似ているようで中身は違う?
2つのICカードの決定的な差とは
ちょっと調べてみるだけでも、
沢山のご当地交通系ICカードが発売されています。
それぞれICカードが発行されている地域の人だけではなく、
旅行などで訪れた人もご当地交通系IC型カードを利用していますね!
数日間の滞在であっても、
あえてその土地のICカードを購入して、
各地のICカードをコレクションしている人もいるぐらいです。
それぞれのICカードの特徴として、
どのカードも覚えやすい名前になっています。
そのためなのか、
カタカナにすると3文字の名前が付いているカードが多く、
利用者としては時に混同してしまうことがあります。
その中でも特に名前が似ている、
「SAPICA」と「Suica」の特徴と使い方を徹底比較します!
- ページ更新日:1月6日
1.『SAPICA』ってどんなサービス?
Suicaに対して、
もしかしたら聞き馴染みのない人も多いかもしれません。
SAPICA(サピカ)とは、
札幌市内で主に使われている交通系ICカードです。
地下鉄やバス、
市電で利用することができます。
北海道のJRでは、
JR専用のKitaca(キタカ)というICカードがあるので、
SAPICAはJRや道外で利用することができません。
SAPICAはあくまで「SAPICAエリア専用」であり、
KitacaエリアやSuicaエリアとの相互利用はできない点に注意が必要です。
(余談ですが、
KitacaやSuicaは地下鉄でも使えるため、
JRも地下鉄も両方利用する人はSAPICAではなくKitacaやSuicaを持つ人が多いです。)
◉SAPICAの購入方法は?◉
SAPICAの販売額は、
大人用子供用ともに2,000円です。
SAPICAの発売額にはデポジット料金の500円が含まれます。
地下鉄構内にある券売機や定期券販売所、
ターミナル窓口などで購入することができます。
無記名型と記名型があり、
無記名であれば個人情報を登録することなくすぐに作ることができます。
ただし作れるのは大人のみです。
紛失した場合再発行の保証もありません。
途中で名前を登録して記名型SAPICAに変更することもできます。
記名型SAPICAとは、
購入する時に氏名、
生年月日、
性別、
電話番号を登録します。
手数料は別途かかりますが、
紛失した場合は再発行が可能です。
一度記名タイプのカードを作ると、
無記名に戻すことはできません。
なお子供用を作る時は、
子供料金が自動で適用されるため、
事前に登録が必要となり記名式のSAPICAになります。
◉特別なSAPICA?◉
SAPICAには、
定期券や福祉割引専用のものもあります。
いずれも所定の証明書を提出の上、
申請を行います。
通常料金より割引率が高く利用することができます。
その他にもクレジットカード会社と提携したクレジット一体型のSAPICAも作られています。
◉SAPICAの利用方法◉
カード内にチャージをして、
チャージ内の残高で交通機関を利用することができます。
チャージは1,000円単位で、
駅の券売機で行うことも出来ますし、
所定の金融機関口座を指定してオートチャージを適用することもできます。
さらにSAPICA対応の自動販売機や加盟店で、
電子マネー代わりに使うこともできます。
(セイコーマートやサツドラなど一部店舗に限られ、
Suicaほど使えるお店が多くないのが現状です。)
◉SAPICA利用時のポイント◉
サピカ最大の特徴は、
利用するたびにポイントが貯まることです。
地下鉄やバスなどの運賃支払いで3%、
セイコーマートなどの加盟店利用でもポイントが貯まります。
(※切符の購入や精算も対象です。)
Suicaは鉄道利用でポイントを貯めるのに登録が必要ですが、
SAPICAは登録不要で自動的に貯まるのがメリットです。
貯まったポイントは、
運賃以上のポイントがある場合に、
自動的に運賃の支払いに充当されます。
「ポイントが運賃分まで貯まったら勝手に割引される」という感覚で、
有効期限切れや使い忘れを防げる良心的な仕組みです。
◉SAPICAの再発行・払い戻し方法◉
記名型のSAPICAの場合は、
届出を行えば再発行をすることができます。
その際になくしてしまったカードの残高や、
ポイントを新しいカードに移行してくれます。
再発行手数料は500円かかり、
新しいカードの分のデポジット料金500円も必要です。
紛失したカードが見つかった時は、
すでに利用停止処置がされているので窓口に届出ましょう。
その時点でデポジット500円は返金されます。
また不必要になったSAPICAを解約する時も、
残っている分の残高は現金で払い戻しされます。
手数料は200円です。
2.『Suica』ってどんなサービス?
