「SAPICA」を紛失した時は?
再発行の手順・手数料まとめ
通勤や通学、
お買い物で毎日使っている「SAPICA」。
もしも紛失してしまったら、
チャージ残高や定期券がどうなるのか、
とても不安になりますよね?
でも、
焦らなくても大丈夫です!
「記名式SAPICA」と、
「SAPICA定期券」、
「クレジットカード一体型SAPICA」なら、
所定の手続きをすることで再発行が可能です。
万が一の時に慌てないためにも、
紛失から再発行までの手順と、
手数料やデポジットの仕組みを詳しく解説します!
- ページ更新日:12月9日
1.まずは停止!紛失再発行の申し込み
SAPICAの紛失に気づいたら、
まずは第三者に不正利用されないように、
カードの利用を停止する必要があります。
以下の窓口のどこかへ行き、
「紛失再発行」の申し込みを行いましょう。
手続きができる場所
・地下鉄駅の窓口
・定期券発売所
・バス営業所、ターミナル窓口
窓口には、
再発行に関する申し込み用紙が置いてあります。
用紙に必要事項を記入し、
「免許証」などの公的な本人確認書類と一緒に係員へ渡してください。
手続きが終わると、
その場で「紛失再発行整理票」という紙を渡されます。
この「整理票」は、
新しいカードを受け取る時に必ず必要になる大切な書類です。
再発行までは少し時間がかかりますので、
無くさないように大切に保管して帰りましょう!
2.翌日以降に新しいカードを受け取る
残念ながら、
SAPICAの即日再発行はできません。
紛失したカードのデータを確定させ、
新しいカードへ引き継ぐ処理が必要になるためです。
申し込みをした翌営業日以降(14日以内)に、
再び窓口へ行って新しいカードを受け取りましょう。
受け取り時には、
以下の4点が必要になります。
受け取りに必要なもの
・紛失再発行整理票(申込時にもらった紙)
・公的証明書(免許証など)
・再発行手数料:500円
・新しいデポジット:500円
合計で「1,000円」の現金支払いが必要になります。
(※内訳:手数料500円+デポジット500円)
「手数料」は再発行のための費用ですが、
「デポジット」は新しいカードの預り金のことです。
少し痛い出費にはなりますが、
この手続きをすることで、
紛失した時点での「チャージ残高」や「定期券情報」、
「SAPICAポイント」がすべて戻ってきます!
3.クレジットカード一体型SAPICAの場合
「クレジットカード一体型SAPICA」を紛失した場合は、
手続きの順番が少し異なります。
不正利用を防ぐため、
まずはすぐに提携事業者(クレジットカード会社・銀行など)へ連絡を入れてください。
カード会社への連絡が終わった後で、
地下鉄駅やバス営業所などの窓口へ行き、
「SAPICA機能の停止手続き」を行います。
その後、
銀行などから新しい一体型SAPICAが郵送で届きますが、
届いた時点では、まだSAPICA機能は使えません。
新しいカードが手元に届いたら、
以下のものを窓口へ持参して、
情報を更新してもらう必要があります。
- 紛失再発行整理票
- 新しい一体型SAPICA
- カードと同封された案内状
- 公的証明書(免許証など)
- 再発行手数料500円
- 代用証(発行された場合のみ)
一体型SAPICAの場合、
この手続きを行わないと、
改札を通ったりお買い物をしたりできませんので、
カードが届いたら忘れずに窓口へ行きましょう!
また、
一体型SAPICAは「デポジット(預り金)」がないカードのため、
再発行時にデポジット500円を支払う必要はありません。
4.あとから見つかった場合の返金
再発行手続きが終わった後に、
「カバンの奥から古いSAPICAが出てきた!」
なんてこともありますよね。
そんな時は、
古いSAPICAを捨てずに窓口へ持って行きましょう。
地下鉄駅窓口や定期券発売所、
バス営業所などに返却することで、
古いカードのデポジット(500円)を返金してもらうことができます。
再発行時に支払ったデポジットは戻ってきませんが、
古いカードの分が戻ってくるので、
実質的な負担は「手数料の500円だけ」で済むことになりますね♪
ただし、
デポジットが返却されるのは「記名式SAPICA」と「SAPICA定期券」のみです。
元々デポジットのない「クレジットカード一体型」の場合は、
発見しても返金はありませんのでご注意ください。
5.まとめ
SAPICAを紛失した際の手続き方法をご紹介しました。
SAPICAを失くしてしまっても、
すぐに窓口で手続きをすることで、
大切なチャージ残高や定期券を守ることができます。
今回の重要ポイント
・紛失時はすぐに窓口へ行く
・再発行は翌営業日以降(14日以内)
・手数料とデポジットで1,000円必要
・後から見つかれば500円戻ってくる
ただし、
これらはすべて「記名式」であることが条件です。
個人情報を登録していない「無記名SAPICA」は、
誰のカードか証明できないため、
紛失しても再発行することができません。
もし「無記名SAPICA」を使っている方は、
万が一に備えて「記名式」への変更を検討してみてくださいね!