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UC法人カードの審査難易度は?年会費や限度額・メリットを徹底解説

UC法人カードの基本スペック!
審査や限度額の仕組みとは

UCカード(ユーシーカード)とは、
株式会社クレディセゾン(通称「セゾン」)、
およびUCカードグループが発行するクレジットカードのことです。

本記事では、
数あるラインナップの中でもスタンダードな、
「UC法人カード(一般/ゴールド)」について解説します。
※「UC法人カードBiz」等とは一部サービス内容が異なります。

法人カードを検討中の方に向けて、
最新の年会費・限度額・審査基準をまとめました。

  • ページ更新日:12月19




1.UC法人カードの特徴

UCカードは、
ブラザーのマークでおなじみの歴史あるカードブランドです。

このUCカードには個人向けだけでなく、
個人事業主様・中小規模企業様に向けた、
「UC法人カード」があることはご存知でしょうか?

経費管理の効率化や、
ビジネスシーンでの決済に特化したこのカード。

具体的なスペックや、
導入するメリットについて詳しく解説します。

2.年会費・限度額・審査基準

法人カードを導入する際、
やはり一番気になるのはコスト(年会費)や、
いくらまで使えるか(限度額)ではないでしょうか。

ここではまず、
基本的なスペックと審査のポイントについてご説明します。

▼【年会費は一般1,375円、ゴールド11,000円

UC法人カードには、
主に2つのランクがあります。
「UC法人カード 一般」と「UC法人カード ゴールド」です。

どちらも法人および個人事業主を対象としていますが、
年会費(税込)は以下の設定になっています。

UC法人カード 一般:1,375円
UC法人カード ゴールド:11,000円

これは代表者カード1枚あたりの金額ですが、
UC法人カード ゴールドの場合、
追加カード(2枚目以降)は1枚あたり2,200円(税込)と、
かなりお得な価格設定がされています。

締め日と支払日については、
毎月10日締め、
翌月5日のお引き落とし(金融機関休業日の場合は翌営業日)が基本となり、
お支払い口座は「法人口座」または「代表者名義口座」が対象です。

▼【限度額はランクにより変動

年会費が分かったところで、
今度は限度額(ショッピング利用可能枠)を見てみましょう。
公式な目安としては、
次の金額範囲で設定されることが一般的です。

UC法人カード 一般:原則20万円~300万円
UC法人カード ゴールド:原則50万円~500万円

ただし、
この「最大300万円」「最大500万円」というのはあくまで上限枠です。

設立年数や決算内容、
審査の結果によっては、
原則の範囲内(またはそれ以下)で個別に設定されます。

同じカードを持っていても、
企業ごとに限度額は異なるという点に注意しましょう。

ちなみに、
多くの法人カードと同様に、
キャッシング機能(ATMから現金がおろせる機能)は、
原則として付帯しないケースが多いため、
資金繰り目的での利用には注意が必要です。

▼【審査は代表者の信用情報も重要

法人カードの発行可否や、
限度額の設定にはどのような基準があるのでしょうか?

一般的に、
中小企業や個人事業主向けのカード審査では、
「経営者個人の信用情報(クレヒス)」が大きく影響すると言われています。

営業年数が長く(3年以上など)、
黒字決算が続いている企業であれば、
審査通過の可能性は高まるでしょう。

しかし、
法人そのものの業績だけでなく、
経営者個人が個人のカードで延滞を繰り返しているような場合は、
審査のハードルが一気に上がります。

法人カードは個人のカードよりも、
大きな金額が動くことが想定されます。

もし延滞が発生した場合、
カード会社側の損失も大きくなるため、
個人のカード審査よりも慎重に見られることが多いと覚えておきましょう。

もし審査に不安がある場合は、
いきなりゴールドカードへ申し込むのではなく、
まずは一般ランクのUC法人カードから実績を作ることをおすすめします。



3.ビジネスに役立つメリット

基本的なスペックをご説明しました。
ここからは、
UC法人カードを持つことで得られる具体的なメリットをご紹介します。

▼【永久不滅ポイントで経費削減!

このカードの大きな魅力は、
クレディセゾン等が発行するカードならではの、
「永久不滅ポイント」が貯まる点です。

永久不滅ポイントとは、
その名の通り「有効期限のないポイント」のこと。
社用経費の利用1,000円につき1ポイントが貯まります。

ポイントの運用ルールにはいくつか特徴があります。

  • 法人単位での付与(追加カード利用分も合算)
  • 個人の永久不滅ポイントとは合算不可

貯まったポイントは備品購入やギフトカードへの交換に利用可能。
実質的な経費削減につながるため、
経営者の強い味方になってくれるはずです。

▼【出張やビジネスをサポート

事業が拡大し、
出張や接待が増えてきた時にも、
UC法人カードの付帯サービスが役立ちます。

利用する国際ブランド(Visa/Mastercard)によって異なりますが、
以下のようなビジネス優待が用意されています。

  • Visaビジネスオファー(Visa選択時)
  • Mastercardビジネス・アシスト(Mastercard選択時)
  • UCタクシーチケット発行
  • UCギフトカード購入
  • 海外アシスタンスデスク
  • 福利厚生サービス(優待利用)

特に「ETCカード」については、
年会費無料で、
車両台数に合わせて複数枚発行が可能です。
営業車が多い企業には嬉しいポイントですね。

また、
ゴールド会員の場合はさらにサービスが充実します。

空港ラウンジサービス
国内主要空港等のラウンジが無料で利用できます。
(※ゴールド会員本人のみ無料、同伴者は有料)

旅行傷害保険
海外旅行は最高5,000万円(自動付帯)、
国内旅行は最高5,000万円(利用付帯)が付帯します。
ショッピング補償もつくため、
出張が多い経営者の方には、
ゴールドカードのお得感が大きいでしょう。



▼【キャッシュフローにゆとりができる

UC法人カードを利用するメリットとして、
キャッシュフローの改善も挙げられます。

通常の請求サイクルであれば、
カード利用から口座引き落としまで、
最大で約55日間の猶予(支払いサイト)があります。

ただし、
この日数はカード利用データの到着日基準となります。
月末利用分でもデータ到着が遅れると翌々月の請求になる場合があるため、
あくまで目安として捉えておくと安心です。

現金払いであれば即座に資金が減りますが、
カード払いなら支払いを先送りにできるため、
手元の資金(キャッシュ)に余裕を持たせることができます。

経費精算の手間を減らし、
経理業務を効率化させたいとお考えなら、
導入を検討してみてはいかがでしょうか?

4.まとめ

クレジットカードは、
自社の規模や利用目的に合ったものを選ぶことで、
そのメリットを最大限に発揮します。

今回ご紹介したUC法人カードは、
「永久不滅ポイント」「信頼のUCブランド」を兼ね備えた、
バランスの良い一枚です。

経費管理の合理化や、
ポイントによるコスト削減に興味をお持ちでしたら、
ぜひ申し込みを検討してみてください!