PASMOを紛失してしまったら?
悪用を防ぐためにまずやるべきこと
交通系ICカード「PASMO」(パスモ)は、電車やバスだけでなく
お買い物にも使えてとっても便利ですよね!
便利な電子マネーですが、紛失してしまった場合
簡単にチャージしている残高を悪用されてしまう恐れがあります。
これを書いている自分も、財布ごとPASMOの紛失(盗難)被害に
あったことが複数回あります…。
思い当る場所を探しても見つからない時は焦るかと思いますが、
まずは落ち着いて今やるべきことを済ませましょう。
PASMOを紛失した時の対処方法を、
最新の手数料情報とあわせて詳しく解説します。
2.付近の交番に連絡を入れて遺失物を確認
3.記名式のPASMOならすぐに再発行!
4.Suicaの定期券を落とした場合
5.ICOCAの定期券を紛失した場合
6.まとめ
- ページ更新日:12月2日
1.PASMOを紛失した路線の駅員さんに届け出る
駅の構内、電車内、ホームなどで
PASMOを紛失したと考えられる場合。
利用した路線の改札にいる駅員さんに
カードが届いていないかを確認しましょう。
(意外と届いていることも多いんです!)
路上でなくした場合は、近辺の交番へ
PASMOカードが届いていないか確認してみましょう。
2.付近の交番に連絡を入れて遺失物を確認!
自分が落としたPASMOを誰かが拾って届けてくれたとしても、
タイミングによっては交番での確認に時間がかかることがあります。
紛失物がPASMOのみだった場合
「警察に届け出るのは面倒…」と感じるかもしれませんが、
記名式PASMOなら必ず届け出ましょう。
「記名式PASMO」の場合、
デポジットの払い戻しや再発行には本人確認が必要となるため、
本人以外が悪用することは難しいと言えます。
しかし、定期券機能などがついていない
「無記名式PASMO」の場合、
誰のものか判断することが難しいため、拾った人が簡単に使えてしまいます。
万が一の紛失に備えて
『PASMOに個人情報を登録しておく(記名式にする)』
ことを強くお勧めします!
記名式PASMOであれば、紛失時にも再発行が可能になるからです。
では、具体的な再発行手続きの詳細と手数料についてご紹介します。
3.記名式のPASMOならすぐに再発行!
記名式のPASMOやPASMO定期券なら、
紛失しても新しいカードへ情報を引き継ぐ「再発行」が可能です。
(※無記名式は再発行できません)
再発行を申し出ると、以下のデータが引き継がれます。
・利用していた定期の有効期限
・PASMOにチャージしている残高
・オートチャージ設定
PASMO紛失後に一番心配なのは、
【チャージ残高を勝手に使われないか】ということですよね。
再発行登録を行うと、紛失した古いカードは
「利用停止」となり使えなくなります。
クレジットカードのように電話一本で停止はできませんが、
駅の窓口で再発行手続きをすることで利用停止と同じ効果が得られます。
ですので、気づいたら速やかに手続きを行いましょう!
【PASMOを再発行する方法は?】
手続きの流れは以下の通りです。
まず、「PASMOエリア」「Suicaエリア」の
駅やバス営業所等へ行き、PASMOの再発行をしたい旨を伝えます。
申請書に氏名・電話番号等を記入し、身分証明書を提示します。
この手続きが完了した時点で、紛失したカードはロックされます。
ただし、クレジットカード機能付きのPASMO(一体型)は
カード会社への連絡も必要ですので、忘れずに連絡してください。
また、再発行の申し込み当日に新しいカードを受け取ることはできません。
(再発行カードの受取は翌日以降になります)
以下の手数料と受取方法に注意してください。
<①>
再発行申し込みの翌日から14日以内に、
再発行整理票に記載された窓口(PASMOエリアの駅やバス窓口など)で
新しいPASMOを受け取ります。
<②>
受け取りの際には、以下の費用が必要です。
・再発行手数料 520円
・新しいデポジット 500円
合計で【1,020円】の現金が必要です。
(※手数料等は改定により変更されています)
【大事なワンポイント!】
もし、あとから紛失したPASMOが見つかった場合。
すでに再発行が済んでいて古いカードが使えなくなっていても、
そのカードを駅の窓口へ返却すれば
デポジットの500円は返金されます!
4.Suicaの定期券を落とした場合
「Suica定期券」を紛失してしまった場合はどうなるのでしょうか?
Suicaの場合も、基本的にはPASMOと同じ流れになります。
以下は実際に紛失された方の体験談ですが、
現在は手数料などが変更されていますので、最新情報とあわせて確認しましょう。
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(体験談)
Suicaの定期券を落としてしまい、すぐにみどりの窓口へ行きました。
紛失した旨を伝えると、再発行の手続きをしてくれました。
再発行にはお金がかかりました。
当時は510円だったと思いますが、今は少し値上がりしているかもしれません。
お金はかかりましたが、定期券を買い直すよりは安く済み
チャージ残高も無事だったので本当に助かりました。
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Suicaの場合も、再発行にかかる費用は現在以下のようになっています。
・再発行手数料 520円
・新しいデポジット 500円
合計:1,020円
また、紛失再発行の場合
カードの受け取りは原則として「申込みの翌日以降」となります。
(※即日発行はできませんので注意が必要です)
5.ICOCAの定期券を紛失した場合
関西圏などで使われる「ICOCA定期券」の場合も、基本的なルールは同じです。
ICOCA(定期券含む)の再発行もPASMOと同様に、
紛失の届け出を行い「再発行整理票」を受け取ります。
(※こちらも当日の受け取りはできません)
受け取りは申し込みの翌日から14日以内に、
みどりの窓口などで行います。
費用についても、現在は以下の通りです。
・再発行手数料 520円
・新しいデポジット 500円
合計:1,020円
こちらも体験談を見てみましょう。
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(体験談)
大学の帰りに財布を落とし、ICOCA定期も紛失してしまいました。
自宅最寄りのみどりの窓口へ行き、事情を説明して再発行しました。
学生証を見せて本人確認を行い、手続きを済ませました。
データ移行自体は無料ですが、
手数料と新しいカードの預り金で合計1,000円ちょっとかかりました。
チャージしていた残高も、
システム上のデータ通りに新しいカードへ引き継がれていました。
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このように、ICOCAであっても
記名式(定期券など)であれば、手数料を払うことで残高と定期情報を守ることができます。
わからないことがあれば、駅の窓口で聞くか
各鉄道会社の公式サイトで最新情報を確認するようにしましょう。
6.まとめ
PASMOなどのICカードを紛失したら、
すぐに駅へ報告し、速やかに再発行手続きを行いましょう!
ポイントをまとめます。
①最寄り駅の駅員さんに紛失を報告
(PASMO・Suicaエリアの駅であれば手続き可能です)
②再発行には手数料がかかる
(手数料520円+デポジット500円=1,020円が必要です)
③交番にも遺失物届けを出す
(あとから見つかれば、デポジット500円は戻ってきます)
手続きの際は、免許証などの本人確認書類を忘れずに持参してくださいね。
また、最近利用者が増えている
「モバイルPASMO」や
「Apple PayのPASMO」の場合は手続き方法が異なります。
スマホ紛失時は、会員サイトから再発行登録を行う必要があるので公式サイトを確認してください。
万が一の時も、落ち着いて手続きを行えば大切な定期券やチャージ残高は守られますよ!