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Suicaリーダー【Android】の使い方|残高・履歴確認からiPhoneの代替案まで解説

『Suica Reader』とは?初心者でも分かる使い方を徹底解説!

お持ちのSuicaやPASMOの残高、
気になったことはありませんか?

そんな時に活躍するのが、
Suica Reader(スイカリーダー)』です!

この記事では、
手軽で便利なアプリ「Suica Reader」が、
どれだけ使えるアプリなのかを、
分かりやすくご紹介していきます!

  • ページ更新日:9月25日




Suica Readerの主な特徴

「Suica Reader」はその名の通り、
Suicaの残高や利用履歴を、
読み取って表示する、
Android専用の無料アプリです!

Suicaの他にもPASMOICOCA
manacaなどの交通系ICカードや、
楽天Edynanacoといった、
電子マネーの残高確認もできます。

ただし、これらのICカード情報を、
読み取るためには、
スマホに特定の通信システムが、
必要になります。

現在主流となっている技術が、
FeliCa」と「NFC」です。

FeliCa(フェリカ)とは
ソニーが開発した非接触ICカード技術で、
スマホのFeliCaマークにICカードをかざすと、
カードデータを瞬時に読み取れます。
データの偽造がされにくく、
高い安全性を持っていることから、
ドコモの<「おサイフケータイ」など、
様々なICカードシステムに利用されています。

ただ、「FeliCa」は日本国内で、
普及している技術のため、
海外製の端末には、
搭載されていないことが多いです。

NFC(エヌエフシー)とは
Near Field Communicationの略で、
近距離無線通信技術」を意味します。
スマホとICカードを10cm未満の距離に、
近づけることで情報を読み取ります。

NFCは、スマホのBluetooth機能のように、
ワイヤレスで通信するのが特徴です。
Android 2.3以降に標準装備された機能で、
Galaxyなど海外の人気端末を中心に、
広く搭載されています。

Suica Reader(スイカリーダー)」は、
この世界的に広く利用されている、
「NFC機能」を搭載したスマホで、
利用できる便利なアプリなのです!




Suica Readerが対応しているICカード一覧

「Suica Reader」は、
Suica・PASMO・ICOCA・manacaなど、
全国の主要な交通系ICカードに対応!

さらに、楽天Edyやnanacoといった、
電子マネーにも対応しています。

ちなみに、スマホとSuicaカードが一体化した、
モバイルSuica」の残高読み取りも可能です。

Suica Readerの基本的な使い方・設定手順

Suica Readerの基本的な使い方イメージ
「Suica Reader」の簡単な使い方と、
利用手順をご紹介します!

アプリのインストールと初期設定
1. Google Playストアなどで、
 Suica Readerを検索します。

2. 「Suica Reader」を、
 利用したい端末にインストールします。

3. 初回起動時に、
 「NFCをONにしてください」と表示されたら、
 メッセージ下の「設定画面に行く」をタップします。

4. 「NFC・おサイフケータイ設定」をタップし、
 「NFC R/W P2P」の項目に、
 チェックを入れましょう。
 (※NFCおよびP2P機能のリーダー・ライターをONにする設定です)

機種によって表示の仕方に、
多少の違いはありますが、
大きく変わることはないので安心です。

5. 「SuicaやPASMOなどの交通ICカードを
かざしてください」

 というメッセージが出たら、
 残高を確認したいカードを、
 スマホの背面にかざしましょう。

数秒間カードをかざすと、
ICカードの残高がパッと表示されます。
これで初期設定と使い方の確認は完了です!




アプリで確認できる利用履歴の内容

「Suica Reader」では、
これまでの利用履歴が、
日付ごとに一覧で表示されます。

例えばSuicaのデータを確認した場合、
利用年月日・入場駅・出場駅・チャージ残高
などが表示されます。

また、Suicaで買い物をした場合は、
支払金額と残高」が表示され、
チャージした場合には、
チャージ金額と残高」が分かります。

直近の利用履歴が一番上に表示されるので、
現在のチャージ残高を確認したいときは、
一番上の履歴をチェックしましょう。

ちなみに、以前は記名式PASMOの、
マイページで残高確認が可能でしたが、
現在はサービスが終了しています。

このサービスはNFC機能がない機種でも、
残高をチェックできましたが、
セキュリティ上の観点から、
今後もサービスが再開される予定はないようです。

もっと便利に!
Suica Readerの高度な設定機能

SuicaなどのICカードは、
電車に乗るだけでなく、
電子マネーとしても利用できるため、
履歴は時系列で表示されます。

電車を利用した後にコンビニで買い物をして、
再び電車に乗る前に駅でチャージした場合、
利用した順番通りに履歴が表示されます。

Suicaを頻繁に利用する人ほど、
1日の利用履歴も多くなるため、
特定の履歴を探すのに、
苦労することがあるかもしれません。

そんな時は「Suica Reader」の設定機能を使えば、
利用条件別に履歴を分類して、
閲覧できるようになります!

