ユナイテッド航空マイレージプラス
完全ガイド:ANA便もお得に乗れる!
旅行好きには欠かせない航空会社のマイレージ。
国内の航空会社を利用している方は多いかと思いますが、
ユナイテッド航空のマイレージで国内線の特典も得られて、
しかもマイルの有効期限がないことはご存知でしたか?
そんなユナイテッド航空の魅力について、
最新情報を交えてまとめました。
2.特典旅行の必要マイルと使い方
3.特典旅行の発券にかかる手数料
4.ANAとの提携で便利でお得に!
5.陸マイラーのマイレージ交換方法
6.クレジット機能なしのマイレージカード
7.コスパ最強のカードはセゾン?
8・マイレージカードの再発行
9・まとめ
- ページ更新日:12月15
1.ユナイテッド航空「マイレージプラス」の魅力
ユナイテッド航空は世界最大級のネットワークを持つ航空会社です。
ユナイテッド航空のマイレージプログラム「マイレージプラス」は貯めやすく、
使い勝手が良いため、
世界中の旅行者から人気を集めています。
数あるマイレージプランの中でも、
特にお得なことで知られるユナイテッド航空のマイレージプラスには、
どんなメリットがあるのでしょうか。
マイル有効期限は「無期限」!
以前は有効期限がありましたが、
現在はマイルの有効期限は完全無期限になりました!
「うっかりマイルを失効させてしまった」という悲劇が起きないため、
自分のペースでじっくり貯めることができます。
これは、
飛行機に乗る機会が少ない方にとっても大きなメリットですね。
(※詳細は公式の「miles never expire」規定に準じます)
上級会員制度(プレミア資格)
ユナイテッド航空、
もしくはスターアライアンス加盟の航空会社運航便でのフライト実績に応じて、
プレミア会員の特典を利用できるようになります。
現在は、
単純な飛行距離だけでなく、
フライト回数(PQF)と利用金額等のポイント(PQP)の組み合わせで判定される仕組みに変更されました。
条件は毎年細部が見直されるため、
狙う場合は公式サイトの最新チャートを確認しましょう。
条件をクリアして上級会員になると、
プレミア特典ボーナスマイル、
エコノミープラスシートの利用、
優先チェックイン、
無料受託手荷物の追加といった充実した特典を受けることができます。
特典旅行燃油サーチャージが不要
本来、
特典旅行(マイルを使った無料航空券)で海外に行く場合、
大きな落とし穴があります。
それは燃油サーチャージは自己負担という点です。
せっかくマイルで航空券を手に入れたのに、
数万円もかかる燃油サーチャージを払うのは損した気分になりますよね。
しかし、
ユナイテッド航空のマイレージプラスなら、
特典旅行利用時の燃油サーチャージは基本的に加算されません。
これは提携航空会社便を利用する場合も多くのケースで適用されます。
同じANA便で海外に飛ぶ場合でも、
ANAマイルを使うと燃油サーチャージがかかりますが、
ユナイテッドのマイルなら不要になるケースがほとんどです。
(※ただし、空港使用料・諸税などは別途必要になります)
譲渡制限なし
日系の航空会社では特典航空券の利用は「配偶者や二親等以内」に限られますが、
マイレージプラスには利用対象の制限がありません。
友人や恋人のために発券してあげることも可能です。
2.特典旅行の必要マイルと使い方
貯めたマイルを使って、
ユナイテッド航空、
またはスターアライアンス加盟の航空会社の航空券を取得できます。
スターアライアンスには、
ANAを含む多くの航空会社が加盟しています。
特典旅行の種類
以前のような固定のマイル数チャートは廃止され、
現在は空席状況によって必要マイル数が変動する「変動制(ダイナミックプライシング)」が導入されています。
■セーバー特典(Saver Award)
空席がある場合に最も少ないマイル数で交換できる特典です。
お得に旅行するなら、
この「セーバー特典」と表示される便を狙うのが鉄則です。
■エブリデイ特典(Everyday Award)
セーバー特典に空きがない場合でも、
より多くのマイルを使うことで予約できる枠です。
マイルは多く必要ですが、
どうしてもその便に乗りたい時に便利です。
国内線(ANA便)
ユナイテッド航空のマイルを使って、
提携しているANA国内線の特典航空券を発券できます。
これが日本人にとって最大のメリットと言えます。
