PiTaPaはJR西日本でも対象エリアならチャージ不要!
近鉄・阪急をもっと便利にする活用法
「PiTaPa」はJR西日本でも、
ポストペイエリア内など条件を満たす場合は後払い(ポストペイ)で乗車可能です!
近鉄・阪急・JR西日本でもっとお得に、
PiTaPaを利用する最新の方法を覚えておきましょう。
- ページ更新日:12月17
1.PiTaPaカードって?
PiTaPa(ピタパ)は、
主に関西圏の私鉄や地下鉄、
近鉄(近畿日本鉄道)電車などで切符代わりに利用できる交通系ICカードです。
全国で発行されている交通系ICカードと同じく、
PiTaPaも改札機のセンサーにタッチするだけで交通機関の乗り降りが出来ます。
また、
事前にチャージをしておくことで、
全国の交通系ICカード対応店でのショッピングに利用することも可能です。
ただし、
PiTaPaを電子マネーとして買い物で利用する場合、
提携店の端末でオートチャージ機能は使えませんので注意しましょう。
(高額な買い物には要注意です!)
オートチャージ機能が適用されるためには、
PiTaPaエリア(関西の私鉄・地下鉄等)の改札機などでPiTaPaをタッチする必要があります。
(※JR西日本ポストペイエリア、全国相互利用エリア、IC定期券有効区間内などではオートチャージされません)
PiTaPaのチャージ残額が1,000円以下となった場合に、
2,000円を自動的にチャージする設定が一般的です。(キッズカードは別設定)
PiTaPaをショッピングで利用する場合、
事前のチャージ金額に注意して利用するようにしましょう。
2.PiTaPaカードの種類は?
大きく分類すると「PiTaPaベーシックカード」と、
「PiTaPa提携カード」があります。
「PiTaPa提携カード」には、
クレジットカードと一体型になっているカード、
ポイントカード機能がセットになっているカードもあります。
PiTaPaカードには色々な種類がありますが、
ここではクレジットカード(三菱UFJカード等)と提携しているPiTaPaカードについて、
私が実際に使用した経験から特徴をまとめてみます。
3.PiTaPaカードの特徴-ポストペイ(後払い)
関西で一番流通している「ICOCA」、
関東の「Suica」など、
全国には沢山の交通系ICカードがありますが、
PiTaPaには他社と大きく異なる2つの特徴があります。
まず一つ目の特徴として(これが最大のポイントかも知れません!)、
PiTaPaはポストペイ(後払い)方式です。
近鉄電車などの私鉄に加え、
JR西日本のポストペイエリア内であれば、
利用料金は月末にまとめて、
あらかじめ申し込んでおいたクレジットカードに請求されます。
以前はJRに乗るためにチャージが必要でしたが、
現在はJR西日本(ポストペイエリア内)利用時でも
ポストペイが適用されるようになり利便性が向上しました!
さらに、
合計利用額や利用回数に応じて割引も受けられるのでお得です。
(利用回数割引などが適用されるとお得です!)
※注意点として、
JR東日本などの全国相互利用エリアでは「ポストペイ対象外」となるため、
事前にチャージ(入金)して乗車する必要があります。
4.PiTaPaカードの特徴-オートチャージ
もう一つの特徴的なポイントが、
あらかじめ「オートチャージ(自動入金)」を選んで申し込んでおくと、
所定の改札機などを通った時に自動でチャージされることです。
(料金はクレジットカードで請求されます。)
・初めて改札を通った時や、
PiTaPaのチャージ残高が1,000円以下となったときに
2,000円がオートチャージされます。
(一般カードの場合)
ただし、
JR西日本ポストペイエリアや、
全国相互利用エリア(JR東日本など)の駅では、
オートチャージされませんのでご注意ください。
・チャージした金額は、
PiTaPaのポストペイエリア外(JR東日本や東海など)で利用するときに使われます。
少しややこしいので、
簡単にまとめると・・・
近鉄電車・JR西日本(ポストペイエリア内)の利用料金
→ 月末にまとめてクレジットカード請求される(チャージ残高は減らない)。
他社線でPiTaPaが使えるエリア(全国相互利用)
→ チャージされた金額から引き出される。(PiTaPaエリアの改札などでオートチャージしておけば、残高不足を防げます。)
といった利用方法になっています。
急いでいる時に自分でチャージしなくて良いという点は、
PiTaPaカードの大きな特長です。
5.損をしないために注意する点
便利なピタパカードですが、
覚えておきたい注意点がいくつかあります。
特に注意しておきたいのは、
ピタパカードは1年間1度も使わないと、
年会費(PiTaPa維持管理料)がかかってしまいます。
(維持管理料は1,100円(税込)です!)
この「1年間」の判定期間は、
「基本的に入会月の翌月1日から1年間」となります。
また、重要な点として、
「チャージ(入金)のみ」の利用は、
この1年間の利用実績にカウントされません。
必ず年に1回は交通機関での乗車や、
ショッピングでの支払い(ポストペイ利用)などでPiTaPaを使いましょう。
普段は定期通勤している方の場合、
一年間一度も使わないということは無いかもしれませんが、
念のためにお忘れなく!
さらにもう一つ。
絶対に注意したいポイントがあります。
年会費(PiTaPa維持管理料)とは別に、
「PiTaPa提携カード」の場合はクレジットカードの年会費が必要になるケースがあります。
初年度は年会費無料のクレジットカードが多いですが、
次年度からはクレジットカード機能の利用が無い場合、
年会費が必要になる場合がほとんどです。
(利用金額に応じて年会費が定められているカードが多いです!)
PiTaPa提携カードの年会費については、
それぞれのクレジットカード規約に明記されていますので、
事前に確認しておきましょう。
6.まとめ
ちょっとだけ残念な点と言えば、
ベーシックなPiTaPaカードには「近鉄定期券」を一緒に登録することが出来ません。
しかし、阪急電鉄などの定期券は、
PiTaPaカードに載せることが出来ます。
近鉄の場合、PiTaPa区間指定割引が定期券のような役割を持つので、
必要ないのかも知れません。
(「KIPS ICOCA」なら定期券を一体化できたのですが、
※現在は新規発行終了しています。)
ちょっとややこしいですよね・・。(それでも昔に比べたら、
とっても使いやすくなりました!)
PiTaPaカードの割引システムには、
「PiTaPa区間指定割引」「区間指定割引運賃」などがあります。
「区間指定割引運賃」など、
割引が適用される為には事前登録が必要な場合もあります。
必ずPiTaPaの割引制度は調べてから使いたいですね。