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全国利用可能?SUGOCAをバスで使う時の注意点は?チャージ方法をチェック!

SUGOCAのバス利用・全国でOK?
使い方と注意点をまるごと解説

「SUGOCA(スゴカ)を持ってるけど、バスでも使えるのかな?」
「九州以外の旅行先でもバスに乗れる?」
そんな疑問をお持ちではありませんか。

JR九州が発行するSUGOCAは、
電車だけでなく全国の多くのバスでも利用できて、
実はとっても便利なんです!

基本的な使い方から、旅行先で戸惑わないための注意点、
便利なチャージ方法まで、
わかりやすく解説していきます。

お手持ちのSUGOCA一枚で、
もっとスマートにお出かけできるようになりますよ!

SUGOCA(スゴカ)とは?
九州で生まれた便利な交通系ICカード

SUGOCA」は、
JR九州が2009年3月1日にサービスを開始した、
便利なIC乗車券です。

九州ではSUGOCA登場以前の2008年から、
私鉄やバスで利用できる「nimoca(ニモカ)」が導入されていました。

さらに、2009年3月7日には福岡市交通局が、
はやかけん」を発行し、
一時期は3種類の交通系ICカードが、それぞれ独自のエリアで利用される状況でした。

  • ページ更新日:10月15日




九州の3つのカードは2010年から相互利用開始!
不便な状況を解消するため2010年3月13日からついに、
SUGOCA・nimoca・はやかけん」の、
相互利用サービスがスタートしました。

これにより、どのカードを持っていても、
各社の鉄道やバスをキャッシュレスで、
スムーズに利用できるようになったのです!

2013年からは全国で利用可能に!
さらに大きな転機となったのが、
2013年3月23日に始まった、
交通系ICカードの全国相互利用です。

これにより、SUGOCAは九州を飛び出して、
SuicaやPASMOエリアなど、
全国の主要な鉄道やバスで使えるようになりました。

お手持ちのSUGOCA一枚あれば、旅行や出張の際にも、
現地の交通機関をスムーズに利用できます!

SUGOCAをバスで使うための
チャージ方法と乗降ステップ

SUGOCAは全国相互利用サービスに対応しているため、
九州の「nimoca」エリアのバスはもちろん、
関東の「PASMO」・「Suica」エリアや、
関西の「PiTaPa」エリアなど、
全国の多くのバスで運賃の支払いが可能です。

チャージ残高があれば旅先で小銭を用意する必要がなく、
とってもスマートに乗車できますよ。

バス車内や駅での現金チャージ

SUGOCAへのチャージは、現金で行うのが基本です。

全国相互利用に対応しているため、九州だけでなく、
旅先のエリアでもチャージが可能です。

バス車内でチャージする場合
バス車内でチャージしたい場合は、
停車中に運転士さんに申し出ましょう。

運賃箱でチャージ操作をしてもらえます。
走行中の操作は危険なので、
信号待ちや停留所での停車中にお願いするのがマナーです。

降車時に残高不足だった場合も、
その場でチャージして精算できます。

駅の券売機やコンビニでもチャージ可能
SUGOCAは、
JR九州の駅にある券売機やチャージ専用機、
のりこし精算機などでチャージできます。

それだけでなく、
全国相互利用先の各鉄道会社の駅の券売機や、
主要なコンビニのレジでもチャージをお願いできます。

ICカードにチャージしてください」と伝えて、
現金とカードを渡せばOKです!

バス乗車・降車時の使い方

バスでSUGOCAを使う方法は、とてもシンプルです。

乗車時は、
乗車口にある読み取り機に、
SUGOCAを「ピッ」と音が鳴るまでタッチしてください。
このとき、乗車したバス停の情報が記録されます。

降車時は、
運賃箱の読み取り機に再度タッチします。

すると、
乗車区間の運賃が自動で計算され、
チャージ残高から引き落とされます。

もし残高が不足している場合は、
エラー音が鳴るので、
その場で運転士さんに伝えて、
チャージ(または現金で不足分を支払い)しましょう。




【要注意】SUGOCA利用時のエリア別ルール
鉄道乗車時の残高に気をつけて!

