レシートの正しい管理法と
捨てる時期の目安を解説
クレジットカードのレシートって、
いつの間にかお財布にたまってしまいますよね。
捨てて良いのか、
いつまで管理しなければならないのか?
悩んでしまうかと思います。
クレジットカードのレシートについての注意点をまとめました!
- ページ更新日:11月30日
1.クレジットカードのレシートとは?
ショッピングの支払いにクレジットカードを利用すると、
通常の買い物と同様にレシートを渡されます。
このレシートは、
カード会社から届く「紙の利用明細」や、
会員サイト・アプリで確認できる「Web明細」の内容と、
実際にクレジットカードを使った分に間違いがないか?
照らし合わせて確認するために必要となります。
また、
普段から何枚かのクレジットカードをお使いの方は、
レシートを見ればどのクレジットカードを使ったのかわかるので、
クレジットカードの管理にも役立ちます。
▼【レシートとカード控えの違い】
現金払いの時とクレジットカード払いの時に渡されるレシートには、
大きな違いがあります。
まずレシートの内容ですが、
クレジットカード払いのレシートにはカードの有効期限やカード番号の一部など、
個人情報が記載されています。
最近の端末ではカード番号の大部分が伏せ字(「****」など)になっていることが多いですが、
古い端末などでは名義や番号がほぼそのまま印字されるケースもあるため、
取り扱いには注意が必要です。
また、
現金で買い物をした場合はレシートが1枚渡されますが、
クレジットカードで支払いをすると、
レシートを2枚渡されることと1枚だけ渡されることがあります。
2枚の時は、
1枚目には現金払いの時と同じように購入した商品名や金額が記載され、
2枚目にはクレジットカードの利用控えとなっています。
しかし、
1枚だけの時は、
クレジットカードの利用控えのみとなり、
支払った金額は記載されますが、
一つ一つの商品名は記載されません。
この場合、
後からそれぞれの金額確認などができないので少々不便ですが、
レシートの取り扱いはお店によって異なるので、
残念ながら利用者側はどうすることもできません。
高額な決済をした際などは、
スマホでレシートを撮影しておくなどして、
自衛策をとっておくと安心です。
2.レシートの保管はどうすれば良いの?
レシートはクレジットカードの利用明細との照合が主な目的となっているので、
Web明細やアプリ等で内容に誤りがないかを確認し、
問題がなければ破棄してしまって良いでしょう。
ただし、
不正利用などがあった際の補償期間(多くのカード会社で60日前後)を考慮すると、
心配な方は明細確定から2〜3ヶ月ほどは残しておくと安心です。
なお、
仕事の経費や確定申告に使うレシートは、
税法上7年程度の保存が必要になるケースもあるので、
個人用とは分けてしっかり保管しましょう。
処分する際には、
個人情報が書かれた部分を破いたり、
シュレッダーにかけたりするなど、
第三者に見られないよう注意してください。
最近では、
スマホアプリで受け取る「電子レシート」を選べるお店も増えています。
管理が楽になる反面、
スマホのロックやパスワード管理はしっかり行いましょう。
▼【レシートの内容に間違いがあったら?】
レシートと利用明細とを比較して、
一致しない点が見つかった場合。
まずは以下のポイントを踏まえてもう一度確認してみてください。
①・レシートと明細の日付が異なる場合
ガソリンスタンドや一部のお店、
海外利用などでは多少日付にズレが生じることがあります。
②・レシートと明細の店名が異なる場合
明細には利用した店名でなく、
お店を経営している親会社名や商業施設名が記載されることがあります。
③・レシートと明細の金額が異なる場合
海外利用時の外国為替の関係で、
稀に金額が一致しないことがあります。
これらの事情を確認をした上で不審な点や不明点が解消されなければ、
すぐにクレジットカード会社に問い合わせましょう。
クレジットカード会社の電話番号はカードの裏面に記載されていますが、
他にも利用明細やホームページなどで調べることができます。
ショッピングをした際の入力間違いや二重決済、
場合によっては不正利用の可能性も考えられます。
どのような場合でも、
クレジットカード会社が今後の対応の仕方などの相談に乗ってくれるので、
早めに問い合わせることをおすすめします。
多くのクレジットカードには盗難保険や不正利用に対する補償がついており、
会員規約の条件(故意や重過失がない、期限内の届出など)を満たせば、
不正利用分は原則として補償されます。
そのためにも、
利用明細はこまめにチェックし、
少しでも身に覚えのない利用があればすぐに連絡することが大切です。
3.レシートは再発行してくれるの?
お店で受け取るレシートは、
二重発行による不正を防ぐため、
基本的に再発行できないことになっています。
そのため、
レシートの紛失や店頭でのもらい忘れには注意するようにしましょう。
ただし、
店舗によっては購入履歴をもとに、
領収書や購入証明書の発行に応じてくれる場合もあります。
どうしても必要な場合は、
紛失に気づいた段階で早めに店舗へ相談してみましょう。
▼【悪用の心配とは?】
一部のネットショッピングなどでは、
クレジットカードの番号や有効期限などの情報がわかっている場合、
買い物ができてしまいます。
レシートにはそれらに必要な情報の一部が記載されていることもあり、
伏せ字になっているとはいえ油断は禁物です。
大切な個人情報を流出させないためにも、
紛失には気を付けなければなりません。
4.レシートにするサインとは?
お店でクレジットカード払いをすると、
パスワードやサインを求められることがあります。
これらはクレジットカードが持ち主以外に使われることを防ぐ役割があります。
サインはクレジットカードの裏面に書かれたものと一致していれば、
漢字フルネームでなくても構いません。
カタカナやローマ字でも一致してればサインとして認められます。
また、
最近普及している「タッチ決済(コンタクトレス決済)」では、
一定金額以下であればサインや暗証番号が不要なケースも増えています。
簡単で便利ですが、
その分こまめに利用明細をチェックし、
間違いがないか確認する習慣をつけましょう。
5.まとめ
クレジットカードのレシートがどのようなものかイメージはつかめましたか?
現金払いの時のレシートと比べて、
個人情報が含まれている可能性があるので、
なくさないように注意しなくてはなりません。
Web明細やアプリで確認が済むまでは保管し、
事業用などの特別な理由がない限り、
確認後はシュレッダーなどで適切に処分することをおすすめします。