履歴を見やすくカスタマイズする方法
メニューの「設定」を開き、
チャージと支払を別の列にする」の、
項目にチェックを入れてみましょう!

これだけで支払履歴を見たい時に、
該当の項目をすぐに見つけられます。
確認したい履歴を探すために、
何度もスクロールする手間が省けますね。

その他にも、
読み取り時に自動で履歴に追加
路線名を表示する
カードをかざしてアプリを起動」など、
便利な設定機能がたくさん用意されているので、
ぜひ自分好みにカスタマイズしてみてください。

また、Suica以外のカードをスキャンすると、
履歴ページを色分けして表示・保存できるので、
複数のカード管理にも便利です。




経費精算に役立つ!
CSVエクスポート機能の使い方

Suicaをビジネスで利用している人に、
ぜひ知ってほしいのが、
CSVエクスポート機能」です。

CSVエクスポート機能の利用には、
アプリ内での購入が必要になる場合があります。

有料オプションではありますが、
個人用とビジネス用の履歴を分けて管理できる、
とても便利なサービスです!

「WPS Office」へのエクスポート手順

ここでは例として、
キングソフトのオフィススイートである、
「WPS Office」に、
データをエクスポートする手順を、
見ていきましょう!

1. まずは、右上のメニューから、
 「CSVエクスポート」を選択します。

2. 「現在のリストデータを出力しますか?」
 という確認画面で「はい」を選びます。

3. 次にインポートしたいソフトを選びます。
 (ここでは「WPS Office」を選択)

4. WPS Officeアプリが起動したら、
 画面下の「開く」から「参照」を選びます。

5. 「参照」ページで「SDカード」を選択し、
 保存された「Suica Reader」フォルダを開きます。

6. 閲覧・編集したいデータを選択すると、
 Suicaの利用履歴や残高が、
 一覧で表示されます。
 データは必要に応じて編集も可能です。

これらのデータは、
名前を付けて保存できます。
画面上部の「クラウド」から保存先を選び、
メールアドレスとパスワードを入力すれば、
データのクラウド保存もできます。

「Suica Reader」は単なる残高表示だけでなく、
利用履歴の管理・保存までできる、
非常に優れたアプリなのです!

iPhoneやAndroidの公式Suicaアプリについて

便利な機能が満載の「Suica Reader」ですが、
これはAndroid専用のサードパーティ製アプリです。
残念ながらiPhoneでこのアプリは利用できません。

ですが、ご安心ください!
現在では、iPhone・Androidともに、
JR東日本から公式の「Suica」アプリが提供されています。

iPhoneの場合:「Suica」アプリとApple Pay
iPhoneユーザーの方は、公式の「Suica」アプリを、
「Apple Pay」に登録して利用するのが一般的です。

Apple PayにSuicaを取り込むことで、
iPhoneがSuicaカードの代わりになり、
利用履歴・チャージ残高の表示や、
アプリ内でのチャージも可能です。
「Suica Reader」と同様の機能はもちろん、
より多くの便利な機能が使えます!

取り込み方法はとても簡単です!

Apple PayにSuicaを追加する方法
1. 「Walletアプリ」を開き、
 TOP画面右上の「+」マークをタップします。

2. 「Apple Payに追加」画面で、
 「Suica」を選びます。

3. iPhoneの上にSuicaカードを重ねると、
 カード情報がiPhoneに転送されます。
 (※転送が完了するまでカードは動かさないようにしましょう)

4. データの転送が完了すれば、
 Apple PayへのSuicaの取り込みは完了です!

これだけで、iPhoneでいつでも、
Suicaの利用履歴や残高が、
確認できるようになります。

Androidの場合:「モバイルSuica」アプリ
Androidユーザーの方も、
「Suica Reader」とは別に、
公式の「モバイルSuica」アプリが利用できます。
こちらもおサイフケータイ機能(FeliCa)を使い、
残高確認やチャージ、定期券の購入などが可能です。




まとめ

Suicaなどの電子マネーを使っていると、
「残高はまだ大丈夫かな?」と、
気になるときはありませんか?

そんな時は「Suica Reader」があれば、
Suicaなどの交通系ICカードや、
電子マネーの残高確認が、
いつでも手軽にできます!

ICカードのデータをアプリ内に保存したり、
CSVエクスポート機能で、
経費精算に活用できたりと、
様々な機能を持った、
Android専用の無料アプリです。

とても便利なアプリなので、
Androidユーザーの方は、
ぜひ試してみてください!

参考リンク集

公式サイト・サービス 詳細
Suica Reader (Google Play) 本記事で紹介したAndroid専用のICカードリーダーアプリです。
Suica:JR東日本 JR東日本が提供する交通系ICカードの公式サイトです。
FeliCa | ソニーグループ ソニーが開発した非接触ICカード技術「FeliCa」の公式サイトです。
Apple Pay – Apple(日本) iPhoneユーザー向けの電子ウォレットサービスです。