■必要マイル数の目安(片道)
現在は変動制ですが、
「Saver特典」に空きがある場合の目安は以下の通りです。
・短距離(東京-大阪など):5,500マイル〜
・長距離(東京-沖縄など):8,800マイル〜
※必要マイル数は日付・路線・空席状況で上下します。
直前や繁忙期はマイル数が上がることがあるため、
検索画面で「Saver」表示を探すのがコツです。
本家ANAのマイルは「ローシーズン」「ハイシーズン」でチャートが変わりますが、
ユナイテッド航空マイルの場合、
直前でも空席さえあれば少ないマイルで取れることがあるのが魅力です。
国際線
■フライトマイル加算率
ユナイテッド航空便の利用で貯まるマイルは、
「飛行距離」ではなく「航空券の運賃(支払額)」に基づいて決定されます。
一般会員の場合、
1米ドルにつき5マイルが加算されます。
■提携航空会社でのフライトマイル
ANAなどの提携航空会社便を利用する場合は、
予約クラスと飛行距離に基づいてマイルが加算されるケースが多いですが、
航空券の発券元(チケット番号)によって計算方法が異なるため注意が必要です。
特典旅行の予約
特典旅行の予約は、
ユナイテッド航空の公式ウェブサイト、
または公式アプリから簡単に行えます。
ANA国内線を含むスターアライアンス加盟航空会社の特典旅行も、
すべてユナイテッドのサイトで検索・予約が完結します。
電話での予約も可能ですが、
手数料がかかる場合があるためWeb予約がおすすめです。
■ユナイテッド航空予約センター(日本)■
※最新の営業時間や連絡先は、
必ず公式サイトのお問い合わせページをご確認ください。
予約が完了するとeチケットがメールで届きます。
搭乗当日は、
空港の自動チェックイン機やカウンターで手続きを行います。
(ANA国内線の場合は、ANAの自動チェックイン機を利用します)
3.特典旅行の発券にかかる手数料
諸税・空港施設利用料
特典航空券は運賃が無料ですが、
空港施設使用料(羽田や成田など)や、
国際線の場合は出入国税などが別途必要です。
これらはクレジットカードで支払います。
予約手数料
Webサイトやアプリからの予約であれば、
基本的に発券手数料は無料です。
電話予約の場合は、
手数料(25ドル程度〜)がかかる場合があります。
変更・キャンセル手数料
以前は手数料が高額でしたが、
現在はルールが緩和され使いやすくなっています。
・出発前のキャンセル:原則としてマイルは口座へ戻り、税金も返金されます
・無断欠航(ノーショー):マイル再預入に125ドルが必要です
このように、
出発前に手続きさえすれば基本的に無料でキャンセル可能です。
ただし、
無断で搭乗しなかった場合(ノーショー)はペナルティが発生するため、
行けなくなった場合は必ず出発前に手続きを行いましょう。
(※規定は予約時に必ず詳細をご確認ください)
4.ANAとの提携で便利でお得に!
ユナイテッド航空とANAは、
強力なパートナーシップを結んでいます。
そのため、
ユナイテッドのマイル会員としてANA便を利用するメリットが非常に大きいです。
▼【マイルをANA国内線チケットと交換】
目指すところは海外旅行であっても、
「今すぐ旅行したい!」という時に国内線にも交換できるのは大きな強みです。
ユナイテッド航空で貯めたマイルで、
ANAの国内線ネットワークをほぼ網羅できます。
本家ANAよりお得なケースも?
ANAのマイルで特典航空券を取ろうとすると、
「マイルはあるのに席が空いていない」ということがよくあります。
しかし、
ユナイテッド航空経由だと「ANA側では満席でも、ユナイテッド側なら空いている」という逆転現象が起きることは少ないですが、
「家族以外の分も発券できる」「直前でもSaver枠ならマイル数が上がらない」という点で、
使い勝手が勝るシーンが多々あります。
特に、
伊丹ー羽田ー沖縄のような乗り継ぎ便を利用する場合、
マイル数が変わらずに発券できることが多いのはユナイテッドならではのメリットです。
ANAを座席指定で予約する
■ユナイテッド航空のHPから
予約時に事前の座席指定ができる場合と、
できない場合があります。
もしユナイテッドのサイト上で指定できない場合は、
予約完了後に発行される「ANAの予約番号(6桁の英数字)」を使い、
ANAの公式サイトで操作することで座席指定が可能です。
ANAで貯めたマイルを移行できる?
