ロクス

TLS(Transport Layer Security)とは?SSLとの違いと安全な通信の仕組み

ネットショッピングの必需品!
クレジットカード情報を守る暗号化技術TLSの基礎

インターネットで買い物をするとき、
クレジットカード番号を入力しても大丈夫なのは、
目に見えない「鍵」が働いているからです。

その安全を守る技術の主役が、
TLS(Transport Layer Security)です。

よく似た言葉に「SSL」や、
間違えやすい「TSL」などがありますが、
現在、実際に使われているのはこのTLSです。

この技術がどのように情報を守り、
SSLとは何が違うのか。
ネット決済の安全に関わる基礎知識を解説します。

  • ページ更新日:1月16日




1.TLS(Transport Layer Security)の概要

「TSL」という言葉も聞きますが、TLSが正しい名称なのですね?

はい、正しくはTLSです。
Transport Layer Securityの略で、
インターネット上の通信を暗号化する、
セキュリティのプロトコル(約束事)です。

「TSL」と表記されることがありますが、
これはよくある間違いです。

TLSの主な役割は以下の3つです。

  • 盗聴防止:通信内容を暗号化し、第三者に読めなくする
  • 改ざん防止:通信内容が途中で書き換えられるのを防ぐ
  • なりすまし防止:証明書で接続先ドメインの正当性を確認する

私たちが安心してネットを使える、
安全な通信の基盤となっています。



2.よく聞く「SSL」と「TLS」の違いと関係性

SSLという言葉の方が馴染みがあるのですが、TLSとは別物なのですか?

実は、TLSはSSLの後継にあたります。
SSL(Secure Sockets Layer)が進化し、
より安全になったものがTLSです。

現在、インターネット上で、
「SSL通信」と呼ばれているもののほとんどは、
実際にはTLSが使われています。

  • SSL:TLSの前身。脆弱性のため現在は利用すべきではない。
  • TLS:現在主流の安全なプロトコル。

さらにTLSの中にもバージョンがあり、
古い「TLS 1.0/1.1」は非推奨となり、
現在は「TLS 1.2 / 1.3」が利用の中心です。

名称としてはSSLの方が広く浸透しているため、
慣習的に「SSL」と呼ばれることが多いのです。



3.クレジットカード決済におけるTLSの重要性

ネットでカードを使う時、TLSはどのように私たちを守ってくれているのですか?

クレジットカード決済において、
TLSは絶対に欠かせない技術です。

もしTLSによる暗号化がなければ、
入力したカード番号や氏名は、
インターネット上を丸見えの状態で流れてしまいます。

TLSが有効になっているページでは、
ブラウザのアドレスバーのURLが、
https://」で始まります。

カード情報を扱う事業者には、
国際的なセキュリティ基準(PCI DSS等)でも、
強力な暗号化(TLS 1.2以上)が求められています。

4.「https」でも油断禁物!利用者が注意すべき点

URLが「https」になっていれば、絶対に安全と言えるのでしょうか?

いいえ、そこが重要な注意点です。
TLSは「通信を暗号化する」技術であり、
相手が善人であることを保証するものではありません

最近は、フィッシング詐欺サイトでも、
「https」を使って通信を暗号化し、
安全そうに見せかける手口が増えています。

  • URLが公式サイトのものか必ず確認する
  • 不審なメールのリンクからアクセスしない
  • ブラウザの警告画面が出たら情報を入力しない

「httpsだから安全」と過信せず、
サイトそのものが信頼できるかを、
見極めることが大切です。



5.まとめ

SSLだと思っていたものは、実はTLSという新しい技術だったのですね!

TLS(Transport Layer Security)は、
インターネットを安全に使うための、
現代の標準的な暗号化技術です。

SSLの後継として、
より強固なセキュリティを提供し、
私たちの大切な個人情報を守っています。

ネットショッピングや、
クレジットカード情報を入力する際は、
「https」で通信が保護されているかを確認しましょう。

そして、通信だけでなく、
「サイトそのものが信頼できるか」も、
合わせて判断する習慣をつけてくださいね!