「年会費無料」だけで選ぶと損をする?
賢いカードの選び方
「ビューカード」は、
JR東日本が発行する「Suica」と、
「クレジット機能」が一体型になったクレジットカードのことです。
ビューカードは、
定番の「「ビュー・スイカ」カード」以外にも、
「JRE CARD」や、
「ルミネカード」など、
10種類以上のカードが発行されているんです。
ライフスタイルに合ったカードを選択するためにも、
すべての「ビューカード」を比較してご紹介します!
2.『年会費無料』『実質無料』のカード
3.『年会費無料』のカードの特徴
4.『年会費実質無料』のカードの特徴
5.年会費の元は取れる?ポイントシミュレーション
6.他にもある!ビューカードの隠れたメリット
7.年会費とカード利用代金
8.ビューカードを解約する方法
9.まとめ
- ページ更新日:11月30日
1.ビューカードの年会費
Suica+クレジット機能がついた「ビューカード」には、
年会費が「かかるカード」、
「かからないカード」、
「条件付きで無料になるカード」の3種類があります。
ここからは、
『年会費無料』もしくは、
『実質年会費無料』として使える、
お得なビューカードを深く掘り下げてご紹介します!
2.『年会費無料』もしくは『実質無料』のカード
ビューカードには全部で10種類以上のカードがありますが、
それらのカードを『年会費の有無』に注目して、
どんなカードが役立つのかを確認しましょう♪
現在、
無条件で「年会費無料」のカードは以下の1種類のみです。
以前あった「ジェクサービュー・スイカカード」などは、
現在「JRE CARD」に統合されています。
また、
いくつかの条件を満たすことで、
「実質年会費無料」や「年会費以上のポイント還元」が狙えるカードは以下の4種類です。
・『「ビュー・スイカ」カード』
・『ルミネカード』
・『ビックカメラSuicaカード』
・『JRE CARD(旧アトレビューSuicaカード等)』
それでは、
どんな人がどのような利用方法でカードを持つとお得になるのでしょうか?
3.『年会費無料』のカードの特徴
現在、
唯一の年会費完全無料カードは『ビューカード スタンダード(リボ)』ですが、
このカードにはどんな特徴があるのでしょうか?
▼【『ビューカード スタンダード(リボ)』とは?】
「ビューカード スタンダード(リボ)」は少し特殊なカードです。
機能は一般的な「ビュー・スイカ」カードとほぼ同じなのですが、
利用料金の支払い方法として『リボルビング払い』しか選択できないことが特徴です。
リボルビング払いは、
返済額を分割して毎月の支払い額を抑えられる代わりに、
手数料(金利)が発生し、
総返済額が多くなってしまう傾向があるので、
この点には十分注意しましょう。
年会費無料にこだわりすぎて、
手数料で損をしてしまっては本末転倒ですので、
仕組みをよく理解した上で検討してくださいね。
4.『年会費実質無料』のカードの特徴
「実質無料」や「年会費以上の価値がある」カードは4種類ありますが、
これらのカードはすべて『満18歳以上』の方で、
『電話連絡の取れる方』が申し込み条件となっています。
▼【一番シンプルなカード『「ビュー・スイカ」カード』】
最も基本となるカードが「ビュー・スイカ」カードです。
年会費が524円(税込)かかりますが、
Suicaへのオートチャージや定期券購入で、
ポイント還元率が1.5%〜3%と非常に高くなるのが特徴です。
以前あったWEB明細によるポイントサービスは終了しましたが、
通勤や通学で定期券を購入する方なら、
ポイント還元だけで年会費の元が簡単に取れてしまいます。
実質的には、
年会費以上の恩恵を受けられるコストパフォーマンスの高いカードです。
▼【『ルミネカード』】
ルミネカードは、
「ルミネ」や「NEWoMan」(ニュウマン)でよく買い物をされる方に便利なカードです。
お会計が常に5%オフになるだけでなく、
年に数回のセール時には10%オフにもなるんです♪
初年度は年会費無料ですが、
2年目以降は年会費として1,048円(税込)がかかります。
しかし、
10%オフの期間中に1万円ちょっとのお買い物をすれば、
割引額だけで1,000円以上になるので、
年会費以上にお得に利用することが出来ます。
▼【『ビックカメラSuicaカード』】
「ビックカメラSuicaカード」は、
「ビックカメラ」「コジマ」をよく利用される方にお得なカードです。
ビックカメラでお買い物をする際、
「Suica」にクレジットチャージを行って、
チャージしたSuicaでお会計を行うことにより、
合計で最大11.5%相当のポイントが付くんです!
初年度の年会費は無料です。
2年目以降は524円(税込)かかりますが、
年1回でもクレジット機能を利用すれば翌年度の年会費が無料になります!