残念ながら、
ANAのマイルをユナイテッド航空に移行することはできません。
その逆も同様です。
提携していてもマイルの口座は別々です。
これから貯める分をどちらに貯めるか、
目的に合わせて選びましょう。
5.陸マイラーがマイレージを交換する方法
飛行機に乗らずにマイルを貯める「陸マイラー」。
ユナイテッド航空のマイレージプラスは、
陸マイラーにとっても貯めやすいプログラムです。
提携ホテル
マリオットやヒルトンなど、
世界中の提携ホテル宿泊でマイルを貯めることができます。
また、
ホテルのポイントをマイルに移行するキャンペーン(増量キャンペーンなど)も定期的に行われています。
▼【MileagePlusモールでショッピング】
「MileagePlusモール」を経由してネットショッピングをするだけで、
マイルが加算されます。
楽天市場やYahoo!ショッピングなど、
日本でおなじみのサイトも多数参加しています。
(※アプリ経由は対象外になる場合や、クッキーの設定条件があるため、利用前に注意事項をよく確認しましょう)
ポイント交換サイトを利用する
日本のポイントサイト(Pexやネットマイルなど)から、
マイルへの交換ができる場合があります。
ただし、
交換ルートやレート、
受付状況は頻繁に変更されるため、
利用する際は必ず最新情報を確認してください。
また、
「楽天ポイント」をユナイテッドのマイルに交換することも可能です。
(※交換には年間上限などの条件があります)
余ったポイントをマイルに集約できるのは嬉しいですね。
マイルの購入
ユナイテッド航空の大きな特徴として、
「公式からマイルを購入できる」点があります。
頻繁に「100%ボーナス(実質半額)」などのセールを行っています。
「あと少しで特典航空券に届く!」という時や、
「ビジネスクラスにお得に乗りたい」という時に、
マイルを購入して補填するのも賢い使い方です。
6.クレジット機能なしのマイレージカード
マイレージ会員番号だけのカード(クレジット機能なし)も存在しますが、
現在は物理的なプラスチックカードの発行は基本的になく、
デジタルカード(スマホアプリ表示)が主流です。
入会費・年会費は無料です。
アプリをダウンロードしてログインすれば、
いつでも会員証を提示できます。
7.コスパ最強のマイレージカードはセゾン?
日本でユナイテッド航空のマイルを貯めるなら、
MileagePlusセゾンカードが最も有名で人気があります。
コスパ重視の方には特におすすめです。
▼【MileagePlusセゾンカード】
年会費は1,650円(税込)と格安ですが、
そのままではマイル還元率は0.5%です。
しかし、
オプションサービス「マイルアップメンバーズ」(年会費8,800円/税込)に登録すると、
還元率が1.5%(1,000円につき15マイル)に跳ね上がります!
合計年会費は1万円強になりますが、
1.5%という高還元率は他のカードを圧倒します。
(※マイルアップ分の付与上限は年間3万マイルまで)
▼【MileagePlusセゾンゴールドカード】
年間利用額が多い方には、
ゴールドカードがおすすめです。
年会費は22,000円(税込)ですが、
マイルアップメンバーズの手数料などは不要で、
常に1.5%還元を受けられます。
また、
ショッピングマイルの付与上限(1.5%で貯まる枠)が年間75,000マイルまでと、
一般カードよりも余裕があります。
旅行保険も充実しているため、
メインカードとして使うならこちらが安心です。
▼【ブランドはVISAかAmexか】
カードブランドは、
VISA、Mastercard、American Expressから選べます。
入会キャンペーンの内容がブランドによって異なる場合があるため、
申し込み時点でお得なブランドをチェックすることをおすすめします。
8・マイレージカードの再発行
氏名を変更したら
結婚などで姓が変わった場合は、
ユナイテッド航空へ申請が必要です。
証明書類の提出などが必要になるため、
公式サイトの手続き案内を確認しましょう。
クレジットカードを紛失
クレジット機能付きの提携カードを紛失した場合は、
速やかにカード会社へ連絡して利用停止・再発行の手続きを行ってください。
カードが新しくなっても、
マイレージ番号自体は引き継がれることがほとんどですが、
念のためカード会社とユナイテッド航空の両方で登録状況を確認しておくと安心です。
9・まとめ
いかがでしたでしょうか。
「海外にはほとんど行かないから外資系は関係ない」と思っている方こそ、
ユナイテッド航空の「マイレージプラス」を検討する価値があります。
・マイル有効期限が無期限
・燃油サーチャージが基本的に不要
・ANA国内線がお得に利用できる
これらは日系航空会社にはない強力なメリットです。
特に、
マイルを失効させてしまった経験がある方や、
お得に国内旅行を楽しみたい方は、
サブのマイレージプログラムとして持っておいて損はありません。
ぜひこの機会に、
マイレージプラスで新しい空の旅を始めてみてください。