便利でお得なPiTaPaのIC定期券!
その仕組みと活用法
2.PiTaPa定期券のメリット
3.PiTaPa定期券の安心サービス
4.Sポイントを貯める楽しみがある!
5.STACIA・PiTaPa・IC定期券について
6.まとめ
- ページ更新日:12月11日
PiTaPaカードは交通系ICカードの一種です。
主に関西エリアで使われているカードです。
公共交通に乗車したり、
加盟店でお買い物を楽しむと、
お得なポイントが貯まる仕組みです。
各銀行やクレジットカード会社と提携されたPiTaPaも数多く用意されていて、
今後ますますの発展が期待できるカードの一つです!
PiTaPaカードの定期券について詳しくご紹介します。
1.PiTaPaカード定期券について
PiTaPaの定期サービスは、
2006年から開始された便利なサービスです!
PiTaPaカードを利用していた人が従来の磁気式定期券と同様に、
定期運賃を支払うことでIC定期券を搭載できるサービスです。
IC定期券の有効区間内で、
自由に乗り降りできることが最大の魅力です。
また紛失時に再発行が可能なことも良心的なサービスです。
(再発行には手数料が必要です。)
IC定期券で有効区間外を利用した場合は、
PiTaPaによるポストペイ(後払い)での精算になります。
販売は対象交通機関の各定期券販売場所や券売機で行われています。
定期券の運賃支払い方法は、
PiTaPa決済か現金の二つから選ぶことができます。
PiTaPa定期サービスのIC定期券購入額は、
上限が20万円程度に設定されている場合が多いです。
なおIC定期券の有効区間内で乗り降りした際には、
オートチャージシステムは作動されません。
2.PiTaPa定期券のメリット
PiTaPa定期券は、
他のICカード同様パスケースに入れたまま、
改札機にタッチするだけで利用することができます。
したがって改札機での取り忘れなどがなく、
お財布やカバンに入れたまま使用することができるので、
いちいち取り出して紛失してしまう危険性も少ないです。
また定期券区間から乗り越してしまった場合も、
PiTaPaエリア内であれば、
改札機にタッチするだけで自動精算をしてくれます。
ただし、
他の磁気カードや回数券などとの併用を行うことはできません。
さらに乗り越し精算を現金で行うことも基本的にはできませんのでご注意ください。
3.PiTaPa定期券の安心サービス
それまでの磁気定期券サービスでは行われていなかったサービスもあります。
万が一の際、
PiTaPaコールセンター紛失・盗難デスクに連絡することによって、
直ちにカードの利用を停止してくれます。
そのため第三者による不正使用を防止することができ、
さらに希望により再発行を行うことも可能です。
再発行手数料はIC定期券の種類やカード会社によって異なりますが、
通常は1,000円程度(手数料+新カード代)が必要です。
4.Sポイントを貯める楽しみがある!