Suicaは主に首都圏で使われているカードですが、
全国相互利用が可能なため、
北海道でも利用できます。
最近では「新幹線eチケット」など、
チケットレスでの新幹線利用も可能になりました。
スマホの端末にSuica機能を搭載する「モバイルSuica」も普及していて、
さらに利便性が広がっているカードです。
ICカード乗車券の最先端をいっているイメージです。
ここでもう一度、
Suicaの基本的な知識についておさらいしましょう!
◉Suicaの購入方法◉
Suicaは、
記名式、
無記名式どちらもJR東日本の券売機やみどりの窓口で買うことができます。
(※時期や在庫状況により販売制限がかかる場合があるため、
必ず公式サイトで最新情報を確認しましょう。)
デポジット料金は500円で、
子供用カードに関してはみどりの窓口のみの購入になります。
記名式カードは氏名、
生年月日、
性別などの登録が必要です。
新幹線に乗車する時やモバイルSuicaを使用する時は、
さらにもう一段階登録の手続きが必要です。
◉特別なSuicaとは?◉
Suicaの定期券は、
駅構内で購入する他、
モバイルSuicaであればアプリから新規で申し込むこともできます。
アプリやサイトに進み、
必要事項を入力することで手続きが完了します。
支払い方法は、
クレジットカード等を登録して行います。
新幹線、
バスなども含め、
各鉄道会社が複雑に入り組んだ東京では、
様々な乗り換えや連絡に適用した定期券や、
それに準じたSuicaの自動精算機能が備わっています。
◉Suicaの利用方法◉
カード内に入っている残高で交通機関を利用したり、
ショッピングを楽しむことができます。
エリアが決まっていて、
エリア完結での利用となるので、
エリアをまたがって利用することはできません。
(例:東京から乗って沼津で降りるなど、
JR東日本とJR東海をまたぐような利用は原則NGです。)
異なるエリアをまたがって利用する場合は、
あらかじめ切符を買う必要があります。
また駅ナカのお店やコンビニなど、
Suicaで支払うことができる加盟店が圧倒的に多いのは魅力的です。
レジでチャージが出来るお店が多いのも特徴です。
◉Suica利用時のポイント◉
Suicaにもポイントを貯める機能があります。
しかしSAPICAのように、
何もしなくても自動的に貯まるわけではありません。
事前に「JRE POINT」のWEBサイトで登録を行う必要があり、
登録したSuicaで鉄道に乗ったり、
加盟店でお買い物した時にポイントが貯まります。
貯まったポイントは、
Suica内のチャージに利用(1ポイント1円)したり、
グリーン券への交換やショッピングモールでの支払いに使えます。
◉Suicaの再発行・払い戻し方法◉
記名式のカードを持っている場合は、
紛失した際の再発行が可能です。
入金残高を保障して再発行できるので、
気がついた時点ですぐに届出を行いましょう。
払い戻しも同様に、
手数料220円で残高が返金されます。
デポジットはカードとの交換になるので、
古いカードを返却した時点で500円は返ってきます。
また古くなったカードは利用者由来ではない限り、
無料で交換してもらうことができます。
3.まとめ
札幌で使えるSAPICAと、
全国で使えるSuicaの違いについて並べてみました!
SAPICAとSuica。
どちらも基本的な購入方法や使い方はとても似ています。
ただSuicaに比べてSAPICAはまだまだ使えるお店が少なかったり、
JR北海道や道外では使えないという弱点があります。
ただし札幌市内の地下鉄やバスを利用するだけでポイントが3%貯まっていき、
運賃以上のポイントが貯まれば自動的に消化される仕組みは、
とてもシンプルで良心的と言えます。
一方Suicaは、
交通系ICカードの代表といえるだけあって、
いち早くスマホと連動させたモバイルSuicaを開発したり、
駅構内で登録するだけで新幹線との相互利用を可能にしたりと革新的な試みがとても魅力的です。
どちらのカードも記名型にすれば、
万が一の時の保障もしっかりしています。
どちらを持った方が良いか?という話は、
地域やライフスタイルによりますが、
以下のように使い分けるのが正解です。
札幌市営地下鉄・バス・市電がメインの人
→ ポイント還元(3%)がある「SAPICA」
JR利用や道外への旅行、スマホで管理したい人
→ 全国で使える「Suica(モバイルSuica)」
ちなみに、
北海道内のIC対応エリアであれば、
地下鉄、
バス、
市電、
JRの改札機でSuicaを利用できる場所も多いので、
Suicaが1枚あれば北海道旅行も安心ですね!