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PASMOは関西でも問題なく利用できる?その際の注意点とは?

関西でもPASMOは使える!
ただし知っておきたい注意点とは?

PASMOは主に関東地方の私鉄やバスで利用されるIC乗車券です!
JR東日本のSuicaと相互利用できるのはよく知られていますよね。

では、これが関西地方へ行くとどうなるのでしょうか?
旅行や出張で訪れる前に、使い方やルールをしっかり確認しておきましょう!

  • ページ更新日:9月29日




PASMOは関西でも使える!
全国相互利用に対応

結論から言うと、
PASMOは関西地方でも問題なく利用できます!

2013年から「交通系ICカード全国相互利用サービス」が開始され、
PASMOは全国の主要な交通系ICカードと相互利用が可能になりました。

関西地方で利用できる主なICカードには、
JR西日本が発行する「ICOCA(イコカ)」や、
私鉄・バスで使える「PiTaPa(ピタパ)」があります。

これらのカードが使える鉄道やバスであれば、
基本的にPASMOも同じようにタッチするだけで乗車できます。

これは関西だけでなく、
JR東海の「TOICA(トイカ)」や、
JR九州の「SUGOCA(スゴカ)」など、全国のほとんどのエリアで同様です。

つまり、普段関東で使っているPASMO一枚で、
関西の電車やバスにスムーズに乗れる
ということです。

ただし、Suicaとの相互利用とは少しルールが異なり、
いくつか注意すべき点が存在しますので、
この後しっかり解説していきますね。

最大の注意点!
エリアをまたいでの利用はできない

PASMOを関西で使う際に、最も注意すべきなのが、
「エリアをまたいでの利用」ができない点です。

交通系ICカードはそれぞれ主要エリアが設定されており、
異なるエリアをまたいでの利用はできません。

例えば、PASMOを使って関東の駅から乗車し、
そのまま新幹線などで移動して関西の駅の改札を出ようとしても、
エラーになってしまい、精算が必要になります。

これは逆の場合も同じで、
ICOCAを使って関西の駅から乗り、
関東の駅で降りることもできません。

あくまで「エリア内で完結する利用」が基本!
PASMOを関西で使う場合は、
関西エリア内の駅から乗車し、関西エリア内の駅で降車する、
という使い方なら全く問題ありません。

もしエリアをまたいで移動する場合は、
あらかじめ目的地までの切符をPASMO残高で購入するか、
降車駅の窓口で精算手続きを行うようにしましょう。




関西での
チャージ方法と注意点

PASMOの残高が少なくなった場合、
関西の駅でも現金でチャージが可能です。

ICOCAなどに対応している券売機や、
コンビニのレジなどで「チャージしたい」と伝えれば、
普段と同じように入金できます。

ただし、便利なオートチャージ機能には注意が必要です。

オートチャージは関東エリア限定

PASMOには、改札通過時に残高が設定金額以下になっていると、
自動的にチャージされる「オートチャージ」機能があります。

この機能は、
紐づけられたクレジットカードから引き落とされる、
非常に便利なサービスです。

しかし、このオートチャージ機能が作動するのは、
PASMO・Suicaエリアの自動改札のみです。

関西地方の駅改札を通過する際には、
たとえ残高が不足していてもオートチャージはされません。
関西へ行く前には残高を多めにチャージしておくか、
現地での現金チャージを忘れないようにしましょう。

【スマホ向け】
モバイルPASMOなら
関西でもっと便利に!

物理的なカードのPASMOには、
関西ではオートチャージが使えないという弱点がありました。
しかし、スマートフォンの「モバイルPASMO」ならその問題を解決できます!

場所を選ばず、いつでもチャージ可能!
モバイルPASMOの最大のメリットは、
アプリ内でいつでもクレジットカードからチャージできることです。

関西の駅で残高不足になっても、券売機を探す必要はありません。
その場でスマホを操作するだけでチャージが完了します。

もちろん、エリアまたぎのルールは同じ
ただし、モバイルPASMOであっても、
関東から関西へといったエリアをまたいでの利用はできないので、
その点はカードタイプと同じく注意してくださいね。

関西旅行や出張の機会が多い方は、
モバイルPASMOの利用を検討してみるのがおすすめです!

買い物は全国でOK!
電子マネー機能

PASMO買い物は全国でOKイメージ
PASMOは電車やバスだけでなく、
電子マネーとして買い物にも利用できます。

この電子マネー機能は全国共通で利用可能です!

駅の売店や自動販売機、コンビニエンスストアなど、
「交通系ICカード」のマークがあるお店であれば、
関西でもPASMOを使って支払いができます。

新幹線の車内販売(一部除く)などでも使えるので、
小銭が不要でとても便利です。

乗車ルールにはエリアの制約がありますが、
買い物は全国どこでもOK」と覚えておくと良いでしょう。




PASMOの払い戻し
紛失再発行はどこで?

PASMOが不要になったり、紛失してしまった場合の、
手続き場所は限定されているので注意が必要です。

払い戻しは関東のPASMO取扱事業者のみ

PASMOを払い戻したいときに手続きができるのは、
関東地方のPASMO取扱事業者の窓口のみです。

関西地方の駅窓口や、同じ関東でもJR東日本の窓口では、払い戻し手続きはできません

払い戻しの際には、チャージ残高から手数料220円を差し引いた額と、
カード発行時に支払ったデポジット(預り金)500円が返金されます。

オートチャージ残高の扱いに注意!
ここで一つ注意点があります。
オートチャージで入金された残高は、
現金チャージ分とは異なり、その場で現金として返金されません。

これは、クレジットカードのショッピング枠を現金に換えるといった、
不正な利用を防ぐための大切なルールなのです。

オートチャージ分は後日、設定したクレジットカード経由で返金されます。

紛失・再発行の手続きも関東で

記名PASMOを紛失してしまった場合、
再発行の手続きをすることができます。

この手続きも、払い戻しと同様に、
関東のPASMO・Suicaエリアの駅やバス窓口で行う必要があります。

関西など他のエリアでは、
紛失したカードの利用を停止する手続きはできますが、
再発行そのものはできません。

旅行先で紛失すると再発行がすぐにできないため、
取り扱いには十分注意しましょう。




まとめ

PASMOは関西地方でも、
電車・バスの乗車や電子マネーでの買い物に利用でき、非常に便利です!

ただし、利用する際には以下のポイントを覚えておきましょう。

エリアをまたいだ乗車・降車はできない
オートチャージは関東エリアでしか作動しない
払い戻しや再発行は関東の窓口でのみ可能

これらのルールさえ押さえておけば、
PASMO一枚で関西旅行や出張がより快適になります!
お出かけ前に、ぜひ一度確認してみてください。

参考リンク集

公式サイト・サービス 詳細
PASMO公式サイト PASMOの利用方法やサービスに関する公式情報が確認できます。
モバイルPASMO公式サイト スマートフォンで利用できるモバイルPASMOの案内ページです。
JRおでかけネット ICOCA 関西エリアで利用できるICOCAの公式サイトです。利用可能エリアの確認に便利です。