さらにPiTaPaは定期券でありながらSポイントを貯めることもできます。
阪急阪神電車や能勢電鉄、
神戸高速などでIC定期券を購入した場合、
購入金額の1%相当のSポイントが貯まる特典があります。
購入方法はクレジットかPiTaPa決済です。
200円ごとに2ポイントがたまるので、
一年通して購入を続けるとかなりのポイント額になるでしょう。
一部の購入場所ではクレジット決済ができないところがあります。
また、
「エメラルドSTACIA PiTaPaカード」などを利用の場合は、
クレジット利用ポイントとしてさらにポイント優遇がある場合もあります。
相互乗り入れを実施している交通機関の場合は、
対象交通機関の運賃分のみがポイントの対象となります。
5.STACIA・PiTaPa・IC定期券について
それではここで、
最も利用者が多い「STACIA PiTaPa IC定期券」を例に出して詳しく見ていきましょう。
IC定期券を利用するには、
事前にIC定期券対応カードが必要になります。
STACIA PiTaPa カードを持っていない人は、
WEB入会や入会申込書に必要事項を記入の上で申し込むことができます。
なお、
必要資料はSTACIAホームページから取り寄せることができます。
一部の提携カードや古いタイプのカードでは、
IC定期券機能を搭載できないものがあるので注意してください。
▼【①・カードの購入場所】
事前にPiTaPaカードを持っている人、
または上記の手続きでカードを作った人は、
各駅の赤色の券売機などで発行替え(定期券情報の搭載)を行うことができます。
従来の磁気定期券を持っている人も同様です。
▼【②・紛失してしまった場合】
PiTaPaコールセンター紛失・盗難デスクに連絡をすることで、
カードの利用停止と希望によって再発行を行うことができます。
再発行には身分証明書など本人確認をする書類が必要です。
新しいPiTaPaカードが届いた時点で、
各駅に設置の赤色の券売機などでIC定期券に発行替えを再度行ってください。
紛失したと思ったカードが出てきたとしても、
利用停止をした時点でそのカードを再び使うことはできません。
さらにもう一つ注意が必要なのは、
従来の磁気定期券を使用してる場合は、
再発行手続きを行えないということです。
万が一紛失した磁気定期券が発見された時は、
購入申込書に記入した連絡先に連絡が入ります。
もし新たに定期券を購入した後に定期券が発見された場合は、
規定内で購入した定期券の払い戻しが行われます。
※払い戻しの例
払戻額 = 新たに購入した定期運賃 ー (払い戻し日割り額 × 10日単位に切り上げた使用日数 + 手数料)
▼【③・定期券の払い戻し】
不要になった定期券の払い戻しは、
月単位で行われます。
1ヶ月未満の経過日数は1ヶ月として計算されます。
例)3ヶ月定期券で1ヶ月と1日経過した場合
→2ヶ月経過したものとして計算。
払い戻しを申し出た日は経過日数に算入します。
1ヶ月定期券は、
通用開始日から8日以上経過すると未使用でも払い戻しをすることはできません。
またバスなどを含む他社連絡定期券を利用している場合は、
各社ごとの定期券に分割して払い戻しをすることはできません。
あくまでも定期券に記載されている連絡区間内での払い戻しとなります。
定期券の払戻に際しては手数料が220円(事業者により異なる)かかります。
▼【④・定期券の通用区間を変更する場合】
手持ちの定期券を上記の規定にのっとり、
払い戻しを行うことができます。
新たな区間の定期券は別途新規購入を行ってください。
▼【⑤・重複購入してしまった場合】
誤って重複購入してしまった場合(紛失・盗難などで購入しなくなった定期券が出てきた場合も含む)、
新たに購入した定期券を払い戻すことができます。
いずれの場合も本人確認ができる証明書を持参の上、
定期券発売所などの窓口係員に「定期旅客運賃払戻請求書」をもらってください。
購入の際にクレジットカードを使用した場合は、
使用したクレジットカードも持参するようにしましょう。
払い戻しの処理が終わった定期券は回収されます。
残日分の定期券を発行することはできません。
▼【⑥・定期券の使用目的条件】
通学の用途で利用する場合は通学定期券、
通学以外の用途で利用する場合は通勤定期券を求めることができます。
申請した区間内であれば自由に乗り降りができるので、
月に20日間以上利用する区間がある場合は、
定期券として購入がお得な場合があるので、
その他 PiTaPa 割引摘要(利用回数割引や区間指定割引など)とシミュレーションを行って、
お得な方を利用しましょう。
▼【⑦・定期券の代理人購入】
定期券に限らず、
PiTaPaは登録した人以外の利用はたとえ家族でも行うことができません。
ただし購入に際しては代理人でも購入することは可能です。
6.まとめ
PiTaPaカードから登場したPiTaPa IC定期券について紹介してきました。
区間内の自由な乗り降りや、
乗り越した際の後払いシステム、
さらに紛失した際の安心のサービスなど、
とても良心的な仕組みのIC定期券です。
利用頻度によっては、
他の割引サービスと比較してお得な場合もあるので、
是非一度比較・検討してみてはいかがでしょうか。
通学や通勤以外で使用することも、
おおいに検討の余地ありです!