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大阪モノレールでICOCAを作るには?発行場所や払い戻し・再発行の手順

大阪モノレールでもICOCAは必須!
発行からトラブル対処まで徹底解説

ICOCAとは、
JR西日本が発行する交通系ICカードの愛称です。

パスケースに入れたままタッチするだけで自動改札機が通れますし、
加盟店であればICOCAの電子マネーで買い物をすることもできます。

西日本以外でも利用可能エリアが広がっており、
全国で相互利用が可能になっています。

また、2024年4月11日からは、
クレジットカード等のタッチ決済による乗車サービス
も開始されました。
(※利用できるのは大人普通運賃のみ等の制限があります)

タッチ決済も便利ですが、
定期券利用や子供用カードとしては引き続きICOCAが主役です。

万が一ICOCAを紛失しても、
記名式のカードであれば即時利用停止・再発行の手続きを行うことができます。

大阪モノレールで発行・利用できる「ICOCA」について、
最新のルールに基づいて詳しくまとめました。

  • ページ更新日:12月18




1.大阪モノレールで使えるICOCA!

大阪モノレールでは、
ICOCAとICOCA定期券を販売しています。
ICOCAは事前にチャージすれば、
タッチするだけで改札を通ることができるので便利ですよね!

まず、通常のICOCAをご説明をします。

ICOCAの発売金額は2000円です。
これにはカード発行預り金(デポジット)の500円も含まれます。

なお、
大阪モノレールの駅や窓口で購入できるICOCAの種類には限りがあります。
(記念ICOCAやSMART ICOCAなどは取り扱っていません)

無記名型のICOCAは誰でも発行・利用することができますが、
万が一の場合の再発行ができない点に注意が必要です。

また、こどもICOCA
という小児専用のICOCAもあり、
カード発行時に登録した子供に限り利用することができます。

発行する際は使用する子供の公的証明書(健康保険証など)を提示し、
カードに使用する子供の名前が入ります。

利用制限は12歳になる年度の3月31日までです。
こちらは紛失しても再発行することができます。

もし記名者本人以外が同行せずに保護者が手続きをする場合は、
代理人本人の確認と子供との関係を証明する書類の提示が必要です。



2.ICOCA定期券とは?

通勤や通学に便利な定期券機能と、
切符の機能を兼ね備えたIC乗車券を発行することもできます。
(一部区間や経路によっては定期券を発行できない場合があります。)

すでにICOCAを持っている人は、
そのカードに定期券の機能を搭載することができます。
継続して定期券を必要とする時は、
同じカードを繰り返し利用できるので無駄になりません。

こちらは大人用も子供用も登録した本人の名前がカードに記載されます。
本人以外の利用は不正乗車として罰せられるので注意してください。

こどもICOCAの定期券の年齢制限も12歳までです。
既に従来の磁気定期券を持っている場合は、
ICOCA定期券に変更することができます。

変更場所はピンク色の自動券売機か、
定期券販売所で行っています。
ただし他社が発行した磁気連絡定期券をICOCA定期券に変更することはできません。
(※Osaka Metroなどでは磁気連絡定期券の発売自体を終了しています)

3.有効期間が切れたICOCA定期券を使った場合

うっかり有効期限が過ぎたICOCA定期券を使用してしまった場合、
カードに入っている残高から乗車区間の普通運賃が引き抜かれます。

カードに残高がある限り気がつかない場合が出てきてしまうので、
心配な人は期限の切れたICOCAを使用できないように設定できる場合があります。

定期券購入時などに窓口で相談してみると良いでしょう。

4.ICOCAへのチャージ方法

ICOCAは、
最大2万円までチャージすることが可能です。

カード発行預り金として支払った500円はこの額には含まれません。
カード解約時に返金されるためのお金です。

チャージ方法は、
駅構内に設置されている入金機で現金で行うことができます。

1000円、
2000円、
3000円、
5000円、
10000円の中から選択し、
必要であれば領収書を発行することも可能です。

また一部チャージが可能な加盟店(コンビニ等)もあります。
レジでチャージをお願いすると、
希望金額を現金でチャージをしてくれます。

セブン銀行ATMなどでもチャージが可能で便利です。



5.ICOCAモノレールの発売場所

通常のICOCAは、
各駅の自動券売機で発行することができます。

こどもICOCAは証明書類が必要なため窓口での発売になります。
通勤・通学用のICOCA定期券も、
在籍証明が必要なので定期券発売所での販売になります。

なお、
自動券売機でできるのは「継続購入」のみです。
新規で定期券を購入する場合は、
定期券販売所へ行く必要があるので注意してください。

モノレールと大阪地下鉄(Osaka Metro)や阪急電鉄との連絡定期券も発売されています。

通勤・通学の定期券は1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月と選択ができます。
(他社との連絡定期券には小児通勤は適用されません)

これまで別々のICカードを使っていた人にとっては、
モノレールと地下鉄との連携がスマートにでき、
1枚で済むのでとても便利です。

6.ICOCAの再発行方法

入会時に公的証明書を提示し、
記名付きのICOCA(または定期券)を発行している場合、
万が一紛失や盗難・障害があった時に再発行手続きを行うことができます。

なくなったと分かった時点で悪用を防ぐため、
すぐに手続きを行ってください。

ICOCA再発行申込書に必要事項を記入の上、
本人確認ができる公的証明書を提示します。
その後になくなったICOCAが出てきても、
再びそのカードを使用することはできません。

したがって、
再発行手続きをした時点で他の人が使おうとしても利用停止処置がされているため、
安心なのです。

再発行は即日できないため、
翌日以降14日以内に手続きの時に受け取った再発行登録票を持参の上、
取扱窓口へ引き取りに行きましょう。
引き渡しの時にも再度公的証明書の提示が必要です。

紛失再発行の場合は、
再発行手数料で520円
がかかるのと、
新しいカードにデポジットの500円が必要になります。

紛失したICOCAに残高があった場合は、
再発行されたICOCAに引き継がれるという良心的な仕組みです。
ただしなくなってから手続きをするまでの間に、
第三者による悪用があった場合の保障まではできません。

再発行後になくなったICOCAを発見した場合、
デポジット分の500円は返金されます。

ICOCAが使えなくなった理由が障害(磁気不良など)によるカード由来のものであれば、
再発行手数料や再発行したカードへのデポジット料金は不要です。
この分の残高も、
もちろん再発行したカードに引き継がれます。



7.ICOCAの払い戻しはできる?

使わなくなったICOCAや定期券の払い戻しは、
各定期券販売所で行っています。

記名式のICOCAを払い戻す際は、
各種変更申請書に必要事項を記入の上、
公的証明書を提示します。

払い戻しされる額は、
カード残高から手数料220円を引いた額です。
その時デポジットとして預けていた500円も返金されます。

ちなみに、
モバイルICOCAやApple PayのICOCAを利用している場合
はデポジットがないため、
払い戻し時の500円返金はありません(残高の払い戻しのみ)。

なお定期の有効期限が過ぎたカードを払い戻す場合は、
手数料はかかりません。

定期券の払い戻し額は、
「定期券の払い戻し額 + カード残高」から手数料を引いた額です。

ただし一か月定期券で、
使用開始後8日以上経過した定期券を払い戻すことはできません。



8.まとめ

大阪モノレールで使用することができるICOCAカードについて説明してきました。

大阪モノレールは、
タッチ決済の導入など利便性がどんどん向上しています。

これからますます通勤や通学の身近な手段として利用が期待できるモノレール。

ICOCAのお得な特典を活用しつつ、
より快適なモノレールライフを送ってみてはいかがでしょうか!