名の書き方:
3名までは目上の人を右から順に書き、
4名以上は「代表者名+外一同」と記載して、
別紙に全員の住所・氏名をまとめると親切です。
4.いくら包む?関係性別の金額目安
香典の額は自分の年齢や、
故人との付き合いの深さによって変わります。
【親族が亡くなった場合】
・両親:3万円 〜 10万円
・兄弟姉妹:3万円 〜 5万円
・祖父母・親戚:1万円 〜 3万円
【仕事・友人関係の場合】
・上司・同僚・友人:5千円 〜 1万円
・知人・近所:3千円 〜 5千円
なお、死を連想させる「4」や、
苦しみを連想させる「9」が付く金額。
また「割り切れる」偶数の金額は、
避けるのが一般的なマナーです。
もし迷う場合は「奇数」の金額に整えましょう。
職場の場合は、独自の慣例があるケースも多いため、
同僚と相談して足並みを揃えるのが最も安全ですよ。
5.まとめ
葬儀の場では、細かなマナー以上に
「故人を慈しみ遺族に寄り添う気持ち」が大切です。
- 宗派が不明なら「御香典」、浄土真宗なら「御仏前」
- 外袋は薄墨で書き、袱紗(紫は万能)に包んで持参する
- 縁起の悪い数字や、極端に相場から外れる額は避ける
もしマナーに自信がない時は、
信頼できる知人や同僚と相談して
足並みを揃えるのが最もスムーズな解決策です。
正しい一般常識を身につけて。
心を込めて最後のお別れを、伝えてくださいね。