実質年会費無料のクレジットカードとして、
最もハードルが低くおすすめの一枚です♪
▼【『JRE CARD(ジェクサー・アトレ等)』】
かつての「アトレビューSuicaカード」や「ジェクサーカード」などは、
現在「JRE CARD」という名称に統合されています。
「アトレ」や「ジェクサー」などで利用すると、
3.5%という高いポイント還元を受けられるのが特徴です。
初年度の年会費は無料ですが、
2年目からは524円(税込)の年会費が必要になります。
しかし、
アトレなどの駅ビルで年間1万5,000円ほどお買い物をすれば、
ポイント還元だけで年会費分をペイできてしまいます。
よく駅ビルを利用する方には必須のカードですね!
5.年会費の元は取れる?ポイントシミュレーション
「年会費無料のカードのほうが良いのでは?」と迷っている方へ。
実は、
通勤や通学でSuicaを使っている場合、
無料カードを使うよりも年会費を払ったほうが圧倒的にお得になるケースが多いのです。
簡単なシミュレーションをしてみましょう。
・通勤定期券代:1か月1万5,000円
・Suicaへのチャージ:1か月5,000円
合計:2万円/月
この条件で1年間利用した場合、
貯まるポイントは以下のようになります。
▼【一般的な年会費無料カード(還元率0.5%)】
年間利用額:24万円 × 0.5%
獲得ポイント:1,200円分
(年会費0円を引いても、手元に残る利益は1,200円相当)
▼【ビューカード(還元率1.5%〜)】
年間利用額:24万円 × 1.5%
獲得ポイント:3,600円分
(年会費524円を引いても、手元に残る利益は3,076円相当!)
いかがでしょうか?
年会費を払ったとしても、
Suicaを利用する人ならビューカードのほうが、
年間でおよそ2,000円近くもお得になる計算です。
「年会費無料」という言葉だけに囚われず、
トータルでどちらが得かを考えるのが大切ですね♪
6.他にもある!ビューカードの隠れたメリット
ビューカードを選ぶメリットは、
ポイント還元だけではありません。
他の年会費無料カードにはない「隠れたメリット」もご紹介します!
▼【国内旅行傷害保険がついている】
一般的な「年会費無料のクレジットカード」の場合、
海外旅行保険はついていても、
国内旅行保険はついていないことがほとんどです。
しかし、
ビューカードなら、
切符や旅行商品をカードで購入することで、
「国内旅行傷害保険」が付帯されるカードが多いのが特徴です。
国内旅行や帰省の際、
万が一のトラブルに備えられるのは大きな安心材料ですよね。
▼【モバイルSuicaとの相性抜群】
スマホで改札を通れる「モバイルSuica」。
実は、
ビューカード以外のクレジットカードでオートチャージ設定をしようとしても、
そもそも設定ができなかったり、
ポイント還元率が低かったりすることがあります。
「残高不足で改札で止められたくない!」
「スマホ一つで快適に移動したい!」
という方には、
オートチャージがスムーズにできるビューカードが最強のパートナーになりますよ♪
7.年会費とカード利用代金
それぞれのクレジットカードの年会費やカード利用代金は、
どのタイミングで引き落とされるのでしょうか?
年会費は、
カードの利用代金と一緒に、
入会月の翌々月の4日(4日が金融機関が休業日の場合は翌営業日)に、
指定した口座から自動的に引き落とされます。
カードの解約を考えている方で、
次年度の年会費を払う前に解約したいという場合、
年会費引き落とし月の前月末までに解約手続きを完了することで、
年会費を支払う必要がなくなります。
8.ビューカードを解約する方法
ビューカードを解約したいと思ったらどうすればいいのでしょうか?
解約の手続きは、
「退会届」を電話で取り寄せる、
もしくはインターネットで「退会届」をダウンロードして郵送するという流れになります。
カードの種類や発行会社によって、
問い合わせ先・手続きの方法が異なるので、
所有しているカードの解約方法を確認してから手続きを行うようにしてください。
解約方法は、
それぞれのカードのホームページ、
もしくはカード裏面のお問い合わせセンターで確認することができます。
また、
自動音声手続きではビューカードの暗証番号が必要になるので、
必ず事前に暗証番号を確認しておくようにしましょう。
9.まとめ
ビューカードを、
年会費無料・実質無料のものに注目してご紹介しました!
年会費の有無は、
カードを選ぶ際の重要な基準となりますが、
一番大切なのは自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことですね!
ライフスタイルに合ったカードを選ぶことで、
年会費が有料だとしても、
それ以上の恩恵(ポイント還元や割引)を受けることができます。
Suicaが付属するクレジットカード選びは、
ぜひ慎重に検討してみてくださいね♪