SUGOCA利用時のエリア別ルールイメージ
SUGOCAは全国の鉄道でも利用できますが、
バスとは異なり、
エリアごとに乗車時のルールが少し異なります

特に注意したいのが、改札を通る際に必要となる、
最低チャージ残高」です。

SUGOCAエリアであるJR九州では、
残高が10円以上あれば改札を通れますが、
他のエリアではルールが変わります。

首都圏(Suica・PASMOエリア)
改札通過時に、
その駅からの初乗り運賃が残高にないと入場できません
残高不足には特に注意が必要です。

関西(ICOCA・PiTaPaエリア)
JR西日本のICOCAエリアでは1円以上
私鉄などのPiTaPaエリアでは10円以上の残高が必要です。

東海(TOICA・manacaエリア)
このエリアでは、
チャージ残高が0円でも改札を通過できます

このように、
訪れる地域によってルールが異なるため、
九州以外の鉄道でSUGOCAを利用する際は、
少し多めにチャージしておくと安心ですね!

SUGOCAオートチャージ機能
バスでは使えないので要注意!

SUGOCAには、
改札入場時に残高が設定金額未満の場合、
自動的にチャージされる、
オートチャージ」機能があります。

この機能を利用するには、
JQ CARDなどの対象クレジットカードと紐づけて、
事前の設定が必要です。

しかし、
この便利なオートチャージ機能には、
利用できる場所に大きな制限があります。

オートチャージが使えるのはJR九州の改札だけ!
SUGOCAのオートチャージ機能が作動するのは、
JR九州のSUGOCAエリア内の自動改札機」、
または「北九州モノレールの自動改札機」を、
通過した時のみです。

つまり、
バスの乗降時には一切オートチャージされません

また、
九州内でも「はやかけん」や「nimoca」のエリアや、
全国相互利用先の他社エリアの鉄道でも、
オートチャージは機能しないので、
残高管理には注意しましょう!




バス・鉄道だけじゃない!
SUGOCAは電子マネーとしても大活躍

SUGOCAのチャージ残高は、
交通機関の運賃としてだけでなく、
電子マネー」として、毎日のお買い物にも利用できます!

駅のコンビニや自動販売機、
街ナカのスーパーやドラッグストアなど、
下のマークがあるお店で使えます。

・SUGOCA・nimoca・はやかけん・Suica・PASMO・ICOCA・TOICA・manaca・Kitaca

全国のほとんどの交通系ICカード加盟店で、
SUGOCAが使えると考えてよいでしょう。

ただし、
関西の「PiTaPa」は後払い方式が基本のため、
電子マネーの相互利用は対象外となっています。

旅先でちょっとした買い物がしたい時も、
SUGOCAがあればキャッシュレスで、
スムーズに支払いができて便利ですよ!

まとめ

SUGOCAはJR九州のICカードですが、
全国相互利用サービスにより、
日本中の多くのバスや鉄道で利用できる
非常に便利なカードです。

バスでの使い方は乗車時と降車時に、
読み取り機へタッチするだけで簡単です!

ただし、鉄道で利用する際はエリアごとに、
入場時に必要な残高ルールが異なる点や、
オートチャージはバスでは機能しない点には、
注意が必要です。

電子マネーとしても幅広く使えるSUGOCAを、
ぜひ毎日の生活や旅行先で活用してみてくださいね!

参考リンク集

公式サイト・サービス 詳細
JR九州「SUGOCA」 SUGOCAの公式情報はこちらで確認できます。
nimoca 西日本鉄道などが展開するnimocaの公式サイトです。
福岡市交通局「はやかけん」 福岡市地下鉄が発行するはやかけんの公式サイトです。