日本で作れるMastercardデビットカード!
発行できる銀行と基本の使い方
デビットカードといえば日本国内では、
「VISA」や
「JCB」ブランドのカードがよく知られていますよね。
しかし実は、
「Mastercard(マスターカード)」ブランドのデビットカードも、
今は日本国内の銀行で普通に発行できるようになっています。
特に、
会員制スーパー「コストコ」を利用する方や、
海外利用が多い方にとっては、
決済ブランドをMastercardにそろえたいというニーズが非常に高まっています。
ここでは、
Mastercardが案内している「Mastercardデビット」の特徴と、
日本で発行できる銀行、
さらに具体的なメリットや選び方をまとめてご紹介します。
- ページ更新日:12月4日
1.Mastercardデビットカードの基本と特徴
「Mastercardデビットカード」は、
基本的には他ブランドのデビットカードと同じ仕組みで利用できます。
Mastercardのマークがあるお店であれば、
日本国内はもちろん、
世界中のMastercard加盟店でショッピングに使えるだけでなく、
海外ATMで現地通貨を引き出すことも可能です。
クレジットカードとの大きな違いは、
「利用したその場で銀行口座から代金が引き落とされる」という点です。
・利用と同時に普通預金口座から即時引き落とし
・口座残高の範囲内で使うので、
使いすぎの心配が少ない
・クレジットカードのような後払いではないので、
家計管理がしやすい
このように、
現金感覚で使えるのがデビットカードの強みと言えます。
Mastercardデビットも例外ではなく、
多くのカードで
・Amazonや楽天などのネットショッピングでも利用可能
・動画配信サービスなどのサブスク支払いにも対応
・不正利用時の補償や24時間監視などのセキュリティ機能付き
といった、
クレジットカードに近い利便性と安心感を備えています。
特に、
ネット銀行が発行するデビットカードでは、
・ご利用金額に応じたポイントやキャッシュバック還元
・1日の利用限度額をアプリから細かく設定
・利用通知メールやアプリ通知で即座に利用状況を確認
といったサービスが充実しており、
クレジットカードの審査が通るか不安な方や、現金派の方にも強くおすすめできる決済手段となっています。
2.日本で発行できるMastercardデビットカード
以前は「日本ではMastercardデビットを発行している銀行がほとんどない」という時期もありましたが、
現在ではネット銀行を中心に、
いくつかの銀行がMastercardブランドのデビットカードを取り扱っています。
代表的な3つの銀行とカードの特徴をご紹介します。
▼楽天銀行デビットカード(Mastercard)
・年会費無料で発行可能
・利用100円ごとに楽天ポイントが1ポイント(1.0%)貯まる
・世界中のMastercard加盟店で利用できる
・貯まったポイントをデビットの支払いに充てることも可能
楽天経済圏を利用している方であれば、
日常の支払いをMastercardデビットに集約することで、
クレジットカード並みの高還元を受けることができます。
▼住信SBIネット銀行 デビットカード(Mastercard)
・「プラチナデビット」などのラインナップあり
・米ドルなどの外貨預金口座から直接支払いができる
・Apple PayやGoogle Payにも対応しており、
スマホ決済がスムーズ
・アプリから利用限度額の変更や一時停止もできる
海外旅行や出張が多い方、
または外貨投資をしている方にとって、
外貨をそのまま使える利便性は非常に大きなメリットです。
▼GMOあおぞらネット銀行 Mastercardプラチナデビットカード
・通常ご利用金額の最大1.2%を現金キャッシュバック
・年会費3,300円(税込)がかかる代わりに、
還元率や特典が非常に充実
・1日の利用限度額が高く設定でき、
高額決済にも対応しやすい
ポイントではなく「現金」で還元されるため、
ポイントの有効期限などを気にする必要がありません。
ビジネス利用や高額利用を考えている方に支持されているカードです。
「国内でMastercardデビットは作れない」という状況ではなく、
今は自分のライフスタイルに合わせて選べる時代になっています。
3.昔との違いと選び方のポイント
マスターカードのデビットカードは、
かつて日本国内でも別の形で取り扱われていました。
以前は東京スター銀行が「マスターデビットカード」という名前のカードを発行していましたが、
こちらのサービスはすでに終了しています。
そのため一時期は、
「日本ではMastercardデビットを発行している銀行がほぼない」
という空白期間がありました。
しかし現在では前述の通り、
主要なネット銀行がMastercardブランドを採用しており、
選択肢は十分に増えています。
【Mastercardデビットカードを選ぶときのポイント】
・コストコ(Costco)で利用するか
(コストコはMastercardブランドのみ利用可能です!)
・ポイント還元か、現金還元か
(楽天ポイントなら楽天銀行、現金還元ならGMOなど)
・海外利用の頻度
(外貨決済なら住信SBIネット銀行が有利)
Mastercardは世界的に見れば、
VISAに次ぐ巨大な国際ブランドです。
特にコストコユーザーにとっては必須のカードとなるため、
「普段は他のカードを使っているけど、
コストコ用にMastercardデビットを1枚持っておく」
という使い方も非常に賢い選択です。
大切なのはブランド名だけでなく、
「どの銀行の特典が、自分にとって一番お得か」
という視点で比較することです。
4.まとめ
マスターカードのデビットカードは、
以前は日本国内での取り扱いが非常に少なかったことから、
「作りたくても作れないカード」という印象を持っていた方もいるかもしれません。
しかし現在では、
楽天銀行や住信SBIネット銀行、
GMOあおぞらネット銀行などのネット銀行を中心に、
日本国内でも問題なく、
しかも好条件で発行することが可能です。
・Mastercard加盟店なら国内外で幅広く利用可能
・口座からの即時引き落としで使いすぎを防ぎやすい
・コストコでの支払いに利用できる
・ポイント還元率もクレジットカードに引けを取らない
といった点から、
クレジットカードを持たない主義の方や、
審査不要でMastercardを持ちたい方にとって、
非常に強力な選択肢となります。
まだお持ちでない方は、
ぜひご自身のよく使うポイントや銀行に合わせて、
便利なMastercardデビットカードを手に入れてみてくださいね♪